• 設立年月日
    2021年6月3日
  • 代表者
    Kevin Ali
  • アメリカ合衆国
  • 所在地
    30 Hudson Street, Jersey City, New Jersey 07302, USA

オルガノン株式会社のウィメンズヘルスのリーディングカンパニーへの挑戦

オルガノン株式会社は、2021年6月にMSDから分社独立し、ウィメンズヘルスに注力するグローバルヘルスケア企業として新たなスタートを切りました。
「すべての女性に、より豊かで、より健やかな毎日を」というビジョンのもと、日本の医療に貢献することを目指しています。
オルガノンの強みは、ウィメンズヘルス領域における豊富な経験と専門知識です。
避妊薬や不妊症治療薬など、女性の健康に関する幅広い製品ラインナップを有しています。

特筆すべき製品の一つが、子宮筋腫治療薬「レルゴリクス」です。
この薬剤は、GnRHアンタゴニストとして作用し、子宮筋腫に伴う症状の改善に効果を示しています。
また、不妊治療の分野では、調節卵巣刺激薬「ゴナールエフ」を提供しています。
これらの製品を通じて、オルガノンは女性特有の健康課題に対する包括的なソリューションを提供しています。

オルガノンの特徴的な方針として、「Her Equity(女性のための平等)」「Her Planet(女性のための地球環境)」「Her Trust(女性のための信頼)」の3つの領域に重点を置いていることが挙げられます。
これらの方針は、単に製品を提供するだけでなく、社会全体で女性の健康と平等を推進することを目指しています。

代表取締役社長の櫻井亮太氏のリーダーシップのもと、オルガノンは日本市場においてウィメンズヘルス領域のリーディングカンパニーとなることを目指しています。
その実現に向けて、新薬の開発や既存薬の適応拡大、啓発活動など、多角的なアプローチを展開しています。

オルガノンの多様な製品ポートフォリオと研究開発への注力

オルガノンの製品ポートフォリオは、ウィメンズヘルス領域を中心に、循環器、呼吸器、皮膚、中枢神経系疾患など、幅広い領域をカバーしています。
この多様性は、MSDから引き継いだ長年の実績ある製品群と、新たに開発された革新的な医薬品によって支えられています。

ウィメンズヘルス領域では、先述の「レルゴリクス」や「ゴナールエフ」に加え、経口避妊薬「マーベロン」も提供しています。
「マーベロン」は、低用量ピルとして多くの女性に選択されており、避妊効果だけでなく月経困難症の改善にも効果を示しています。

循環器領域では、高コレステロール血症治療薬「ゼチーア」を展開しています。
「ゼチーア」は、コレステロール吸収阻害剤として、他の脂質異常症治療薬との併用療法で広く使用されています。

研究開発においては、ウィメンズヘルス領域に特化した新薬の開発に注力しています。
特に、更年期障害や子宮内膜症などの分野で、新たな治療選択肢の創出を目指しています。
また、既存薬の新たな適応拡大にも取り組んでおり、女性の健康に関する未充足のニーズに応えるべく、継続的な研究開発を行っています。

オルガノンの研究開発の特徴は、外部パートナーとの協業にも積極的に取り組んでいることです。
大学や研究機関、ベンチャー企業との連携を通じて、革新的な技術や知見を取り入れ、より効果的かつ安全な医薬品の開発を進めています。

オルガノンの患者中心のアプローチと社会貢献活動

オルガノンは、単に医薬品を提供するだけでなく、患者さんの視点に立った包括的なアプローチを重視しています。
その一環として、デジタル技術を活用した患者支援プログラムの開発や、医療従事者向けの教育プログラムの提供など、多角的な取り組みを行っています。

例えば、不妊治療を受ける患者さんのためのスマートフォンアプリを開発し、治療スケジュールの管理や情報提供を行っています。
このアプリは、患者さんの治療への理解を深め、アドヒアランスの向上にも貢献しています。

また、女性特有の健康課題に関する啓発活動にも力を入れています。
子宮筋腫や子宮内膜症など、まだ社会的認知度が低い疾患について、一般向けのセミナーや情報サイトを通じて正しい知識の普及に努めています。

社会貢献活動としては、「Her Equity」の理念のもと、途上国における女性の健康支援プログラムを展開しています。
例えば、アフリカの一部の国々で、家族計画や妊産婦ケアに関する支援を行っています。
これらの活動は、グローバル企業としての責任を果たすとともに、世界中の女性の健康向上に寄与することを目指しています。

さらに、「Her Planet」の観点から、環境負荷の低減にも取り組んでいます。
製造過程での CO2 排出量の削減や、環境に配慮した包装材の使用など、持続可能な事業運営を推進しています。

organonの商品

プロペシア1mgの商品画像
販売価格 11,480円~
1錠 344円~

プロペシア1mgとは プロペシア1mgは、 男性型脱毛症(AGA) の治療に用いられる内服薬です。 有効成分として フィナステリド1mg を含有しており、 AGAの進行を抑制する 効果が期待できます。 この薬剤は、AGAに悩む成人男性のために開発された治療薬で、1日1回の服用で効果を発揮します。 フィナステリドは元々前立腺肥大症の...

有効成分
フィナステリド
セラゼッタ0.075mgの商品画像
販売価格 2,780円~
1錠 60円~

セラゼッタ0.075mgとは セラゼッタ0.075mgは、有効成分であるデソゲストレル0.075mgを含有し、エストロゲンを含まない黄体ホルモン単剤のピルです。 ミニピルとは、黄体ホルモンのみを含む低用量の経口避妊薬を指します。 セラゼッタは、従来のピルと異なり、エストロゲンを含まないため、エストロゲン関連の副作用リスクが...

有効成分
デソゲストレル

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    オルガノンはどこの国の製品ですか?
    回答:

    オルガノンは製品名ではなく、米国ニュージャージー州に本社を持つ、女性の健康に特化した製薬企業の名前です。
    「Her Equity(女性のための平等)」「Her Planet(女性のための地球環境)」「Her Trust(女性のための信頼)」の3つの領域に重点を置いており、全世界に140か所以上の拠点、約1万人の従業員がいます。

  • 質問:
    オルゴノンはどこにありますか?
    回答:

    オルガノンは女性の健康に特化した製薬企業で、米国ニュージャージー州にグローバル本社があります。
    日本法人のオルガノン株式会社は東京都港区に本社があり、以下の主力商品があります。
    1.アズマネックス(R)ツイストヘラー(R): 喘息治療薬
    2.アトーゼット(R)配合錠: アトピー性皮膚炎治療薬
    3.ガニレスト(R)皮下注: 乳がん治療薬
    4.シングレア(R)錠: アレルギー性鼻炎治療薬

  • 質問:
    オルガノンの社長は誰ですか?
    回答:

    オルガノン日本法人の代表取締役社長は櫻井 亮太氏です。
    また本社であるOrganonのCEOはKevin Ali(ケビン アリ)氏です。
    Kevin氏は、Merck(メルク)で30年以上のキャリアを持ち、様々なリーダーシップの役割を果たしてきました。
    特にMerckの国際ビジネスの社長として、米国外の商業市場を担当し、同社の成長された重要な要因をつくっています。

  • 質問:
    オルガノンは販売移管しましたか?
    回答:

    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国およびカナダ以外ではMSD)では2021年6月にOrganon & Co.を分社化しました。
    それにともない、販売品目の移管がされています。
    日本においてもMSD株式会社からオルガノン株式会社に順次販売移管がされました。

  • 質問:
    なぜ薬がないのでしょうか?
    回答:

    日本で販売されている医療用医薬品だけでも約1万3000品目もの薬が製造されています。
    薬は製造するだけでも品目ごとに国の承認を得ないといけないのですが、販売に際しても手続きが必要です。
    例えば、2021年にMSDからオルガノンに販売品目の移管がされましたが、数年かけて移管がされています。
    薬がなくなったとしてもすぐに対応できない様々な理由があるのです。

  • 質問:
    なぜ薬が供給不足になるのでしょうか?
    回答:

    薬を製造するには、品目ごとに国の承認が必要ですし、販売する際にも手続きが必要です。
    たとえば、2021年にはMSDからオルガノンに販売品目の移管が行われましたが、このプロセスには数年かかりました。
    日本国内では、医療用医薬品だけでも約1万3000品目が販売されています。
    このため、すべての薬を切れ目なく流通させるには、非常に多くの努力が必要です。

  • 質問:
    なぜ処方箋がないと薬はもらえないのか?
    回答:

    処方箋が必要な薬は「医療用医薬品」と呼ばれます。
    これらの薬は効果が強い分、副作用のリスクも高いため、医師や薬剤師の指導のもとで正しく使う必要があります。
    また、1万以上の薬から適切な薬を選ぶためには、処方箋が重要です。
    処方箋はミスを防ぐための工夫が施されており、正確に薬を提供するための大切な仕組みです。

  • 質問:
    残薬は社会問題になっていますか?
    回答:

    残薬は医療費増加の一因となっており、社会問題化しています。
    医療費の中で薬剤費は約2割を占めており、残薬が医療費を押し上げていると考えられます。
    特に残薬の多くは医療用医薬品で、これには1万以上の品目があります。
    そのため、これらの薬の需要を正確に予測するのは非常に難しいです。
    さらに、薬には使用期限があるため、適正な在庫管理が困難な面もあります。

  • 質問:
    残薬は医師に伝えるべきですか?
    回答:

    飲み忘れや飲み残しによる残薬が家庭で多く見られ、これが病気が完治しない原因の一つになっています。
    再診時に病気が再発したり悪化したりしている場合、医師は治療方針や薬の変更を検討します。
    処方された薬をきちんと飲まなかったことが原因の可能性を医師が知っていれば、正しい判断がしやすくなります。

  • 質問:
    薬剤師がなぜ薬について聞いてくるのですか?
    回答:

    病院で処方される医療用医薬品は1万3000を超える品目があり、中には似た様な名前や成分量が異なるものもあります。
    薬剤師は、処方された薬の名前が間違っていないか確認したり、患者さんが普段飲んでいる薬の情報を医師に伝え忘れていないか確認します。
    こうした確認を行った上で、処方箋通りの薬を渡すかどうかを最終的に判断しています。

  • 質問:
    薬局で残った薬はもらえますか?
    回答:

    薬局で渡される薬の多くは医療用医薬品で、処方箋が必要です。
    そのため、薬が余っても処方箋がないと薬をもらったりすることはできません。
    また、薬局は販売時の記録(品名、数量、販売日時、購入者の氏名など)を2年間保存し、在庫の異常や廃棄した薬に関する記録を3年間保存する必要があります。

  • 質問:
    病院でもらった薬は薬局で一包化できますか?
    回答:

    2017年の調査によると、高齢者の中には一度に10種類以上の薬を処方される方が約1割いることがわかりました。
    こんなにたくさんの薬を管理するのは難しく、どれを飲んでいるのか、どれを飲んでいないのかがわからなくなりがちです。
    この問題を解決するために「一包化」という方法があります。
    一包化では、複数の薬を一回分ずつ個別に包装してくれます。
    通常、一包化を希望する場合は医師に処方箋に指示を書いてもらう必要がありますが、薬局でも一包化サービスを提供していることがあります。
    詳しくは、薬局に相談してみてください。

  • 質問:
    病院で余った薬はどうすればいいですか?
    回答:

    医師から処方された薬は、飲み忘れや病院の受診間隔などで余ってしまうことがあります。
    特に高齢者の方では、多くの方が飲み残しの経験があるとされています。
    余った薬がある場合は、薬局に持って行くのがおすすめです。
    薬局では、余った薬を再利用できるサービスを提供していることがあり、品質に問題がなければ、次回の処方量を調整するために医師に連絡してくれることがあります。

  • 質問:
    薬の説明書は捨ててもいいですか?
    回答:

    医療用医薬品には説明書が付いていませんが、処方時に薬剤師から説明があります。
    その内容をしっかり覚えておきましょう。
    一方、一般用医薬品(OTC医薬品)には、説明書や外箱に服用方法、副作用、保管方法などの重要な情報が書かれています。
    これらの説明書や外箱は、薬を使い切るまで保管して、必要な時に確認できるようにしましょう。

  • 質問:
    置き薬は使ってなくてもいいの?
    回答:

    置き薬、または配置薬とは、家庭に必要な薬をあらかじめ置いておく便利なサービスです。
    子どもが小さくて外出が難しい時や、すぐに薬が必要な時に、家に置き薬があれば、必要な分だけをその場で使えてとても便利です。
    代金は使った分だけで、使わなかった分は支払う必要がないので、安心して利用できます。

  • 質問:
    薬は何年くらい持つ?
    回答:

    薬は未開封で適切に保管されていれば、製造から数年は効き目が保たれるように作られています。
    しかし、インターネットや店舗で購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)には外箱に使用期限が記載されていますので、それに従って使用しましょう。
    病院で処方された医療用医薬品には使用期限が書かれていないことが多いので、処方された期間内に使い切ることが基本です。

  • 質問:
    病院でもらった薬は何年もつ?
    回答:

    病院でもらった薬には使用期限が記載されていないことがありますが、全ての薬には効果が保証される期限があります。
    病院や薬局では、薬を適切に管理し、使用期限を守って渡していますので、正しく服用していれば期限を過ぎることはありません。
    もし飲み忘れや余った薬がある場合は、薬局で相談すると良いでしょう。

  • 質問:
    薬は冷蔵庫に保管してもいいですか?
    回答:

    薬を冷蔵庫に保管するのは多くの場合誤りです。
    一般的な薬は湿気に弱いため、冷蔵庫からの出し入れで生じた結露の水分が薬の成分に悪影響を及ぼすからです。
    「冷所保管」するよう指示された薬は冷蔵庫に保管していただけます。

  • 質問:
    薬局以外でオンライン服薬指導はできますか?
    回答:

    2019年には、オンライン服薬指導が調剤を行った薬局内でのみ実施できることが認められました。
    しかし、2022年に法律が改正され、薬局に所属し調剤を担当する薬剤師と連絡が取れる場所であれば、薬局以外でもオンライン服薬指導が可能になりました。
    これにより、例えばオンライン診療を受けたクリニックでも服薬指導を受けることができるようになりました。

  • 質問:
    オンラインで服薬指導は受けられますか?
    回答:

    これまで、薬の服薬指導は対面で行うことが基本とされていましたが、2019年に薬機法が改正されて、オンラインでの服薬指導も認められるようになりました。
    また、オンライン服薬指導では、映像と音声を使って行うことが原則です。
    これは、服薬指導の内容を正確でわかりやすく伝えるためです。