リーマンの製薬会社画像
  • 英語表記
    Riemann
  • 設立年月日
    1979年
  • デンマーク

多汗症対策のパイオニア、リーマンの創業と成長

リーマンは、1979年にデンマークで創業された制汗剤メーカーです。
創業者のClaus Riemannが、妹のBodilの足の多汗症に悩まされていたことがきっかけとなり、効果的な制汗剤の開発に乗り出したことが、会社設立の原点となりました。

リーマンの代表的な製品ブランドである「Perspirex」は、多汗症に悩む人々に画期的な解決方法をもたらしました。
Perspirexは、通常の制汗剤よりも強力で長時間持続する効果が特徴で、特に脇の下、手のひら、足の裏などの過剰な発汗に悩む人々のQOLを大きく向上させました。

創業以来、リーマンは「客観的に識別可能な効果」を持つ製品、つまり使用者が自分で効果を実感できる製品の開発に注力してきました。
この理念は、科学的なアプローチと顧客満足度の向上を両立させる原動力となり、成長を支えてきました。

Perspirexの成功を足がかりに、リーマンは製品ラインナップを拡大し、様々な発汗関連の問題に対応する製品を開発しました。
例えば、「Perspirex Comfort」は敏感肌用に開発された制汗剤で、肌への刺激を最小限に抑えながら効果的な発汗抑制を実現しています。
また、「Perspirex Strong」は、特に重度の多汗症に悩む人々向けに開発された超強力タイプの制汗剤です。

リーマンの成長戦略の特徴は、ニッチ市場に特化しつつ、その分野でトップブランドとしての地位を確立することでした。
多汗症対策という特定の問題に焦点を当てることで、リーマンは専門性の高い製品開発と効果的なマーケティングを展開することができました。

現在、Perspirex製品は30以上の国で販売されており、特にヨーロッパ市場で強いプレゼンスを持っています。
薬局、ドラッグストア、食料品店など、幅広い販売チャネルを通じて消費者に届けられています。

リーマンの成功は、多汗症という一般的にはタブー視されがちな問題に正面から取り組み、効果的なソリューションを提供し続けてきたことにあります。
同社の製品は、単に発汗を抑制するだけでなく、使用者の自信を回復し、社会生活の質を向上させるという点で、大きな価値を提供しています。

2017年、リーマンはOrklaグループの一部となり、リーマンはより大きな資源と販売ネットワークにアクセスできるようになり、製品開発と市場拡大のペースを加速させています。

科学的アプローチと製品イノベーションによるリーマンの研究開発戦略

リーマンの成功の背景には、その徹底した科学的アプローチと継続的な製品イノベーションがあります。
同社の研究開発戦略は、多汗症の根本的な原因を理解し、それに効果的に対処する製品を開発することに焦点を当てています。

リーマンの研究開発チームは、皮膚科学、生理学、化学など、多岐にわたる分野の専門家で構成されており、学際的なアプローチにより、多汗症のメカニズムを多角的に分析し、より効果的な解決策を見出すことが可能となりました。
同社の主力製品である「Perspirex」の開発過程は、リーマンの研究開発アプローチを象徴しています。
Perspirexの有効成分である塩化アルミニウムは、汗腺の開口部を一時的に閉じることで発汗を抑制します。
リーマンの研究チームは、この成分の効果を最大化し、同時に肌への刺激を最小限に抑える製剤技術を開発しました。

例えば、「Perspirex Comfort」の開発では、敏感肌用の特殊な製剤技術が用いられています。
この製品には、塩化アルミニウムの効果を維持しながら、肌を保護し、刺激を軽減する成分であるアロエベラエキスやパンテノールなどの保湿成分を添加することで、肌の乾燥や炎症を防ぐ工夫がなされています。

リーマンの研究開発プロセスの特徴は、実験室での研究と実際の使用者からのフィードバックを連携させていることです。
新製品の開発段階では、多数のボランティアによる使用テストが行われ、効果の持続時間や使用感、副作用の有無などが詳細に評価され、これが製品の改良や新製品の開発に活かされています。

最近の研究開発の成果として、「Perspirex Absolute」が挙げられます。
この製品は、従来の制汗剤よりもさらに長時間の効果を実現しており、1回の使用で最大5日間の効果が持続するとされており、この持続性は業界では画期的なものとなっています。

また、リーマンは、制汗剤の効果だけでなく、使用感や香りなどの感覚的な側面にも注力しています。
例えば、「Perspirex Fresh」シリーズでは、爽やかな香りと快適な使用感を実現するために、特殊な香料技術が用いられています。
これにより、制汗効果と快適な使用感の両立を図っています。

このようにリーマンの研究開発戦略は、科学的な厳密さと市場ニーズへの敏感な対応を両立させることで、継続的なイノベーションを実現しています。
この戦略により、リーマンは多汗症対策市場でのリーダーシップを維持し、顧客に高い価値を提供し続けています。

リーマンの国際展開と販売ネットワークによる グローバル市場戦略

リーマンは、デンマークを拠点としながら、グローバル市場での存在感を着実に高めています。
同社の主力ブランドである「Perspirex」は、現在30カ国以上で販売されており、特にヨーロッパ市場で強いプレゼンスを持っています。
リーマンのグローバル市場戦略は、地域ごとのニーズに合わせた製品開発と販売戦略、効果的な販売チャネルの構築、そして戦略的なパートナーシップの活用を柱としています。

リーマンのグローバル展開の特徴は、各市場の特性に合わせたアプローチを取っていることです。
例えば、北欧市場では、寒冷地特有の発汗問題に対応した製品ラインナップを展開しています。
「Perspirex Winter」は、寒冷環境下での急激な温度変化による発汗を抑制する特殊な製剤を使用しており、スキーヤーやウィンタースポーツ愛好家から高い評価を得ています。

一方、南欧市場では、高温多湿の気候に適した製品開発に注力しています。
「Perspirex Mediterranean」シリーズは、強い日差しと高湿度環境下でも長時間の効果を維持する製剤を採用しており、地中海沿岸諸国で人気を集めています。
リーマンの販売ネットワークは、主に薬局、ドラッグストア、食料品店を中心に構築されています。
特に、薬局での販売に力を入れており、専門的なアドバイスが必要な多汗症患者に直接アプローチできる利点を活かしています。
例えば、ドイツ市場では、大手薬局チェーンとの独占販売契約を結び、薬剤師による製品説明と顧客サポートを強化しています。

また、リーマンは近年、eコマースチャネルの強化にも注力しています。
自社のオンラインストアに加え、Amazon・eBay・Zalandoなどの主要なeコマースプラットフォームでの販売も拡大しています。
特に、「Perspirex Direct」というオンライン専用ブランドを立ち上げ、デジタルマーケティングを活用した直接販売モデルを展開しています。

リーマンのグローバル戦略の重要な要素として、戦略的パートナーシップの活用が挙げられます。
2017年にOrklaグループの一員となったことで、リーマンは北欧を中心とした強力な販売ネットワークにアクセスできるようになりました。
これにより、特に北欧市場でのシェア拡大が加速しています。

リーマンのマーケティング戦略も、グローバル展開に合わせて進化しています。
ソーシャルメディアを活用したインフルエンサーマーケティングや、ユーザー生成コンテンツの活用など、デジタル時代に適応したアプローチを採用しています。

リーマンのブランド戦略とマーケティング

リーマンは、制汗剤市場において独自のブランド戦略とマーケティングアプローチを展開しています。
同社の主力ブランドである「Perspirex」は、「客観的に識別可能な効果」という創業者の理念を体現し、効果を実感できる製品として消費者の信頼を獲得しています。

リーマンのブランド戦略の核心は、多汗症という特定の問題に焦点を当てた専門性にあります。
一般的な制汗剤とは異なり、Perspirexは医療的なニーズに応える製品として位置づけられ、薬局やドラッグストアを主要な販売チャネルとしています。

マーケティングにおいては、教育的なアプローチを重視しています。
多汗症に関する啓発活動を通じて、問題の認識を高め、同時に解決策としてのPerspirexの認知度を向上させています。
皮膚科医との協力による情報提供や、ソーシャルメディアを活用した体験談の共有などを積極的に行っています。

また、リーマンは製品デザインにも注力しています。
Perspirexの包装は、清潔感と効果的なイメージを強調したミニマルなデザインを採用し、競合製品との差別化を図っています。
この独特のビジュアルアイデンティティは、店頭での視認性を高め、ブランドの記憶度を向上させる効果をもたらしています。

リーマンのブランド戦略とマーケティングアプローチは、ニッチ市場におけるリーダーシップの確立と、顧客との強い信頼関係の構築に大きく貢献しています。

リーマンの商品

パースピレックスコンフォートの商品画像
販売価格 2,582円~
1ml 101円~

パースピレックスコンフォートとは パースピレックスコンフォートは、有効成分として塩化アルミニウムを8%含有し、脇の下や手足の多汗症、軽度のワキガに効果を発揮する医療用制汗剤です。 この製品は、通常の制汗剤では効果が不十分な方や、仕事や趣味でアクティブな生活を送る方、濃い色の服を着用する際に汗ジミが気にな...

有効成分
塩化アルミニウム 乳酸アルミニウム
パースピレックスローションの商品画像
販売価格 3,080円~
1ml 24円~

パースピレックスローションとは パースピレックスローションは、デンマークの製薬会社リーマンが開発した医療用制汗剤です。 この製品は、有効成分として塩化アルミニウムを含み、特に多汗症や体臭の管理に効果的です。 パースピレックスは、汗腺に物理的に「フタ」をすることによって発汗を抑制する独自のメカニズムを持...

有効成分
塩化アルミニウム

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    なぜ薬がないのでしょうか?
    回答:

    「薬」と一口に言っても、病院で処方される医療用医薬品から、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品や、日焼け止め・制汗剤などの医薬部外品まで、様々な種類があります。これらは人体に与える影響の強さによって異なります。
    一方、薬を製造する製薬会社は、一般の消費財メーカーとは異なり、規制やルールが非常に多く、簡単に製品の種類を変更して製造することができません。
    そのため、特定の薬が一時的に供給できない事態が発生することもあります。

  • 質問:
    なぜ薬が供給不足になるのでしょうか?
    回答:

    薬は需要を予測して製造計画を立てていますが、予測できない病気が発生することもあります。
    また、薬には医療用医薬品、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品、日焼け止めや制汗剤などの医薬部外品といった様々なカテゴリーがあり、それぞれが人体に与える影響の強さによって分類されています。
    これにより、急に需要が増えた場合の対応が難しくなることがあります。

  • 質問:
    なぜ処方箋がないと薬はもらえないのか?
    回答:

    処方箋が必要な医薬品は効果が高い反面、副作用のリスクも大きいため、処方箋と引き換えに手に入る仕組みになっています。
    一方、一般用医薬品や日焼け止めや制汗剤などの医薬部外品などは、副作用のリスクが少ないため、処方箋なしでもドラッグストアや量販店、インターネットなどで購入することができます。

  • 質問:
    残薬は社会問題になっていますか?
    回答:

    残薬は以下の理由で社会問題になっています。
    まず一つ目に、医療費の増加があります。
    医療費の中で薬剤費は約2割を占めており、残薬がこの医療費を押し上げていると考えられています。
    二つ目は、患者が飲み忘れや飲み残しをしたことによる治療効果の低下。
    これらの問題は密接に関係しているため、解決が必要です。

  • 質問:
    残薬は医師に伝えるべきですか?
    回答:

    医師は患者さんが処方された薬をきちんと飲むことを前提に治療計画を立てています。
    再診時に病気が再発したり悪化した場合、医師は治療方針を見直し、薬の変更も考えます。
    処方された薬を飲み切らなかった可能性を医師が知っていれば、正しい判断を下しやすくなります。

  • 質問:
    薬剤師がなぜ薬について聞いてくるのですか?
    回答:

    薬剤師は、処方箋に書かれた薬を調剤する際に、医師が処方した薬の名前が正しいか確認したり、患者さんが普段飲んでいる薬を医師に伝え忘れていないかを確認します。
    また、処方箋が必要ない一般用医薬品や日焼け止め、制汗剤などの知識も持っており、患者さんの悩みに合った適切な薬や製品を提案することもあります。

  • 質問:
    薬局で残った薬はもらえますか?
    回答:

    薬局で取り扱う薬の多くは医療用医薬品で、処方箋が必要です。
    したがって、たとえ薬が余っても、処方箋がないとお渡しすることはできません。
    また、処方箋が不要な一般用医薬品や、日焼け止め・制汗剤などの医薬部外品も、正確な記録が必要なため、余ったからといって無料で渡すことはできません。

  • 質問:
    病院でもらった薬は薬局で一包化できますか?
    回答:

    たくさんの種類の薬を処方されると、取り出すのが大変で、どれを飲んだかがわからなくなることがあります。
    実際、高齢者では、一度に10種類以上の薬を処方されることが約1割の割合で見られます。
    この様な場合、混乱するだけでなく、飲み忘れや残薬の原因にもなりかねません。
    この問題を解決するために、「一包化」という方法があります。
    これは、複数の薬を一回分ずつ個別に包装する方法です。
    通常、一包化を希望する場合は医師に処方箋に指示を書いてもらう必要がありますが、薬局で一包化調剤のサービスを提供していることもあります。
    詳しくは、薬局に相談してみてください。

  • 質問:
    病院で余った薬はどうすればいいですか?
    回答:

    医師から処方された薬は、基本的には全て飲み切るべきですが、飲み忘れなどで薬が余ってしまうこともあります。
    その場合、医師に直接伝えるのが難しいこともありますよね。
    そんな時は、余った薬を薬局に持って行くのがおすすめです。
    薬局では、余った薬を再利用するサービスを提供していることがありますし、品質に問題がなければ、次回の処方量を調整するために医師に連絡してくれることもあります。

  • 質問:
    薬の説明書は捨ててもいいですか?
    回答:

    一般用医薬品(OTC医薬品)や、日焼け止め・制汗剤などの医薬部外品には、使用方法や注意点が書かれた説明書が必ず付いています。
    これらの説明書は、薬を使い切るまで保管し、必要な時に確認できるようにしましょう。
    医療用医薬品については、処方時に説明があるので、その指示をしっかり覚えておきましょう。

  • 質問:
    置き薬は使ってなくてもいいの?
    回答:

    置き薬とは、家庭や会社に薬を常備しておくシステムで、江戸時代から続いている便利な仕組みです。
    ドラッグストアが多くなった現代でも、例えば子どもが小さくて外出が難しい方や、急に体調が悪くなった時にすぐに薬が必要な場合に便利です。
    使った分だけ料金を支払うので、非常に助かるシステムです。

  • 質問:
    薬は何年くらい持つ?
    回答:

    インターネットなどで購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)や、日焼け止め・制汗剤などの医薬部外品には、外箱に使用期限が記載されています。
    これを守って使用しましょう。
    病院で処方された医療用医薬品には使用期限が書かれていないことが多いですが、基本的には処方された期間内に使い切るようにしましょう。
    薬は未開封の状態であれば、製造から数年は効き目が保たれるように作られていますが、保管条件によっては短くなることがあります。

  • 質問:
    病院でもらった薬は何年もつ?
    回答:

    病院でもらう薬には使用期限が書かれていませんが、実際にはすべての薬には使用期限が設定されています。
    薬剤師はこの期限を超えないように注意して処方しているので、安心してお使いください。
    もし飲み忘れや余った薬がある場合は、薬局で相談しましょう。

  • 質問:
    薬は冷蔵庫に保管してもいいですか?
    回答:

    薬を冷蔵庫に保管するのは多くの場合は間違っています。
    一般的な薬は湿気に弱いため、冷蔵庫からの出し入れにより温度・湿度が変化して結露が生じることがあります。
    生じた結露の水分が薬の成分に悪影響を及ぼします。
    そのため温度変化が緩やかな常温での保管が推奨されています。
    「冷所保管」するよう指示された薬は冷蔵庫に保管していただけます。

  • 質問:
    薬局以外でオンライン服薬指導はできますか?
    回答:

    オンライン服薬指導は、以前は調剤を行った薬局内でしかできませんでしたが、2022年からは、薬局に所属し調剤を担当する薬剤師と連絡が取れる場所であれば、薬局以外でも実施できるようになりました。
    例えば、オンライン診療を行ったクリニックで、そのままオンライン服薬指導を受けて、薬を配送してもらうことも可能です。

  • 質問:
    オンラインで服薬指導は受けられますか?
    回答:

    2019年に改正された薬機法によりオンライン服薬指導が可能になりました。
    また、オンラインによる服薬指導は、映像と音声によるものが原則でしたが、新型コロナ渦の際は緊急的な措置により音声のみでの服薬指導が可能な緩和措置になっていました。
    現在は緩和措置期間が終了し、再度映像と音声が必要になっています。

  • 質問:
    処方箋なしで買える薬はなんて呼ばれますか?
    回答:

    処方箋が必要な医薬品は医療用医薬品と呼ばれています。
    処方箋なしで購入できる薬は、OTC医薬品と呼ばれる、一般用医薬品があります。
    日焼け止めや制汗剤などの医薬部外品も、インターネットやドラッグストアで入手することができます。
    また数は少ないのですが、医療用医薬品に比べ、効能、効果や副作用が人体に対してマイルドで安全な、要指導医薬品も処方箋なしで入手できます。

  • 質問:
    オンライン服薬指導は電話のみでもいいですか?
    回答:

    薬剤師が行う服薬指導が必要な薬は、使用方法を誤ると副作用などのリスクが高いため、情報を正確に伝えるために、オンライン服薬指導は映像と音声の両方を使用することがルールです。
    コロナ渦の間は緊急避難措置として、電話だけでの服薬指導も許可されていましたが、現在はこの措置が解除され、再び映像と音声の両方が必要とされています。

  • 質問:
    オンライン服薬指導で薬を受け取る方法は?
    回答:

    オンラインで薬を受け取るには、まず病院で受診して処方箋をもらう必要があります。
    処方箋を薬局に送ったら、オンラインで服薬指導を受けます。
    服薬指導を終えたら、オンラインで支払いを済ませることで、薬が自宅に配送されます。

  • 質問:
    オンライン服薬指導を受けている人の割合は?
    回答:

    オンライン服薬指導はまだ普及が進んでおらず、利用率は約5~6%です。
    その理由の一つは、オンライン服薬指導を受けるにはまず病院で診察を受けて処方箋をもらう必要があるからです。
    しかし、オンライン診療を行っているクリニックでは、そのままオンライン服薬指導を受けることができます。
    こうした場合は処方箋を送る手間が省けるので、より利用しやすくなります。