メルク

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英語表記Merck
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設立年月日1668年
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代表者Robert M. Davis
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国アメリカ合衆国
355年の歴史を持つ革新的な製薬企業メルク
メルク(米国およびカナダ以外ではMSDとして知られる)は、1668年に創業された世界有数の製薬会社です。
355年以上の歴史を持つメルクは、常に科学技術の最前線に立ち、人類の進歩に貢献してきました。
メルクの起源は、1668年にドイツのダルムシュタットで設立されたエンゲル薬局にさかのぼります。
その後、1891年にアメリカに進出し、現在のメルクの基礎を築きました。
第一次世界大戦後、アメリカのメルクはドイツの親会社から分離され、独立した企業として発展を遂げました。
メルクは長い歴史の中で、多くの画期的な医薬品が開発されてきました。
1944年には、ストレプトマイシンの大量生産に成功し、結核治療に革命をもたらしました。
1950年代には、副腎皮質ホルモン製剤の開発で画期的な成果を上げ、炎症性疾患の治療に大きく貢献しました。
現在、メルクは世界65カ国以上で事業を展開し、従業員数は約62,000人を超えています。
2023年の売上高は210億ユーロに達し、世界の製薬企業の中でもトップクラスの規模を誇ります。
メルクの企業理念は「Curious minds dedicated to human progress(人類の進歩に捧げる好奇心)」です。
この理念のもと、メルクは常に新しい挑戦を続け、革新的な医薬品やワクチンの開発に取り組んでいます。
メルクの強みは、多様な事業ポートフォリオにあります。
主要な事業セクターとして、ライフサイエンス、ヘルスケア、エレクトロニクスの3つを展開しています。
この多角的な事業展開により、市場の変化に柔軟に対応し、安定した成長を実現しています。
メルクの革新的な医薬品開発と主力製品
メルクは、革新的な医薬品の開発と提供を通じて、世界中の患者のQOLを向上させることを使命としています。
同社の研究開発は、がん、感染症、心血管疾患、糖尿病、そして免疫関連疾患など、幅広い治療領域をカバーしています。
メルクの主力製品の一つに、がん免疫療法薬「Keytruda」があります。
Keytruda は、PD-1阻害薬として知られ、様々な種類のがんの治療に使用されています。
特に、非小細胞肺がん、悪性黒色腫、頭頸部がんなどで顕著な効果を示しており、がん治療の革命的な進歩をもたらしました。
2023年には、Keytruda の売上高が200億ドルを突破し、メルクの収益の大きな柱となっています。
また、2型糖尿病治療薬「Januvia」と「Janumet」も、メルクの重要な製品です。
これらの薬剤は、DPP-4阻害薬として知られ、血糖値のコントロールに効果を発揮します。
世界中の多くの糖尿病患者の治療に貢献しています。
感染症の分野では、HPVワクチン「Gardasil」が注目を集めています。
Gardasilは、子宮頸がんや他のHPV関連がんの予防に効果があり、世界中で広く使用されています。
心血管領域では、高コレステロール血症治療薬「Zetia」や「Vytorin」が、動脈硬化の予防に貢献しています。
これらの薬剤は、コレステロールの吸収を抑制し、心臓病や脳卒中のリスクを低減させる効果があります。
メルクは、新しい治療法の開発にも積極的に取り組んでいます。
例えば、がん治療の分野では、TIGIT阻害薬やLAG-3阻害薬など、次世代の免疫チェックポイント阻害薬の開発を進めています。
また、COVID-19に対しても、抗ウイルス薬「molnupiravir」を開発し、パンデミック対策に貢献しています。
メルクの研究開発戦略の特徴は、外部との連携を積極的に推進していることです。
大学や研究機関、バイオテクノロジー企業との共同研究や戦略的提携を通じて、革新的な技術や知見を取り入れています。
このオープンイノベーションのアプローチにより、研究開発の効率化と成功確率の向上を図っています。
さらに、メルクは個別化医療の実現にも注力しています。
遺伝子解析技術やバイオマーカーの活用により、患者一人ひとりに最適な治療法を提供することを目指しています。
この取り組みは、特にがん治療の分野で進んでおり、Keytrudaの適応拡大にも大きく貢献しています。
メルクのグローバル展開
メルクは、グローバルな製薬企業として、世界中で事業を展開しています。
同社の製品は140以上の国と地域で販売されており、多様な市場ニーズに対応しています。
メルクのグローバル戦略の特徴は、地域ごとのニーズに合わせたアプローチを取っていることです。
例えば、新興国市場では、現地の医療インフラや経済状況に合わせた製品戦略を展開しています。
アフリカでは、HIV/AIDSや結核などの感染症対策に力を入れており、現地政府や国際機関と連携して、医薬品の提供や医療教育支援を行っています。
また、メルクは研究開発のグローバル化も進めています。
世界各地に研究センターを設置し、地域の特性を活かした研究開発を行っています。
例えば、シンガポールに設立されたメルク研究所では、アジア特有の疾患に焦点を当てた研究が行われています。
メルクの持続可能な成長戦略の核心は、イノベーションの推進にあります。
同社は売上高の約20%を研究開発に投資しており、業界トップクラスの投資率を維持しています。
この積極的な研究開発投資により、パイプラインの充実を図り、将来の成長基盤を強化しています。
また、メルクは戦略的な企業買収やパートナーシップを通じて、事業の拡大と新技術の獲得を進めています。
2009年にはSchering-Ploughを買収し、ワクチン事業を強化しました。
最近では、がん治療薬の開発に注力するSeagen社の買収を発表し、オンコロジー領域でのさらなる成長を目指しています。
メルクの商品
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- 有効成分
- オキシメタゾリン塩酸塩
よくあるご質問(FAQ)
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質問:メルクは何の会社ですか?回答:
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置き、世界的規模で事業展開をしています。
メルクのライフサイエンス・ビジネスは、バイオサイエンス基礎研究から創薬、医薬品製造などのライフサイエンス分野にかかわる製品・サービスを展開しています。 -
質問:メルクとMSDはどう違うのですか?回答:
メルク・アンド・カンパニーは北アメリカにおいてのみメルクという名を名乗っていて、日本を含むその他の地域ではMSD (Merck Sharp and Dohme) という名でビジネスを行っています。
また、ドイツのメルクは北アメリカにおいてのみEMD (Emanuel Merck, Darmstadt) の名でビジネスを行っています。 -
質問:メルクは科学メーカーですか?回答:
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置き、グローバルに事業を展開している企業です。
ライフサイエンス分野では、バイオサイエンスの基礎研究から創薬、医薬品製造まで、幅広い製品とサービスを提供しています。
メルクは、世界有数の化学メーカーとして、先進的な技術と研究開発を通じて医薬品や生物学的製品の分野で重要な役割を果たしています。 -
質問:メルクジャパンの従業員数は?回答:
メルクジャパンの従業員数は400人を超えています。
メルクジャパンは、ドイツ・メルク本社製品の輸入・販売を主な目的とする日本法人として1968年に設立されました。
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置き、世界的規模で事業展開をしています。 -
質問:メルクの平均年収はいくらですか?回答:
メルクジャパンの平均年収は業種によって異なっていますが、年収範囲は350~1,300万円まで幅広く、平均的な年収は約750万円となっています。
業種毎にみると、専門サービス系が1,000万円以上と1番高くなっています。
日本人の平均年収は約460万円なため、平均よりも高い水準となっています。 -
質問:製薬会社の年収トップはどこですか?回答:
製薬会社は、医薬品の開発、製造、販売など、医薬品に関する一連のプロセスを担う企業です。
これらの会社では、専門職から広報、営業まで、様々な職種があります。
製薬業界で最も高い年収を得られる会社は「ソライジア・ファーマ」で、平均年収は約1,500万円です。
製薬会社は新薬の研究開発を行うため、化学や生物学の知識が必要とされます。
また、専門性が高いため、一般的に年収も高めです。 -
質問:メルクの社長は誰ですか?回答:
メルクの社長は、ジェレミー・グロサス(Jeremy Grossas)氏です。
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置き、世界的規模で事業展開をしている、化学メーカーです。
メルクのライフサイエンス・ビジネスは、創薬、医薬品製造などにかかわる製品・サービスを展開しています。
また、メルクジャパンの社長はクリストファー・トーマスです。 -
質問:メルクの親会社は?回答:
日本にあるメルク株式会社の親会社は、ドイツのダルムシュタットにあります。
バイオサイエンス基礎研究から創薬、医薬品製造などのライフサイエンス分野にかかわる製品・サービスを展開しています。
メルクは、ヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野でそれぞれにおいて事業を展開しています。 -
質問:メルクの主力製品は何ですか?回答:
メルクの主力製品は、免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)」です。
免疫チェックポイント阻害剤とは、がん細胞が免疫細胞の攻撃から身を守るために構築するメカニズムを阻害する作用機序を持つ抗がん剤です。 -
質問:メルクは上場していますか?回答:
ドイツ・メルク本社は、1995年にフランクフルト証券取引所に上場しています。
現在は株式の約30%を公開していますが、残りの70%はメルク一族が所有しています。
ドイツ・メルクは、世界的規模で事業展開をしている、製薬メーカーです。
日本国内では、メルク株式会社として東京都に本社を置いています。 -
質問:メルクの日本拠点はどこですか?回答:
メルクは、1968年に日本拠点としてメルク株式会社を東京都目黒区に設立されました。
メルク株式会社は、ドイツ・メルク本社製品の輸入・販売を行っています。
現在、メルクジャパンの従業員数は400人を超えています。 -
質問:メルクの社名変更はいつですか?回答:
日本国内では、2007年にセローノ・ジャパン株式会社がメルク株式会社医療用医薬品事業部を吸収し、メルクセローノ株式会社を発足しました。
その後、メルクセローノ株式会社として事業展開をしていましたが、2019年4月1日付で、社名をメルクバイオファーマ株式会社に変更しました。 -
質問:メルクの日本の売上高は?回答:
日本での売上高は公開されていませんが、純利益としては約20億円を上げています。
ドイツ・メルクは、2022年度のグループの純売上高が222億ユーロと発表しました。
これは、前年比の12.9%増となります。
売上高とは、本業の売上によって得られた収入のことです。
商品別の金額ではなく、収入の合計額を指します。
本業からの収入以外の受取利息や配当金といった営業外収益は売上高には含まれません。 -
質問:メルクは製薬会社ランキング何位ですか?回答:
ドイツのメルクは、「2023年医薬品特許資産規模ランキング」で第3位にランクインしました。
注目されている特許には、「細胞培養添加剤としてのスルホシステインおよびその誘導体」や、「改良された腐食安定性を持つブドウ球菌プロテインを基礎としたクロマトグラフィーリガンド」などの技術が含まれています。
なお、第1位はロシュ、第2位は参天製薬です。 -
質問:製薬会社業界で1位はどこですか?回答:
2023年度の製薬業界で、世界のトップはスイスのロシュ、日本のトップは武田薬品工業です。
ロシュの売上高は670億ドルを超え、武田薬品工業は4兆円を超えています。
武田薬品工業は日本で1位であり、世界でもトップ10に入る売上高を誇ります。
武田薬品工業の連結売上高はすべて医療用医薬品からのもので、主力製品には消化性潰瘍治療薬や制がん剤があります。 -
質問:日本の三大製薬会社は?回答:
2023年度の日本国内製薬会社の売上高・営業利益ランキングでは、以下の企業がトップ3となっています。
1.武田薬品工業(売上収益は4兆円を超え、2位以下を大きく引き離しています。)
2.大塚ホールディングス
3.アステラス製薬
これらの企業が日本の三大製薬会社として知られています。
製薬会社とは、医薬品の開発、生産、販売などのプロセスを一貫して行う企業です。
職種も多岐にわたり、専門職から広報や営業まで様々な役割があります。 -
質問:製薬会社に強い大学はどこですか?回答:
製薬会社の採用大学ランキングで上位に入るのは、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、大阪大学、京都大学などです。
特に薬学部出身者が多い傾向にあります。
製薬会社は、医薬品の開発、生産、販売などのプロセスを一貫して行う企業です。
業務は多岐にわたり、研究職や開発職、営業・販売、薬事部門、事務職などにわかれています。
どの分野でも医療や医薬品に関する専門知識が必要であり、安全に医薬品を提供するための知識が求められます。 -
質問:日本で1番儲かっている会社は?回答:
日本で最も利益を上げている製薬会社は武田薬品工業です。
2023年度の国内製薬会社の売上高・営業利益ランキングで1位となり、売上収益は4兆円を超えています。
これにより、2位以下の企業と大きな差をつけています。
武田薬品工業は世界でもトップ10に入る売上高を誇り、連結売上高のすべてが医療用医薬品によるものです。
主力製品には、消化性潰瘍治療薬や制がん剤などがあります。 -
質問:日本で1番ホワイト企業どこですか?回答:
2024年の最新版ホワイト企業ランキングでは、三菱地所株式会社が3年連続で1位となりました。
三菱地所株式会社は、日本の大手企業グループである三菱グループの中心企業の一つです。
主な事業として、オフィスビルの管理、住宅事業、設計事業などを手掛けています。
ホワイト企業とは、人材を大切にし、従業員を尊重する会社のことです。
特徴として、離職率が低く、年収が高く、労働時間が短いことが挙げられます。
メルク社の商品に投稿された口コミ・レビュー
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2024.07.05いいねコレ
内服薬でかなりよくなったのですが、何となく点鼻薬が気になったので使ってみたところ、鼻はもちろん、視界などもはっきりして、ぼーっとしていた頭もクリアになりました。素晴らしいの一言。内服薬だけではパッとしない人に絶対におすすめですね。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2024.04.15鼻詰まりが緩和
寝る時に鼻が詰まって眠れない時があるので使ってみました。そしたら一撃必殺!点鼻したと同時に鼻の詰まりが取れてくれるので熟睡することができます。昼間とかでも花粉で鼻詰まりが出ることがあるので使っています。持ち運びできるので外出先でも手軽に使えます。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2022.08.12必須アイテム
一年中アレルギーで悩んでいる私の必須アイテムです。抗アレルギー薬は使ってますが、それでも鼻の症状が治まらない時に使うと100%の効果を得ることができます。ほぼ普通の時と変わらない感じ。副作用などもないので抗アレルギー薬の内服だけでいまいちという時に使うといいかも。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2020.09.18鼻の通りがよくなります
アレルギー性鼻炎持ちでひどくなると鼻が詰まってしまい空気が全く通らない状態になります。そのような時に効果を発揮してくれるのがこのナシビン点鼻薬。点鼻するとスーッと鼻の通りがよくなります。特に副作用などもないようなので安心して使えます。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2020.09.15初めて使いました
2か月くらい鼻づまりが治らないので購入して使ってみました。すると一撃必殺!効果てきめんでめっちゃよく効きました。その後、3回くらい使ったら完治したのでその後は使っていません。病院にはあまり行きたくないので、また何か症状が出たら症状に合う薬を購入しようと思ってます。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2020.09.09鼻づまりに効く
ほこりや花粉などを吸い込むと決まって鼻炎になります。そんな時に利用するのがこちらのナシビン点鼻薬。使うと一気に鼻づまりが解消されます。またよくなる後鼻漏にもよく効いてくれます。ネットなので購入怖いな…と悩んでいたのですが、買ってよかったです。
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対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2017.07.25まとめ買いしたほうがお得かな
いつも病院で同じ成分の点鼻薬を処方してもらっていました。
値段はこっちの方が断然やすいですが効き目は同じです。
ただ、1本で買うよりもまとめて買ったほうが割安だな -
対象商品:ナシビン点鼻薬0.05%投稿日: 2017.01.27酷い時はこれ
普段は薬局で買った鼻炎スプレーを使いますが、これは酷い鼻炎の時用です。スプレーすると夜もぐっすり眠れるようになります。効果が約30秒!と早いのも魅力です。