キッセイ薬品工業

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英語表記Kissei Pharmaceutical Co., Ltd.
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設立年月日1946年(昭和21年)8月9日
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代表者神澤 陸雄
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国日本
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所在地〒399-8710 長野県松本市芳野19番48号
キッセイ薬品工業のサステナビリティへの取り組み
キッセイ薬品工業は、「純良医薬品を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、社員と社会に対してさまざまな責任を果たす取り組みを行っています。
まず、社員との関わりにおいては、ワークライフバランスの推進に力を入れています。
全社一斉有給休暇取得制度(年2日間)やメモリアル休暇制度(年3日間)を設け、有給休暇の取得を促進するだけでなく、ノー残業デーの設定や時間外労働の削減にも取り組んでいます。
これらの施策は、前立腺肥大症治療薬「ユリーフ」や糖尿病治療薬「グルファスト」などの開発・製造に携わる社員の働き方改革にも大きく貢献しています。
さらに、次世代育成支援として「一般事業主行動計画」を策定・実施し、社員が仕事と子育てを両立できる環境を整備しており、その成果として「くるみん」認定を複数回取得しています。
これは、慢性腎臓病治療薬「ピートル」などの長期的な研究開発を支える基盤となっています。
加えて、「自律型人材の育成」をメインビジョンに掲げ、社員のスキルアップとキャリア開発を支援する教育プログラムを実施し、パーキンソン病治療薬「ドプス」などの革新的な医薬品開発を担う人材の育成に努めています。
社会への責任においては、環境保護活動に積極的に取り組んでいます。
医薬品製造過程における環境負荷を低減するため、高脂血症治療薬「ベザトール」の製造時にエネルギーや水資源の削減、廃棄物の適正管理を行い、環境への配慮を徹底しています。
また、地域社会との共生を大切にし、本社がある長野県を中心に、地域との交流や支援活動を展開しています。
例えば、製品に関連した健康セミナーの開催や、地域の環境保全活動への参加を通じて、地域社会の発展に貢献しています。
医療アクセスの改善にも力を入れており、開発途上国での医療アクセス向上を目指した活動も行っています。
慢性疾患治療薬「ピートル」を中心に、現地での治療薬の普及や医療従事者への教育支援を実施し、グローバルな医療ニーズに応えています。
また、泌尿器系疾患、代謝性疾患、神経系疾患といった自社の重点領域に関連した疾患啓発活動も積極的に展開しています。
前立腺肥大症に関する「ユリーフ」の啓発活動や、パーキンソン病に関する「ドプス」の理解促進活動などを通じて、患者や一般の方々に対する疾患の理解を深めています。
こうした社員の働きやすい環境づくりと社会貢献活動を両立させることで、キッセイ薬品工業は持続可能な企業活動を推進しています。
泌尿器系疾患と慢性疾患への革新をもたらしたキッセイ薬品工業
キッセイ薬品工業は、泌尿器系疾患、慢性疾患、神経系疾患に特化した医薬品の提供を通じて、患者の治療に貢献しています。
同社の主力製品には、前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善に使用される「ユリーフ」があります。
ユリーフは、独自の作用機序により排尿困難や頻尿を軽減し、特に高齢者の前立腺肥大症治療において重要な役割を果たしており、患者の生活の質を向上させる効果が期待されています。
また、慢性腎臓病患者における高リン血症の治療薬として「ピートル」も注目されています。
ピートルは、腎機能が低下した患者の血中リン濃度を効果的に管理し、合併症のリスクを軽減することで、患者のQOL向上に貢献しています。
さらに、パーキンソン病や特発性起立性低血圧の治療に用いられる「ドプス」も、神経伝達物質を調整することで、患者の運動機能を改善し、日常生活の質を高める役割を果たしています。
2型糖尿病の治療薬としては「グルファスト」が提供されており、これは速効型のインスリン分泌促進薬として、食事に合わせた迅速な血糖コントロールを実現します。
グルファストは、糖尿病患者の血糖値管理をサポートし、生活の質の向上に貢献しています。
これらの製品は、いずれも患者のQOL向上を目指して開発されており、キッセイ薬品工業の研究開発戦略の中核をなしています。
同社は、革新的な医薬品を提供することで、幅広い疾患に対応し、患者の生活を支えることを使命としています。
引用 : https://www.kissei.co.jp/
引用 : https://www.kissei.co.jp/company/
よくあるご質問(FAQ)
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質問:キッセイ薬品工業の年収は?回答:
2022年度の平均年収は758.4万円です。
前年度から約10万円の増額となっており、製薬企業の中では平均的な水準となっています。
職種や勤務年数などによっても異なりますが、平均年齢は43.3歳、勤続年数は18.8年となっています。 -
質問:キッセイの主力品は何ですか?回答:
キッセイの主要医療用医薬品は様々な診療科の治療薬があります。
泌尿器科、腎・透析科、代謝分内分泌科、消化管用などがあります。
特に過活動膀胱治療薬「ベオーバ」や腎性貧血治療薬「ダルベポエチンαBS」、高リン結晶治療薬「ピートル」が主力品となっています。 -
質問:キッセイ薬品の強みは何ですか?回答:
キッセイ薬品の強みとしては、「研究開発力」と「特定領域への特化」があります。
研究開発力では、アレルギー疾患治療薬「リザベン」や排尿障害改善薬「ユリーフ」などの製品を開発しています。
領域特化については、泌尿器領域と希少疾病領域に強みを持っています。
泌尿器領域では、「過活動膀胱」「夜間頻尿」「前立腺肥大症」の治療薬があり、それぞれが診療ガイドラインで「推奨グレードA」に指定されています。
希少疾病領域では、ステロイド治療の効果と副作用に関する課題を解決する新しい治療選択肢を提供しています。 -
質問:キッセイ薬品工業の賞与はいくらですか?回答:
賞与については公表されていません。
業績に応じて変動するため一律の金額ではありませんが、平均年収が758.4万円であることから賞与はその一部となります。
賞与は年2回(7月、12月)にあり一般企業よりは多くの賞与であることが考えられます。 -
質問:キッセイ薬品の倍率は?回答:
製薬企業の新卒採用の倍率は明確に公表されていません。
特に研究職の人気が高く、倍率が非常に高いことが報告されています。
その他の臨床研究やMR(医薬情報担当者)についても研究職よりは倍率は下がりますが、競争が激しい業界・職種となっています。 -
質問:キッセイ薬品工業のランキングは?回答:
2023年版国内製薬会社 売上高・営業利益ランキングにおいてキッセイ薬品は26位となっています。
売上高は674億円、営業利益は11億円という結果です。
前年が25位であったので1ポイント下がった結果となっています。 -
質問:薬品メーカーで最大手はどこですか?回答:
国内最大手は「武田薬品工業」です。
2023年12月期決算では4兆円以上の売上高となっています。
この数字は売上高2位である大塚ホールディングスの2兆円の倍以上であり、武田薬品工業がトップを独走していることがよくわかる結果となっています。 -
質問:薬品メーカーで大手はどこですか?回答:
よく言われるのが5大製薬メーカーです。
武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬、第一三共、中外薬品の5社です。
そこに加えて、エーザイ株式会社までの6社が上位争いをしています。
売上高のトップは武田薬品工業ですが、営業利益トップは中外製薬で4329億と2位の武田薬品(2,141億円)に対して2倍以上差をつけています。 -
質問:武田薬品工業は世界で何位ですか?回答:
2023年12月期の決算で、武田薬品工業は世界で13位の売上高を記録しました。
売上高は298.5億ドルで、日本円に換算すると約4兆円です。
世界トップのスイスのロシュは、売上高が672.7億ドルで、武田薬品工業の2倍以上の差があります。
国内2位の大塚ホールディングスは141.3億ドルで、世界で20位となっており、世界市場の規模の大きさがよくわかります。 -
質問:日本の5大製薬会社は?回答:
日本の5大製薬会社は、武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬、第一三共、中外製薬の5社です。
武田薬品工業は、がん治療や消化器系疾患、希少疾病の治療薬に注力し、世界でもトップ10前後の売上高を誇ります。
大塚ホールディングスはポカリスエットやオロナミンCで知られるグループで、医療用医薬品だけでなく、多くの市販薬も取り扱っています。
アステラス製薬は、国内だけでなく海外でも多くの売上を上げており、主な製品には免疫抑制剤「プログラフ」や過活動膀胱治療薬「ベタニス」があります。
第一三共はがん治療に強みを持ち、独自の抗体薬物複合体技術を持っています。
中外製薬はロシュグループに属し、抗体製剤に特化した強みを持っています。 -
質問:世界で1番大きい製薬会社は?回答:
世界最大の製薬メーカーはスイスのロシュです。
2023年12月期決算における世界1位の売り上げでした。
「医薬品事業」と「診断薬・機器事業」の2つがあり、それぞれの事業における知識・経験が画期的な製品開発に活かされているようです。
主力製品には、多発性硬化症治療薬「オクレバス」や血友病A治療薬「ヘムライブラ」、加齢黄斑変性等治療薬「バビースモ」があります。 -
質問:日本一の製薬会社は?回答:
日本一は「武田薬品工業」です。
2019年にシャイアーの買収があり、国内外問わず薬を届けています。
重点領域は消化器系疾患、希少疾患、オンコロジー、ニューロサイエンス(神経精神疾患)となっています。
研究開発費も日本一で、2023年4月~2024年3月の本決算より7,299億円を新薬開発などに当てていることがわかります。 -
質問:日本の三大製薬会社は?回答:
日本の3大製薬会社は、武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬です。
武田薬品工業は、がん治療や消化器系疾患、希少疾病の治療薬に注力しており、180の国に医薬品を提供しています。
シャイアーの買収により、グローバルな展開を強化しています。
大塚ホールディングスは、ポカリスエットやオロナミンCで知られており、そのグループ会社である大塚製薬は医療用医薬品だけでなく、多くの市販薬も取り扱っています。
アステラス製薬は、国内だけでなく海外でも多くの売上を上げており、主な製品には免疫抑制剤「プログラフ」や過活動膀胱治療薬「ベタニス」があります。 -
質問:製薬会社に強い大学はどこですか?回答:
特定の大学でなければ就職できないわけではありません。
しかし、研究職や技術職に就くためには、理系学部の卒業や理系学部で修士課程以上を修了していることが求められる場合があります。
医薬品に関する知識を研究する学部で学んでいると、これらの職種での可能性が広がるかもしれません。
一方、営業職としてMR(医薬情報担当者)を希望する場合は、学部に関係なく応募することができます。 -
質問:日本で1番儲かっている会社は?回答:
国内の製薬会社で売上高が一番多いのは「武田薬品工業」です。
しかし、営業利益率は5.0%と低いのが実状です。
それに対し、「中外製薬」は売上高1兆1113億円と5位でしたが、営業利益率は39.5%で4,391億円となっています。 -
質問:日本で1番ホワイト企業はどこですか?回答:
ホワイト企業には明確な定義はありませんが、一般的には働きやすい職場のことを指します。
ホワイト企業の特徴としては以下が挙げられます。
・残業時間が少ない
・有給休暇が取りやすい
・福利厚生が充実している
・離職率が低い
客観的に評価する指標としては、受賞歴や認定があります。
たとえば、「働き甲斐のある会社」ランキングや「健康経営優良法人認定」があります。
また、子育て支援に関しては「くるみんマーク」や「プラチナくるみんマーク」が目安となります。 -
質問:一番入りにくい企業はどこですか?回答:
国内で最も入社が難しい企業として知られているのが「キーエンス」です。
キーエンスは製造業界のリーディングカンパニーで、高い給与と厳しい業務環境で有名です。
そのため、応募者が多く、倍率が非常に高いです。
キーエンスの入社難易度が高い理由の一つに「説得面接」があります。
これは、約3分間で相反する意見を説得して覆させるという試験で、応募者の説得力や論理的思考が試されます。 -
質問:キーエンスの年収はやばいですか?回答:
2023年の平均年収は2,279万円となっており、2年連続で2,000万円を超えているのがキーエンスです。
平均年齢は35.8歳で従業員数は2,788人です。
年収の6~7割は営業利益に連動しているため個人の成績もですが、全体の成績も重要となってきます。 -
質問:キーエンスを辞めたい理由は何ですか?回答:
退職理由としてよく挙げられるのは、精神的および肉体的な負担の大きさです。
キーエンスでは高い業務負荷と厳しい成果主義が特徴であり、これが長時間労働や強いプレッシャーに繋がります。
こうした状況が退職の一因となっています。
また、これに関連して、ワークライフバランスが取りにくい点も退職理由として挙げられます。 -
質問:キーエンスに低学歴でも就職できますか?回答:
新卒採用の対象は、四年制大学を卒業済み、または大学院を修了見込みの方に限られています。
理系・文系を問わず、全学部の卒業生が応募可能ですが、最低でも大卒の資格が必要です。
ただし、非常に競争が激しいため、学歴だけでなく、過去の活動内容や経験、能力も重要視されます。