テルビナフィンの成分画像
  • カナ
    テルビナフィン
  • 英語名
    Terbinafine Hydrochloride
  • 化学式
    C21H25N
  • 分子量
    291.4299 g/mol

テルビナフィンの使用方法

テルビナフィンは、皮膚や爪の真菌感染症を治療するための抗真菌薬です。
主に白癬(水虫)、皮膚カンジダ症、癜風(黒ナマズ)などの治療に使用されます。
真菌の細胞膜の重要な成分であるエルゴステロールの合成を阻害することで効果を発揮します。

テルビナフィンは、経口薬(錠剤)と外用薬(クリームやジェル)の2種類の形態があります。
使用方法は症状の程度や感染部位によって異なります。

経口薬の場合、通常、1日1回、決められた時間に服用します。
食事の有無にかかわらず服用できますが、胃への負担を減らすために食後に服用することが多いです。
治療期間は感染の種類や重症度によって異なります。

外用薬は、感染した部位に1日1~2回塗布します。
使用前に患部をよく洗い、乾かしてから薬を塗るのがポイントです。
指示された期間、継続して使用することが大切です。

テルビナフィンの効果と特徴

テルビナフィンは、多くの種類の皮膚真菌に対して効果があります。
特に、以下のような特徴があります。

  • 高い浸透性
    皮膚や爪の深部まで浸透し、感染部位に直接作用します。

  • 持続的な効果
    体内に長時間とどまるため、服用を中止した後も一定期間効果が持続します。

  • 比較的短い治療期間
    他の抗真菌薬と比べて、治療期間が短くて済むことが多いです。

テルビナフィンの副作用

テルビナフィンにも、他の薬と同様に副作用が現れる可能性があります。
主な副作用には以下のようなものがあります。

  • 胃腸障害(吐き気、腹痛、下痢など)
  • 頭痛
  • 発疹や皮膚のかゆみ
  • 味覚障害(一時的なものが多い)
  • 肝機能障害(まれ)

これらの副作用のほとんどは軽度で、薬の使用を続けるうちに自然に消えていくことが多いです。

使用上の注意点

テルビナフィンを安全に使用するために、以下の点に注意が必要です。

  • アレルギー反応
    テルビナフィンやその他の成分にアレルギーがある場合は使用を避けてください。

  • 肝臓疾患
    テルビナフィンは肝臓で代謝されるため、肝臓に問題がある場合は注意が必要です。
    定期的な肝機能検査が行われることがあります。

  • 相互作用
    他の薬との相互作用があるため、現在服用している薬(処方薬、市販薬、サプリメントを含む)について医師に伝えておくことが大切です。

  • 妊娠と授乳
    妊娠中や授乳中の使用については、医師と相談して決めましょう。

  • 予防
    治療後も、再感染を防ぐために適切な足の衛生管理(靴下の定期的な交換、足を清潔に保つなど)を心がけましょう。

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有効成分
テルビナフィン

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    テルビナフィンは何に効きますか?
    回答:

    テルビナフィンは、抗真菌薬の一種で、皮膚や爪の感染症の原因となる皮膚糸状菌(カビ)の細胞膜成分の生合成に必要な酵素を阻害して増殖を抑え、殺菌作用を示します。
    主に、白癬(水虫)、皮膚カンジダ症、癜風(黒ナマズ)などの皮膚真菌症の治療に用いられる薬です。
    また、爪白癬などの外用薬では治療が不十分となるような病態にも使われます。
    ただし、副作用として肝障害などが引き起こされる可能性もあるため、服用前や服用継続中の肝機能検査などが考慮されるでしょう。

  • 質問:
    テルビナフィンは爪水虫に効きますか?
    回答:

    テルビナフィンは水虫(白癬)に効果的な薬です。
    水虫は皮膚に真菌が感染して起こる病気で、特に足の指間や足底に多く見られます。
    テルビナフィンは真菌の細胞壁合成を阻害し、真菌の増殖を抑える作用がある薬です。
    これにより、皮膚のかゆみや赤み、ひび割れなどの症状を改善し、感染を治癒させます。
    一般的に、テルビナフィンはクリームやスプレーとして局所的に使用されますが、医師の指示に従って正しく使用することで効果を期待できるでしょう。

  • 質問:
    テルビナフィンは肝臓に負担をかけますか?
    回答:

    テルビナフィンは一部の人にとって肝臓に負担をかける可能性があります。
    これは、テルビナフィンが肝臓で代謝される際に、稀に肝機能障害を引き起こすことがあるためです。
    具体的には、肝酵素の上昇や肝炎、肝不全などの副作用が報告されていますが、これらの症状は比較的稀な副作用です。
    一般的には、テルビナフィンの使用中に定期的に肝機能検査を行い、異常があれば適切に対応することが推奨されています。
    また、既に肝臓に障害がある場合や、他の薬剤との併用時には特に注意が必要です。

  • 質問:
    テルビナフィン塩酸塩クリームは何に効きますか?
    回答:

    テルビナフィン塩酸塩クリームは抗真菌薬であり、皮膚に発生する真菌感染症の治療に効果があります。
    具体的には、水虫(白癬)、爪水虫(爪白癬)などの真菌感染に対して使われる薬です。
    これらの病気は真菌が皮膚や爪に感染して引き起こすもので、テルビナフィン塩酸塩は真菌の細胞壁の合成を阻害し、真菌の成長を抑えることで治療効果を発揮します。
    通常、クリームとして局所的に塗布されるため、皮膚や爪の表面に直接作用し、症状を改善します。
    ただし、重度の感染や長期間の症状が続く場合は、医師の指示に従って処方されたり、他の治療法と併用されることもあります。

  • 質問:
    テルビナフィンは真菌に効果がありますか?
    回答:

    テルビナフィンは真菌に効果があります。
    テルビナフィンは抗真菌薬の一種であり、特に皮膚や爪に発生する真菌感染症の治療に使われます。
    水虫(白癬)や爪水虫(爪白癬)など、真菌によって引き起こされる病気に対して効果がある薬です。
    テルビナフィンは真菌の細胞壁合成を阻害することで、真菌の成長と増殖を抑制します。
    これにより、皮膚のかゆみ、赤み、ひび割れなどの症状を緩和し、感染を治癒させます。
    一般的にはクリームやスプレーとして局所的に使用されることが多く、症状が重度である場合や他の治療法が効果を示さない場合には、経口薬として処方されることもあります。
    ただし、個々の症状によって効果や適応が異なるため、医師の診断と指示に従うことが重要です。

  • 質問:
    テルビナフィン軟膏の使い方はありますか?
    回答:

    テルビナフィン軟膏の使用方法は以下の通りです。
    ・使用頻度:1日1回
    ・塗布方法:清潔な手指で症状のある部分に塗布
    ・目に使用しない:目に入った場合はすぐに水またはぬるま湯で洗い、医師または薬剤師に相談
    ・使い忘れた場合:気がついた時に塗布
    ・多く塗った場合:医師または薬剤師に相談
    ・使用中止の注意:医師の指示なしに塗るのを止めない
    必ず医師の指示に従って使用してください。

  • 質問:
    テルビナフィン錠の副作用は何ですか?
    回答:

    テルビナフィン錠の主な副作用と重篤な副作用は以下の通りです。
    ・主な副作用: 胃部不快感、下痢、吐き気、腹痛、胃部膨満感、食欲不振、味覚異常、めまい、頭痛、発疹、かゆみ、乾癬様発疹、血清病様反応(じんましん、発熱、関節痛)、紅斑、光線過敏性反応、顔面浮腫、リンパ節腫脹、多形紅斑
    ・重篤な副作用: 肝障害(肝不全、肝炎、胆汁うっ滞、黄疸)、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性全身性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、横紋筋融解症、ショック、アナフィラキシー
    これらの症状に気づいた場合は、直ちに医師の診療を受けてください。

  • 質問:
    テルビナフィン錠はいつ飲めば良いですか?
    回答:

    テルビナフィン錠は、通常、成人に対してはテルビナフィンとして125mgを1日1回、食後に経口投与します。
    食事の際に分泌される胃酸を利用して吸収されるため、空腹時や食前に服用すると、有効成分の吸収率が低下し、薬効が減弱する可能性があります。
    また、効果を一定に保つためにも、できるだけ24時間の服用間隔を空けるようにしましょう。
    なるべく毎日同じ時間に服用することが推奨されています。
    ただし、これらは一般的なガイドラインであり、個々の状況により異なる場合があるでしょう。

  • 質問:
    テルビナフィンはカンジダに効果がありますか?
    回答:

    テルビナフィンはカンジダに対して効果があります。
    テルビナフィンは抗真菌薬の一種で、皮膚糸状菌(白癬菌属など)やカンジダ属などの真菌に対して抗真菌作用を示します。
    特に、皮膚糸状菌に対して高い抗真菌効果が期待できる薬です。
    テルビナフィンは、真菌の細胞膜成分の生合成に必要な酵素を阻害し、その増殖を抑え、殺菌作用を示します。
    皮膚糸状菌やカンジダ菌などの真菌に効果的な抗真菌薬です。
    白癬(水虫)、皮膚カンジダ症、癜風(白斑苔癬)などの治療に広く使用されています。

  • 質問:
    テルビナフィンはどのような真菌感染症の治療に使われますか?
    回答:

    テルビナフィンは、様々な真菌感染症の治療に使用されます。
    主に、白癬(水虫)、皮膚カンジダ症、癜風(黒ナマズ)などの皮膚真菌症の治療に用いられる薬です。
    また、爪白癬(爪水虫)や深在性白癬、スポロトリコーシスなどの治療にも使用されます。
    これらの感染症は、真菌が皮膚や爪に感染し、炎症や症状を引き起こすものです。
    テルビナフィンは、これらの真菌の細胞膜成分の生合成を阻害し、真菌の増殖を抑え、殺菌作用を示します。

  • 質問:
    テルビナフィンの作用機序などうなっていますか?
    回答:

    テルビナフィンは、真菌細胞膜の合成を阻害することで、真菌の増殖を抑制する抗真菌薬です。
    具体的には、スクアレンエポキシダーゼという酵素の働きを阻害します。
    スクアレンエポキシダーゼは、エルゴステロールという脂質の合成にかかわる重要な酵素です。
    エルゴステロールは、真菌細胞膜の主要な構成成分であり、細胞膜の構造と機能を維持するために重要です。
    テルビナフィンがスクアレンエポキシダーゼを阻害すると、エルゴステロールの合成が阻害され、真菌細胞膜の構造と機能が異常になります。
    その結果、真菌細胞は死滅し、真菌感染症が治療されます。
    テルビナフィンは、真菌細胞に特異的に作用するため、ヒト細胞には影響を与えません。
    これが、テルビナフィンが安全性の高い抗真菌薬である理由の一つです。

  • 質問:
    テルビナフィンの一般的な服用期間はどれくらいですか?
    回答:

    テルビナフィンの一般的な服用期間は、感染部位や重症度によって異なります。
    詳しくは、医師に相談してください。
    以下に、主な感染症ごとの服用期間の目安を示します。
    ・足白癬:4~8週間
    ・体部白癬:2~4週間
    ・頭部白癬:4~8週間
    ・爪白癬:6ヵ月
    ・皮膚カンジダ症:2~4週間
    ・癜風:2~4週間
    爪白癬は、真菌が爪の深部まで浸透しているため、他の白癬に比べて治療に時間がかかります。
    また、再発しやすいという特徴もあります。
    そのため、医師の指示に従って、決められた期間服用を続けることが大切です。

  • 質問:
    テルビナフィンの主な適応症にはどのようなものがありますか?
    回答:

    テルビナフィンは、皮膚糸状菌(白癬菌属など)やカンジダ属などの真菌に対して抗真菌作用を示す抗真菌薬で、特に皮膚糸状菌に対して高い抗真菌効果が期待できます。
    主な適応症としては以下のようなものがあります。
    ・深在性皮膚真菌症:白癬性肉芽腫、スポロトリコーシス、クロモミコーシス
    ・表在性皮膚真菌症:爪白癬(爪水虫)、手・足白癬(水虫)、生毛部白癬、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡、生毛部急性深在性白癬、硬毛部急性深在性白癬
    ・カンジダ症:爪カンジダ症
    ただし、これらの感染症の治療には、罹患部位、重症度及び感染の範囲により、テルビナフィンの内服が適切と判断される患者にのみ使用されます。

  • 質問:
    テルビナフィンは抗真菌剤のどの種類に分類されますか?
    回答:

    テルビナフィンは、アゾール系抗真菌薬ではなく、アリルアミン系抗真菌薬に分類されます。
    アゾール系抗真菌薬は、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害する作用機序を持つ抗真菌薬ですが、テルビナフィンは、スクアレンエポキシダーゼという酵素を阻害することで、エルゴステロールの合成を間接的に阻害する作用機序を持つ唯一のアリルアミン系抗真菌薬です。
    アリルアミン系抗真菌薬は、テルビナフィンのみであり、他の抗真菌薬とは異なる作用機序を持つため、他の抗真菌薬に耐性を持つ真菌に対しても効果がある場合があります。

  • 質問:
    テルビナフィンの投与経路には何がありますか?
    回答:

    テルビナフィンは、主に2つの投与経路があります。
    ・経口投与:テルビナフィンは、通常、成人に対してテルビナフィンとして125mgを1日1回、食後に経口投与します。これは、テルビナフィンが主に肝臓で代謝され、その過程で肝臓に負担をかける可能性があるため、食事の際に分泌される胃酸を利用して吸収されます。
    ・外用薬:テルビナフィンは、外用薬(クリーム剤、ローション剤、スプレー剤)としても使われています。これは、皮膚や爪の表面に直接塗布する形で使用され、感染部位に直接作用します。
    以上は、一般的なガイドラインであり、個々の患者さんの状況により異なる場合があります。
    したがって、具体的な投与経路については、必ず医師の指示に従ってください。

  • 質問:
    テルビナフィンは年齢に関係なく使用できますか?
    回答:

    テルビナフィンの使用に関しては、年齢による制限は特にありません。
    しかし、テルビナフィンの使用は年齢により異なる場合があります。
    一般的に、成人に対してはテルビナフィンとして125mgを1日1回、食後に経口投与します。
    しかし、高齢者や腎機能・肝機能障害のある方、または重篤な肝障害、血液障害(汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少など)のある方には注意が必要です。
    これらの患者さんに対しては、医師が慎重に治療を進め、適宜投与量を増減します。

  • 質問:
    テルビナフィンの服用中に肝機能モニタリングが必要な理由はありますか?
    回答:

    テルビナフィンの服用中に肝機能モニタリングが必要な理由は、テルビナフィンが肝臓で主に代謝され、その過程で肝臓に負担をかける可能性があるからです。
    特に、副作用として重篤な肝障害(肝不全、肝炎、胆汁うっ滞、黄疸等)が報告されており、死亡に至った例も存在します。
    そのため、テルビナフィンを服用する前や服用中は定期的に肝機能検査を行うことが推奨されています。
    これにより、肝臓への影響を早期に検出し、適切な対応を取ることが可能です。

  • 質問:
    テルビナフィンと相互作用のある薬剤にはどのようなものがありますか?
    回答:

    テルビナフィンは、他の薬剤と相互作用を起こす可能性があります。
    以下にいくつかの例を示します。
    ・フルコナゾール:フルコナゾールとの併用により、テルビナフィンの血中濃度が上昇する可能性があります。
    ・リファンピシン:リファンピシンとの併用により、テルビナフィンの血中濃度が低下する可能性があります。
    ・イミプラミン:三環系抗うつ剤(イミプラミン等)との併用により、これらの薬剤またはその活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性があります。
    ・経口避妊薬(黄体・卵胞ホルモン配合剤):月経異常があらわれる可能性があります。
    ・シクロスポリン:シクロスポリンとの併用により、シクロスポリンの血中濃度が低下する可能性があります。
    これらは一部の例であり、他の薬剤との併用については、必ず医師の指示に従ってください。

  • 質問:
    テルビナフィンは真菌感染症以外にも使用できますか?
    回答:

    テルビナフィンは、主に真菌感染症の治療に使用されます。
    これは、テルビナフィンが皮膚糸状菌(白癬菌属など)やカンジダ属などの真菌に対して抗真菌作用を示し、特に皮膚糸状菌に対して高い抗真菌効果が期待できるからです。
    しかし、テルビナフィンは真菌感染症以外の疾患に対しては一般的には使用されません。
    これは、テルビナフィンの作用機序が特定の真菌の生育を阻害することに特化しているためです。
    したがって、テルビナフィンは主に真菌感染症の治療に限定され、その他の疾患に対する効果は確立されていません。

  • 質問:
    テルビナフィンは長期服用に適していますか?
    回答:

    テルビナフィンは、一部の症状に対しては長期間の服用が必要となることがあります。例えば、爪白癬(爪水虫)の治療には約24週間(約6ヵ月)の服用が一般的です。
    しかし、重症例では1年以上の服用が必要となることもあります。
    ただし、テルビナフィンの長期服用は副作用のリスクを増加させる可能性があります。
    特に、肝障害のリスクがあるため、長期服用する場合は定期的な肝機能検査が推奨されます。
    また、サルへの長期大量(150mg/kg以上)経口投与により網膜上に黄白色点が発現したとの報告があるため、本剤を6ヵ月以上の長期にわたり投与する場合には眼科学的検査を実施することが望ましいとされています。