アジスロマイシンの成分画像
  • カナ
    アジスロマイシン
  • 英語名
    Azithromycin
  • 化学式
    C38H72N2O12
  • 分子量
    748.9845 g/mol
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アジスロマイシンの適応症

アジスロマイシンは、新世代のマクロライド系抗生物質です。
アジスロマイシンは以下のような幅広い感染症の治療に効果を発揮します。

  • 深在性皮膚感染症
  • リンパ管・リンパ節炎
  • 咽頭・喉頭炎
  • 扁桃炎
  • 急性気管支炎
  • 肺炎
  • 肺膿瘍
  • 慢性呼吸器病変の二次感染
  • 尿道炎
  • 子宮頸管炎
  • 骨盤内炎症性疾患
  • 副鼻腔炎
  • 歯周組織炎
  • 歯冠周囲炎
  • 顎炎

アジスロマイシンの最大の特徴は、その独特な薬物動態にあります。
体内での半減期が非常に長いことや、血中濃度は比較的低いですが、組織への移行性が極めて高いことに注目です。
これらの特性により、短期間の投与で長期間の効果が得られるのです。

アジスロマイシンの独特の特性を活かすことで、効果的かつ患者に優しい抗生物質治療ができるようになります。
しかし、正しく使用されないと、耐性菌の増加など問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

独特の抗菌メカニズム

アジスロマイシンは以下のようなメカニズムで抗菌作用を示します。

  • リボソーム結合
    細菌の50Sリボソームサブユニットに結合し、タンパク質合成を阻害します。

  • 濃度依存的殺菌
    高濃度で殺菌的に作用し、低濃度では静菌的に働きます。

  • 免疫調節作用
    軽度の抗炎症効果や免疫系の機能調節作用も有しています。

感染症の種類にもよりますが、一般的には、アジスロマイシンを成人に500mgを1日1回、3日間合計1.5gを経口投与します。

適応菌種と耐性

アジスロマイシンは幅広い細菌に対して効果を示します。

  • ブドウ球菌属
  • レンサ球菌属
  • 肺炎球菌
  • 淋菌
  • モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス
  • インフルエンザ菌
  • レジオネラ・ニューモフィラ
  • ペプトストレプトコッカス属
  • プレボテラ属
  • クラミジア属
  • マイコプラズマ属

ただし、耐性菌の出現には注意が必要です。

副作用と相互作用

アジスロマイシンの主な副作用には以下のようなものがあります。

  • 消化器症状：下痢、腹痛、嘔気(他のマクロライド系抗生物質と比べて軽度)
  • 肝機能障害：まれに肝酵素の上昇が見られることがあります
  • QT延長：心電図上のQT間隔が延長する可能性があります
  • 過敏症反応：発疹、かゆみなどのアレルギー症状

アジスロマイシンを正しく使用するためには、耐性菌の出現を防ぐため、不必要な使用は避けるようにしましょう。
また、投与期間を守り、症状が改善しても勝手に中止しないことが大切です。
上記の副作用や相互作用について、医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

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セット商品の詳細 こちらはクラミジアの治療に用いるジスロマックのジェネリック商品であるアジー500mgとクラミジア検査キットのセット商品となっております。 アジー500mgはマクロライド系の抗生物質「ジスロマック」のジェネリック医薬品ですので有効成分も同一のアジスロマイシンとなっております。

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アジスロマイシン
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よくあるご質問（FAQ）

  • 質問：
    アジスロマイシンは何に効きますか？
    回答：

    アジスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質で、細菌による感染症に効果があります。
    細菌が増殖するためにはタンパク質が必要ですが、アジスロマイシンは細菌のタンパク質合成を阻害し、その増殖を抑えます。
    この成分は、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎など様々な感染症に対して処方されます。
    しかし、ウイルス性の疾患、例えば風邪やインフルエンザには効果がありません。
    風邪やインフルエンザの二次感染としての細菌感染がある場合には有効です。
    また、クラミジア感染症やマイコプラズマ肺炎など特定の感染症に対しても効果が認められています。

  • 質問：
    アジスロマイシンはなぜ3日投与するのですか？
    回答：

    アジスロマイシンは、感受性のある細菌に対して効果的な組織内濃度を維持するために、通常3日間投与されます。
    この抗生物質は体内で長く作用するため、短期間の投与で十分な治療効果が得られます。
    具体的には、500mgを1日1回3日間経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続すると予測されています。
    これにより、病原体を効率的に排除しながら、患者さんの薬剤負担を減らすことが可能です。
    また、耐性菌の発現を防ぐためにも、最小限の期間での投与が推奨されます。
    ただし、症状や感染症の種類によっては、医師の判断で用量が変更されることもあります。

  • 質問：
    アジスロマイシンが効いてくるのは何日目ですか？
    回答：

    アジスロマイシンは、感染症治療に用いられる医薬品で、その効果は投与後速やかに現れ始めます。
    通常、アジスロマイシンは1日1回、3日間投与され、この投与スケジュールにより感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続すると予測されます。
    そのため、臨床症状の改善は投与開始後数日以内に見られることが多いですが、感染症の種類や重症度、患者さんの体質によって異なります。
    例えば、尿道炎や子宮頸管炎の場合、アジスロマイシンの効果を判定するためには投与開始後2～4週間の経過観察が必要です。
    また、肺炎などの重篤な感染症に対しては、医師の判断により注射剤から治療を開始する場合もあります。
    効果が認められない場合は、4日目以降に他の医薬品への変更が検討されることもあります。

  • 質問：
    アジスロマイシンと一緒に飲んではいけない薬は何ですか？
    回答：

    アジスロマイシンは、他の医薬品との相互作用が起こる可能性があるため、特定の医薬品との併用は避けてください。
    特に注意が必要なのは、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムを含む制酸剤です。
    これらはアジスロマイシンの最高血中濃度を低下させる恐れがあります。
    また、ワルファリンの効果を増強させる機序が複数あり、注意が必要です。
    その他にも、シクロスポリンなどの免疫抑制薬や、一部の抗不安剤との併用にも注意が必要で、これらの薬はアジスロマイシンの血中濃度を変化させることが知られています。
    併用が必要な場合は、医師や薬剤師に相談し、適切な管理のもとで行いましょう。

  • 質問：
    アジスロマイシンでクラミジアは治りますか？
    回答：

    アジスロマイシンはクラミジア感染症の治療に効果があります。
    クラミジアは性感染症の一種であり、アジスロマイシンは広範な細菌に対して効果を示すマクロライド系抗生物質です。
    通常、クラミジア感染症に対しては、1000mgを1回経口投与で完了することがあります。
    しかし、治療の詳細は感染の度合いや個々の症例によって異なりますので、医師の指示に従って正確に服用することが重要です。
    治療中に性行為を避け、治療が完了してからもパートナーと共に検査と必要な場合の治療を受けることが推奨されます。

  • 質問：
    アジスロマイシンを食後に飲むとどうなりますか？
    回答：

    アジスロマイシンは、食後に服用しても特に問題ありません。
    アジスロマイシンは、食事の影響を受けにくい薬剤であるため、食前や食後にかかわらず服用できます。
    ただし、服用のタイミングについては、医師の指示に従うことが最も重要です。

  • 質問：
    アジスロマイシンを飲んでどのくらいで副作用が出ますか？
    回答：

    アジスロマイシンの副作用は、服用後すぐに発現することもあれば、数日後に現れることもあります。
    一般的な副作用には、消化器系の症状(下痢、嘔吐、吐き気、腹痛)や皮膚の反応(発疹、かゆみ、蕁麻疹)、感覚器の問題(頭痛)などがあります。
    これらの症状は軽度であることが多く、通常は自然治癒するか、薬剤の使用を中止することで改善します。
    副作用の発現時間は個人差が大きく、また服用量によっても異なるでしょう。
    副作用が発現した場合は、速やかに医師に相談することが重要です。
    特に、重篤な副作用の兆候が見られる場合や、症状が長引く場合は、直ちに医療機関を受診してください。

  • 質問：
    アジスロマイシンを飲み過ぎたらどうなりますか？
    回答：

    アジスロマイシンを過剰に摂取した場合、重篤な副作用が発生するリスクが高まります。
    通常の投与量を超えると、耳鳴り、めまい、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。
    さらに、重度の場合は肝機能障害、心室性頻脈、意識の混濁など、生命を脅かす可能性もあります。
    過剰摂取の疑いがある場合は、直ちに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
    自己判断での対処は避け、専門家の指示に従ってください。

  • 質問：
    アジスロマイシンは1回何錠服用しますか？
    回答：

    アジスロマイシンの一般的な服用量は、感染症の種類や重症度によって異なりますが、成人の場合、多くの感染症に対しては、500mgを1日1回、3日間服用することが一般的です。
    合計で1,500mgを3日間に分けて服用します。
    尿道炎や子宮頸管炎などの特定の感染症では、1,000mgを1回だけ服用することもあります。
    ただし、正確な服用量は医師の指示に従う必要があり、自己判断での服用量の変更は避けましょう。

  • 質問：
    アジスロマイシンを飲んで運転してもいいですか？
    回答：

    アジスロマイシンを服用しても通常は運転能力に影響はないとされています。
    しかし、個人によってはめまいやふらつきなどの副作用が発生する可能性があります。
    そのため、アジスロマイシンを服用後は、自分の体調に注意を払い、運転に支障が出るような症状が現れた場合は運転を控えましょう。
    また、初めて服用する場合や、他の医薬品との併用がある場合は特に注意が必要です。
    副作用が心配な場合や不明な点がある場合は、医師や薬剤師に相談し、適切なアドバイスを受けてください。
    安全運転のためにも、医薬品の影響を自己判断せず、専門家の指示に従うことが重要です。

  • 質問：
    アジスロマイシンの副作用で気持ち悪くなることはありますか？
    回答：

    アジスロマイシンは、比較的副作用が少ない抗生物質として知られていますが、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状は最も頻度の高い副作用の一つです。
    これらの副作用は軽度であることが多く、自然に治癒するケースが多いです。
    気持ち悪くなる副作用が現れた場合、食事と一緒に服用する、または就寝前に服用することで症状を緩和できる場合があります。
    また、副作用がひどい場合や持続する場合には、医師に相談することが重要です。

  • 質問：
    アジスロマイシンは抗生物質ですがどのような効果があるのでしょうか？
    回答：

    アジスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質で、細菌のタンパク質合成を阻害することで細菌の増殖を抑えます。
    この薬は、呼吸器感染症や皮膚感染症、耳鼻咽喉感染症、泌尿器感染症など、様々な細菌感染症に対して使用されます。
    特にクラミジア感染症やマイコプラズマ肺炎などの特定の感染症にも効果が認められています。
    アジスロマイシンは風邪やインフルエンザなどのウイルス性疾患には効果がありませんが、これらの症状による二次感染としての細菌感染がある場合には有効です。

  • 質問：
    アジスロマイシンの禁忌は何ですか？
    回答：

    アジスロマイシンの禁忌には、本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある患者さんが含まれます。
    また、他のマクロライド系に対して過敏症がある方や、高度な肝機能障害がある方には慎重な投与が求められます。
    これらの条件に該当する場合、アジスロマイシンの使用は避けるべきです。
    その他にも、妊娠中や授乳中の方、別の医薬品を服用している方は、アジスロマイシンを服用する前に医師に相談する必要があります。

  • 質問：
    アジスロマイシンの効果的な飲み方はありますか？
    回答：

    アジスロマイシンの効果的な服用方法には、いくつかのポイントがあります。
    一般的に、アジスロマイシンは空腹時に服用することが推奨されています。
    これは、食事が成分の吸収を阻害し、効果を低下させる可能性があるためです。
    成人の場合、多くの感染症に対しては500mgを1日1回、3日間服用することが一般的です。
    また、特定の感染症には1000mgを1度だけ服用することもあります。
    服用時は水またはぬるま湯で服用することが推奨され、錠剤の場合は1錠ずつ飲むことが良いとされています。
    食事のタイミングも効果に影響を与えるため、医師の指示に従って服用することが大切です。

  • 質問：
    アジスロマイシンは風邪にも効きますか？
    回答：

    アジスロマイシンは、風邪やインフルエンザなどのウイルス性疾患には直接効果がありません。
    これらの病気はウイルスが原因であるため、抗生物質であるアジスロマイシンでは治療できないからです。
    しかし、風邪やインフルエンザによって引き起こされる細菌による二次感染がある場合、アジスロマイシンは有効です。
    例えば、風邪をひいた後に細菌が原因で副鼻腔炎や中耳炎などが発生した場合、アジスロマイシンはこれらの感染症の治療に役立ちます。
    そのため、風邪の初期段階でアジスロマイシンを使用することは推奨されませんが、二次感染の治療には適していると言えるでしょう。

  • 質問：
    アジスロマイシンで下痢になるのはなぜですか？
    回答：

    アジスロマイシンで下痢になるのは、この抗生物質が腸内の細菌バランスに影響を与えるためです。
    アジスロマイシンは、感染症を引き起こす細菌を抑えるために使用されますが、同時に腸内の善玉菌にも影響を及ぼし、腸のバランスが崩れることがあります。
    その結果、腸の動きが乱れ、下痢が生じることがあります。
    下痢はアジスロマイシンの一般的な副作用であり、多くの場合、軽度で短期間で改善されますが、症状が続く場合は医師に相談することが重要です。

  • 質問：
    アジスロマイシンで副作用が出たらどうすればいいですか？
    回答：

    アジスロマイシンの副作用が出た場合、症状の度合いに応じて対処が必要です。
    軽度の副作用であれば、通常は自然治癒するか、薬の使用を中止することで改善されることが多いです。
    しかし、重篤な副作用や症状が長引く場合は、直ちに医療機関を受診し、医師の診察を受けることが重要です。
    特に、全身のかゆみ、蕁麻疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しさ、冷や汗、めまい、顔面蒼白、皮膚の広範囲での赤みや水ぶくれ、発熱、粘膜のただれなどの症状が現れた場合は、アジスロマイシンの使用を中止し、直ちに医師に連絡してください。

  • 質問：
    アジスロマイシンは子どもにどんな効果がありますか？
    回答：

    アジスロマイシンは、子どもにも処方されるマクロライド系抗生物質です。
    細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑えることで感染症を治療します。
    呼吸器感染症、中耳炎、皮膚感染症、尿道炎、子宮頸管炎など、多岐にわたる感染症に効果を発揮します。
    特に小児用のアジスロマイシンは、苦味が少なく飲みやすいように工夫されている場合が多く、適切な服用方法により、子どもたちの治療に有効に活用されています。
    ただし、副作用として下痢などが報告されており、特に年齢が低い子どもでは注意が必要です。

  • 質問：
    アジスロマイシンを飲んでからアルコールはいつから飲めますか？
    回答：

    アジスロマイシン服用後、アルコールをいつから飲めるかについて一概には答えられません。
    医薬品の効果や体質によって必要な期間は異なります。
    一般的には、アジスロマイシンの服用が終わってから少なくとも2日間はアルコールを控えることが推奨されています。
    アジスロマイシンは肝臓で代謝される医薬品です。
    アルコールも肝臓で代謝されるため、同時に摂取すると肝臓に負担がかかり、副作用のリスクが高まる可能性があります。
    安全を期すために、アジスロマイシンの服用が終わって数日間はアルコールを控えることをおすすめします。
    どうしても飲酒したい場合は、医師に相談して適切なタイミングを確認することが大切です。

  • 質問：
    アジスロマイシンを空腹時に服用する理由は何ですか？
    回答：

    アジスロマイシンは、食事の影響を受けにくいため、空腹時に限らず、食前や食後にかかわらず服用が可能です。
    そのため、空腹時に服用する理由は特にありませんが、医師の指示に従って服用することが最も重要です。
    服用タイミングに関しては、個々の症状や治療方針に応じて医師が最適な指示を行います。