ドロスピレノンの成分画像
  • カナ
    ドロスピレノン
  • 英語名
    Drospirenone
  • 化学式
    C24H30O3
  • 分子量
    366.493 g/mol

女性の健康を守るドロスピレノンの効果

ドロスピレノンは、ヤーズや、ヤーズフレックスというピルに含まれている成分です。
主に経口避妊薬の成分として使用されますが、その特徴的な作用から、他の健康問題にも応用されています。

ドロスピレノンの主な用途は以下の通りです。

  • 避妊
    最も一般的な用途は経口避妊薬の成分としての使用です。
    エチニルエストラジオールと組み合わせて使用されます。
    適切に使用すれば、他の経口避妊薬と同様に高い避妊効果(99%以上)を示します。

  • 月経前症候群(PMS)の症状緩和
    水分貯留や気分の変動などのPMS症状を軽減する効果があります。
    むくみや体重増加、乳房の張りなどのPMS症状も和らげます。

  • 月経困難症の症状緩和
    酷い生理痛を楽にしたり、生理周期を整える効果があります。
    いつ生理を起こすか、自分である程度コントロールできます。

  • にきびの治療
    ホルモンバランスを整えることで、にきびの改善に効果を示します。

  • 多毛症の改善
    男性ホルモンの作用を抑制することで、過剰な体毛の成長を抑える効果があります。

ドロスピレノンの作用メカニズム

  • プロゲステロン様作用
    他の合成プロゲステロンと同様に、排卵を抑制し、子宮内膜を変化させることで避妊効果を発揮します。

  • 抗アンドロゲン作用
    男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を弱めることで、にきびや多毛症を改善します。

  • 抗ミネラルコルチコイド作用
    この作用が水分貯留を防ぎ、むくみやPMSの症状を軽減します。
    これは、ドロスピレノンの特徴的な作用の一つです。

副作用と注意点

一般的な副作用には以下があります。

  • 不正出血
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 乳房の張り
  • 気分の変化

特有の副作用には血栓症のリスクがあります。
ドロスピレノンを含む避妊薬は、他の経口避妊薬に比べて静脈血栓症のリスクがやや高いという報告があります。

ドロスピレノンを含む避妊薬は、喫煙者、特に35歳以上の喫煙者では使用が推奨されていません。
また、血栓症のリスクがある人(家族歴がある人など)は注意が必要です。

ドロスピレノンの使用方法

  • 用法・用量
    通常、21日間連続で服用し、7日間の休薬期間を設けます。
    24日間服用して4日間プラセボ錠を服用する製剤もあります。
    ただし、ヤーズフレックスの場合は、出血がなければ最大120日飲み続けられます。

  • 服用開始
    月経1日目から5日以内に開始するのが一般的です。
    初めて使用する場合、避妊効果が完全に得られるまで7日間かかるため、この間は他の避妊法を併用する必要があります。

  • 定期的な健康チェック
    使用中は定期的に血液検査や内診を行います。

ドロスピレノンを含有する医薬品

ヤスミンの商品画像
販売価格 3,680円~
1錠 105円~

ヤスミンとは ヤスミンは、Bayer Schering(バイエルシェリング)社が製造・販売する低用量経口避妊薬(低用量ピル)です。 有効成分として、エチニルエストラジオール(卵胞ホルモン) とドロスピレノン(黄体ホルモン) を含有しています。 ヤスミンは第4世代の1相性ピルに分類され、1錠ごとにホルモン含有量が統一されているため...

有効成分
エチニルエストラジオール ドロスピレノン
ヤミニの商品画像
販売価格 3,080円~
1錠 81円~

ヤミニ(Yamini)とは ヤミニ(Yamini)は、経口避妊薬(ピル)の一種で、有効成分としてドロスピレノンとエチニルエストラジオールを含む複合ホルモン剤です。 この薬剤は主に以下の目的で使用されます。 避妊:女性の排卵を抑制し、子宮内膜の変化や頸管粘液の性状を変えることで、精子の侵入や受精を防ぎます。 月経関連症状...

有効成分
エチニルエストラジオール ドロスピレノン
ヤーズ(YAZ)の商品画像
販売価格 4,480円~
1錠 88円~

ヤーズ(YAZ)とは ヤーズ(YAZ)は、経口避妊薬として広く使用されている低用量ピルの一種です。 有効成分はエチニルエストラジオールとドロスピレノンで、これらのホルモンが協調して作用することで高い避妊効果を発揮します。 製薬企業はバイエルシェリング社で、2006年にアメリカで承認され、その後多くの国で使用されるよ...

有効成分
エチニルエストラジオール ドロスピレノン
クリザンタLSの商品画像
販売価格 1,980円~
1錠 45円~

クリザンタLSとは クリザンタLSは、ヤーズの後発医薬品(ジェネリック) として開発された経口避妊薬です。 インドの製薬会社シプラ社が製造しています。 有効成分はドロスピレノン3mgとエチニルエストラジオール0.02mgで、ヤーズと同じ成分・含有量となっています。 この薬は低用量ピル(LOC) に分類され、女性ホルモンの一種...

有効成分
エチニルエストラジオール ドロスピレノン

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    ドロスピレノンの効果は何ですか?
    回答:

    ドロスピレノンは、主に避妊薬や月経困難症の治療に用いられるプロゲスチン薬です。
    この成分は、視床下部に作用して卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制し、排卵を防ぐ役割があります。
    さらに、子宮内膜の成長を抑え、経血量を減少させることで、生理中の痛みを和らげます。
    ドロスピレノンはエチニルエストラジオールと組み合わせて使用されることが多く、これにより子宮内膜の過剰な成長が防がれ、プロスタグランジンの分泌も抑制されます。
    その結果、生理痛の軽減や生理不順の改善に加え、ニキビや肌荒れといった皮膚トラブルの改善にも効果があります。

  • 質問:
    ドロスピレノンに避妊効果はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンは、単独での避妊効果は低いですが、エチニルエストラジオールと組み合わせることで避妊薬として使用されます。
    この組み合わせは、低用量ピルと呼ばれる避妊薬に含まれており、卵胞の発育を抑えて排卵を防ぎます。
    ドロスピレノンは黄体ホルモン様の作用により、子宮内膜を安定させ、受精卵の着床を防ぐ効果もあります。
    避妊効果は非常に高く、パール指数(100人の女性が1年間使用したときの妊娠率)は0.1未満です。
    ただし、服用を忘れたり、タイミングがずれたりすると、効果が低下する可能性があるため、正確に服用することが重要です。

  • 質問:
    ドロスピレノンの副作用はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンは、一般的に副作用が比較的少ないとされていますが、以下のような副作用が報告されています。
    主な副作用には、にきび、頭痛、乳房の圧痛、体重増加、不正出血、吐き気などがあります。
    また、ドロスピレノンの使用によって血栓症のリスクが高まる可能性があるため、疼痛や腫れ、突然の息切れ、胸痛、強い頭痛などの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けることが重要です。
    特に喫煙者や高血圧、心血管系の障害がある方は、血栓症のリスクがさらに高まるため、注意が必要です。

  • 質問:
    ドロスピレノンはニキビ改善に効果がありますか?
    回答:

    ドロスピレノンにはニキビ改善効果があります。ドロスピレノンは第四世代の合成プロゲスチンで、アンドロゲン活性を抑制する能力があります。
    これにより、男性ホルモンの影響を減らし、皮脂の過剰分泌を抑えることでニキビの予防に役立ちます。
    ただし、ニキビの改善には個人差があり、すべての人に同じように効果が見られるわけではありません。
    ピルの使用初期には、ホルモンバランスの変化によりニキビが一時的に悪化することもありますが、通常は数ヵ月内に改善が見込まれます。

  • 質問:
    ドロスピレノンを含むピルの種類は何ですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含むピルには、主に「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」があります。
    これらは第四世代の低用量経口避妊薬で、特にアンドロゲン受容体に対する拮抗作用が強いため、ニキビや多毛症の改善にも効果があります。
    「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」は、避妊効果に加えて月経困難症や過多月経の緩和、生理周期の調整、肌荒れの改善などが期待できます。
    ただし、日本国内では避妊効果の検証が行われていないため、避妊目的での処方はされていません。

  • 質問:
    ドロスピレノンとエチニルエストラジオールの違いは何ですか?
    回答:

    ドロスピレノンとエチニルエストラジオールは、どちらも経口避妊薬に使われるホルモンですが、異なる働きをします。
    ドロスピレノンは合成プロゲステロンで、主に卵巣からの卵子の放出を防ぐことで避妊しますし、月経を安定させます。
    エチニルエストラジオールは合成エストロゲンで、卵胞の成長を助け、排卵を調整します。
    これらを一緒に使うことで、避妊だけでなく、月経の不安定さを改善する効果も期待できます。

  • 質問:
    ドロスピレノンを服用する際の注意点は何ですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含むピルを服用する際には、以下の注意点を守ることが重要です。
    まず、ピルは毎日同じ時間に飲むことで、効果をしっかり保つことができます。
    万が一、飲み忘れた場合は、すぐに服用し、その後の服用も通常通り続けるようにしましょう。
    喫煙者や35歳以上の方、過去に血栓症の経験がある方は、副作用のリスクが高まるため、事前に医師と相談することが大切です。
    また、下痢や嘔吐があった場合は、ピルの効果が不安定になることがあるため、追加の避妊策を講じるか、医師に相談することをおすすめします。
    服用中に他の薬やサプリメントを使用している場合も、相互作用のリスクを避けるため、医師に知らせるようにしましょう。
    ピルを始める前には、妊娠していないことを確認し、定期的に健康チェックを受けることも忘れずに。

  • 質問:
    ドロスピレノンを含む避妊薬のメリットは何ですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含む避妊薬は、避妊効果以外にも様々な健康上のメリットがあります。
    まず、排卵を抑えることで非常に高い避妊効果を発揮し、精子の侵入を防ぐために子宮頸管の粘液を変化させ、子宮内膜を薄くして受精卵の着床を抑制します。
    また、ドロスピレノンには抗アンドロゲン作用があり、これによりニキビや多毛症の改善が期待できます。
    さらに、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)の症状を軽減する効果もあります。
    更年期のホルモン療法としても使用され、血管の不快な症状や腟の萎縮、閉経後の骨粗鬆症の治療にも役立ちます。
    加えて、エストロゲンによる塩分や水分の保持を抑え、体重の増加を防ぐ効果もあるとされています。

  • 質問:
    ドロスピレノンの安全ですか?
    回答:

    ドロスピレノンは、避妊や月経困難症の治療に使われるプロゲスチンで、安全性が高いとされています。
    しかし、使用する際にはいくつか注意点があります。
    特に、血栓症のリスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。
    血栓症とは、血液が固まって血管を塞ぐ状態で、下肢の急な痛みや腫れ、息切れ、胸痛、激しい頭痛などの症状が現れることがあります。
    こうした症状が出た場合は、すぐに服用を中止し、医師に相談することが大切です。
    また、喫煙者や35歳以上の女性、過去に血栓症の経験がある方はリスクがさらに高くなるため、使用前に医師とよく相談してください。

  • 質問:
    ドロスピレノンは他のプロゲスチンと比較して何が特徴ですか?
    回答:

    ドロスピレノンは、他のプロゲスチンと異なる特徴を持っています。
    特に、抗ミネラルコルチコイド作用と抗アンドロゲン作用が強く、これがむくみやニキビの予防に役立ちます。
    加えて、ドロスピレノンはプロゲステロンに近い作用を持ち、副作用が少ないとされています。
    このため、月経困難症や子宮内膜症の治療にも適しています。
    一般的に、ドロスピレノンは他のプロゲスチンよりも副作用が少なく、より自然なホルモン補充に近いとされています。

  • 質問:
    ドロスピレノンが含まれる低用量ピルの価格はいくらですか?
    回答:

    日本でのドロスピレノンを含む低用量ピルの価格は、一般的に1シート(28日分)で2,000円~4,000円です。
    価格はピルのブランドや医療機関によって異なり、保険の適用があると費用が抑えられることがあります。
    保険適用の場合、1シートあたり1,000円前後になることもあります。
    一方、保険適用外で自費診療の場合は、料金が高くなる傾向があります。
    さらに、ジェネリック医薬品を選ぶことで、さらにコストを削減することが可能です。

  • 質問:
    ドロスピレノンの服用方法と推奨される摂取量はどれくらいですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含む低用量ピルは、1日1錠を毎日決まった時間に服用します。
    これらのピルは通常、28日分のパックで提供され、21日間は活性成分の入った錠剤を服用し、その後7日間は非活性の錠剤(偽薬)を使用します。
    ドロスピレノンの含量は1錠あたり0.02mgから0.03mgで、これは超低用量ピルの範囲に入ります。
    この服用方法を守ることで、ホルモンの安定性が保たれ、避妊効果が確実に得られます。

  • 質問:
    ドロスピレノンの服用をやめるべきタイミングはいつですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含むピルの服用を中止するタイミングは、主に医師の指示に従うことが重要です。
    一般的なガイドラインとして、以下の状況で服用を中止し、医師に相談することが推奨されます。
    1.重大な副作用が発生した場合:血栓症の兆候(例: 足の痛みや腫れ、急激な息切れ、胸痛)や、肝機能障害の症状(例:黄疸、激しい腹痛)などが現れた時。
    2.妊娠が判明した、妊娠を希望する場合:ピルの服用は妊娠中は避けるべきです。
    3.手術や長期の安静が必要な場合:血栓のリスクを高める可能性があるため、手術の4週間前や回復期間中は中止することが一般的です。
    4.喫煙者で35歳以上の女性: 喫煙は血栓のリスクを高めるため、特に年齢が高い女性はリスクがさらに増加します。

  • 質問:
    ドロスピレノンの副作用を軽減する方法はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンの副作用を軽減するには、まず医師の指示に従って正確に服用することが最も大切です。
    副作用は通常、服用開始後のホルモンバランスの変化によるもので、多くは2~3ヵ月以内に体が慣れて軽減することが一般的です。
    以下の方法で副作用を軽減することができます
    ・定期的な健康チェック:6ヵ月ごとに検診を受け、年に1回は子宮や卵巣の検査を行うと良いでしょう。
    ・生活習慣の見直し:バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレスの管理、適度な運動を心がけましょう。
    ・薬剤の相互作用の確認:服用中の他の薬剤が副作用に影響していないか、医師に相談することをおすすめします。
    副作用が重い場合や血栓症の兆候が見られるときは、すぐに服用を中止し、医師に相談する必要があります。

  • 質問:
    ドロスピレノンの代替品はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンの代替品としては、他のプロゲスチン成分を含む低用量ピルが考えられます。
    これらのピルは、ドロスピレノンとは異なるプロゲスチンを含んでおり、それぞれ異なる特性や効果を持っています。
    例えば、第一世代のノルエチステロン、第二世代のレボノルゲストレル、第三世代のデソゲストレルがあり、これらは月経困難症の軽減や避妊を目的として使用されます。
    また、プロゲステロン製剤のジエノゲストや、ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルなども代替治療薬として利用可能です。

  • 質問:
    ドロスピレノンを使用した際の血栓ができるリスクがありますか?
    回答:

    ドロスピレノンを使用すると、血栓ができるリスクがあります。
    ドロスピレノンを含む避妊薬は、一般的に他の経口避妊薬と同様に、血栓症のリスクを高めることが知られています。
    具体的には、静脈血栓塞栓症(VTE)や動脈血栓塞栓症(ATE)のリスクが増す可能性があります。
    リスク因子には、喫煙、高血圧、高脂血症、肥満、家族歴、高齢などがあり、これらの因子が重なるとリスクがさらに増加します。
    特に初めて経口避妊薬を使う場合や、他の健康状態と併用する場合には、医師に血栓形成のリスクについて相談することが重要です。

  • 質問:
    ドロスピレノンと体重増加の関連性はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンと体重増加の関連性については、ドロスピレノンを含む経口避妊薬が体重増加を引き起こす可能性は比較的低いとされています。
    ドロスピレノンは自然な黄体ホルモンに似た作用を持ち、男性ホルモン様の影響が少ないため、体重増加や食欲の増進といった副作用が出にくいとされています。
    また、抗ミネラルコルチコイド作用があり、エストロゲンによる塩分と水分の保持を抑えるため、体重の維持やわずかな減少を促す可能性があります。
    しかし、低用量ピル全体において体重増加との因果関係が明確ではないため、個々の反応に差があることを考慮する必要があります。

  • 質問:
    ドロスピレノンを使用する際の食事制限はありますか?
    回答:

    ドロスピレノンを服用する際に特別な食事制限はありませんが、いくつか気を付ける点があります。
    ドロスピレノンは抗ミネラルコルチコイド作用を持っており、高カリウム血症のリスクがあるため、カリウムを含む食品の摂取量に気を付けることが重要です。
    また、グレープフルーツやそのジュースは、ドロスピレノンの代謝に影響を与える可能性があるため、摂取を避けるか、医師に確認することをおすすめします。

  • 質問:
    ドロスピレノンを含むピルの服用を開始する最適なタイミングはいつですか?
    回答:

    ドロスピレノンを含むピルを服用する最適なタイミングは、生理が始まった日に開始することです。
    これを「Day1スタート」と呼び、生理の第1日目から24時間以内にピルの1錠目を服用することで、避妊効果がすぐに発揮されます。
    生理初日に服用できない場合でも、生理が始まってから5日目までに服用を開始すれば、避妊効果を得ることができます。
    ただし、服用開始のタイミングは個人の健康状態やライフスタイルにより異なるため、医師と相談することが大切です。

  • 質問:
    ドロスピレノンを使用した治療の成功率はどれくらいですか?
    回答:

    ドロスピレノンを使用した治療の成功率は、治療する病状や個々の患者さんの状態によって異なります。
    避妊に関しては、正しく服用することでピルの避妊率は約99%に達し、飲み忘れがない場合の妊娠リスクは約0.3%です。
    月経困難症やニキビ治療においても、多くの女性に良い結果が得られているとされています。
    ドロスピレノンの抗アンドロゲン作用は、特にニキビの改善に効果的であり、また月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)、月経困難症の症状の軽減にも寄与します。
    更年期ホルモン療法では、骨密度の増加や閉経後の骨折リスクの低下が示されています。