• カナ
    セチリジン
  • 英語名
    Cetirizine
  • 化学式
    C21H25ClN2O3
  • 分子量
    461.82 g/mol

セチリジンの特徴と効果

セチリジンは、様々なアレルギー症状の緩和に用いられる抗ヒスタミン薬です。
花粉症やハウスダストアレルギー、じんましんなど、多くのアレルギー疾患に対して効果を発揮します。
体内で過剰に放出されるヒスタミンの働きを抑えることで、つらい症状を和らげます。

セチリジンは第2世代の抗ヒスタミン薬に分類されます。
従来の抗ヒスタミン薬と比べて、脳への影響が少なく、眠気などの副作用が起こりにくいのが特徴です。

主な効果は以下の通りです。

  • 鼻のアレルギー症状の緩和
    くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を抑えます。
    花粉症や通年性アレルギー性鼻炎の方に効果的です。

  • 目のアレルギー症状の改善
    かゆみや充血、涙目などの不快な症状を和らげます。

  • 皮膚のアレルギー反応の抑制
    じんましんや湿疹によるかゆみや発疹を軽減します。

1日1回の服用で24時間効果が持続するため、朝の1回の服用で1日中症状をコントロールできます。

セチリジンは医師の処方に基づいて服用します。
一般的な用法は以下の通りです。

  • 成人:1日1回10mgを服用
  • 小児(7歳以上):体重や症状に応じて5mgから10mgを1日1回服用

セチリジンの選び方

セチリジンを選ぶ際は、自分の症状や生活スタイルに合わせて考えることが大切です。
以下のような方にセチリジンが向いています。

  • 1日中アレルギー症状のコントロールを必要とする方
  • 日中の眠気を極力避けたい方
  • 複数のアレルギー症状に悩まされている方
  • 長期的な使用を検討している方

ただし、薬の効果には個人差があるため、使用してみて効果が感じられない場合や副作用が気になる場合は、医師に相談して別の薬に変更することも考えましょう。

セチリジンと他の治療法の組み合わせ

セチリジンは単独で使用されることもありますが、他の治療法と組み合わせて使用されることもあります。

  • 鼻噴霧ステロイド薬との併用
    重度の鼻炎症状がある場合、セチリジンと鼻噴霧ステロイド薬を併用することで、より効果的に症状を抑えられます。

  • 外用薬との併用
    皮膚のアレルギー症状に対しては、セチリジンの内服と抗アレルギー作用のある軟膏やクリームの併用が効果的な場合があります。

セチリジンは比較的安全性が高く、長期使用が可能な薬剤です。
しかし、長期間使用する場合は、症状の改善状況を定期的に確認し、必要に応じて用量の調整や他の治療法への変更を検討しましょう。
また、長期使用による副作用が現れないか、自身の体調の変化に注意を払いましょう。

セチリジン塩酸塩を含有する医薬品

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1錠 96円~

ジルテック10mgとは ジルテック10mgは、セチリジン塩酸塩を有効成分とする第二世代抗ヒスタミン薬です。 この薬剤は、アレルギー性疾患の治療に広く使用されており、特にアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、湿疹・皮膚炎などの症状緩和に効果を発揮します。 ジルテック10mgは、1日1回の服用で24時間効果が持続するため、患者の服薬...

有効成分
セチリジン塩酸塩

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は何に効きますか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギーに効果のある薬剤です。
    アレルギーの原因となる物質(ヒスタミン)や、炎症を起こす物質の作用を抑え、アレルギー症状を改善します。
    具体的には、次のような病気の人に処方されます。
    ・成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
    ・小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
    このように、レボセチリジンは様々なアレルギー疾患に効果のある薬剤です。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩の副作用は何ですか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギーの症状を改善する薬剤です。
    くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなど、つらいアレルギー症状の原因となる物質の働きを抑えます。
    具体的には、次のような病気に効果があります。
    ・大人:アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、痒疹(ようしん)、皮膚そう痒症(ひふそうようしょう)
    ・子ども:アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
    このように、レボセチリジンは様々なアレルギー疾患に効果のある薬剤です。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は眠くなる薬ですか?
    回答:

    レボセチリジンには、次のような重大な副作用が報告されています。
    ・アナフィラキシー:冷汗が出る、めまい、顔面蒼白などの症状が現れることがあります。
    ・痙攣(けいれん):顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとするなどの症状が現れることがあります。
    ・肝機能障害(かんきのうしょうがい):疲れやすい、体がだるい、力が入らないなどの症状が現れることがあります。
    ・黄疸(おうだん):白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなるなどの症状が現れることがあります。
    ・血小板減少(けっしょうばんげんしょう):鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができるなどの症状が現れることがあります。
    このような症状が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は1日に何回服用しますか?
    回答:

    レボセチリジンの服用方法は、通常、次のとおりです。
    ・成人:1日1回5mg(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回5mg(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    特に、腎臓に障害のある方や高齢者は医薬品が効きすぎてしまうことがあり、少ない量から服用を始めることがあります。
    医薬品の効果を得るためにも、レボセチリジンは医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は皮膚の痒みに効きますか?
    回答:

    レボセチリジンはアレルギーを抑える薬剤のため、花粉症による次のような症状に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹、皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    ただし、レボセチリジンは症状を一時的には和らげてくれますが、花粉症そのものを治す効果はありません。
    また、効果には個人差があり、すべての花粉症に効果があるとは限りません。
    花粉症を抑えるには、薬剤に加えて、花粉を避ける環境も重要です。
    花粉症の症状が改善しない場合は、医師や薬剤師に相談し、ご自身にあった治療法を提案してもらいましょう。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩のジェネリックは何ですか?
    回答:

    レボセチリジンの飲む量と回数は、通常以下のとおりです。
    ・成人:1日1回1錠(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回半錠(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    薬剤の効果を得るためにも、医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は何歳から使えますか?
    回答:

    レボセチリジンとロキソニンは一緒に飲んでも問題ありません。
    レボセチリジンはアレルギー反応、ロキソニンは発熱や痛みを抑えるお薬であり、飲み合わせによる心配は基本的にありません。
    ただし、どちらの医薬品も副作用として眠気を引き起こす可能性があります。
    一緒に服用すると眠気が増強されることがあるため、車の運転や危険な作業を行う際は注意が必要です。
    また、持病がある方や他の医薬品を服用している方は、念のため医師や薬剤師に相談してから服用することをおすすめします。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は鼻水に効果がありますか?
    回答:

    レボセチリジンの眠気は、個人差がありますが、一般的には比較的少ないとされています。
    従来の抗ヒスタミン薬(第一世代抗ヒスタミン薬)に比べて、レボセチリジンは脳への移行性が低いため、眠気の副作用が起こりにくいという特徴があります。
    しかし、全く眠気が起こらないわけではなく、個人差や体質によっては眠気を感じることがあります。
    また、服用量が多い場合や、医薬品との併用によって眠気が増強されることもあります。
    レボセチリジンを服用する際は、車の運転など危険な作業を避けてください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩の禁忌はありますか?
    回答:

    レボセチリジンは、通常は就寝前にレボセチリジンを服用します。
    ・成人:1日1回1錠(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回半錠(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    薬剤の効果を得るためにも、医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩の副作用は何ですか?
    回答:

    ザイザルとレボセチリジンは、どちらもアレルギー症状を抑える薬剤ですが、主に次のような違いがあります。
    ・ザイザル:グラクソ・スミスクライン株式会社が製造販売する「先発医薬品」です。
    「ザイザル錠5mg」の1種類のみが販売されています。
    先発医薬品のため、他のレボセチリジンに比べると高価です。
    ・レボセチリジン:有効成分の名前であり、「ジェネリック医薬品」として多くのメーカーが製造・販売しています。
    錠剤だけでなく、「シロップタイプ」も販売されています。
    ジェネリック医薬品のため、ザイザルに比べると安価です。
    このように、ザイザルとレボセチリジンには複数の違いがありますが、基本的な効果は同じです。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩はアルコールと飲み合わせできますか?
    回答:

    レボセチリジンを有効成分として含むお薬「ザイザル錠」の説明書には、以下のように書かれています。
    レボセチリジンを飲み忘れた場合は、決して2回分を一度に飲まないでください。
    飲み忘れに気が付いた時点で、1回分を服用してください。
    ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。
    つまり、夜にレボセチリジンの飲み忘れに気が付いた場合は、次の飲む時間が近いため、その夜は服用をせずに次の日の夜に1回分を飲みましょう。
    2回分を一度に服用すると、強い眠気が現れることがあるため、飲み忘れた場合は必ず指示どおりにレボセチリジンを飲んでください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩使用の注意点はありますか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギー性鼻炎に有効です。
    レボセチリジンは、次のような症状に効果のある医薬品です。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹、皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    なお、レボセチリジンの購入には医師の処方箋が必要なため、アレルギー性鼻炎でお悩みの方は、医師に相談してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は花粉症に効きますか?
    回答:

    レボセチリジン塩酸塩シロップはアレルギーを抑える医薬品の一種で、次のような病気に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹・皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    レボセチリジンの購入には医師の処方箋が必要なため、このような病気にお悩みの方は、一度医師に相談してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は夜に飲むべきですか?
    回答:

    レボセチリジンはアレルギーに対しての薬剤のため、風邪には効果がありません。
    レボセチリジンには、次のような病気に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・蕁麻疹
    ・湿疹・皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    風邪はアレルギーが原因ではなく、ほとんどがウイルスによるものです。
    風邪にお悩みの方は、医師または薬剤師に相談し適切な治療を受けてください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩は炎症を抑える薬ですか?
    回答:

    レボセチリジンは即効性が高く、通常は飲み始めてから約1時間で効果が現れます。
    効果の持続時間は約24時間であり、大人であれば1日1回飲むだけで効果が続きます。
    ただし、効果や持続時間には、年齢や持っている他の病気によって個人差があります。
    効果が感じられない場合や症状が悪化した場合は、医師や薬剤師に相談してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩を子どもに与える間隔はどれくらいですか?
    回答:

    レボセチリジンとザイザルは、同じ有効成分「レボセチリジン塩酸塩」を含むアレルギーに対しての医薬品です。
    レボセチリジン塩酸塩は有効成分の名前ですが、同じくレボセチリジン塩酸塩という製品名で、複数のメーカーからジェネリック医薬品が販売されています。
    一方、ザイザルは先発医薬品であり、グラクソ・スミスクライン株式会社が販売しています。
    つまり、レボセチリジンとザイザルは同じ有効成分を含むアレルギーのお薬ですが、製品としては別ということになります。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩の効果期間はどれくらいですか?
    回答:

    レボセチリジンの薬価は、製品によって異なります。
    レボセチリジンは有効成分名であり、レボセチリジンを含む複数の医薬品が販売されています。
    2024年6月における、レボセチリジンを有効成分とする製品の薬価は次のとおりです。(一部抜粋)
    ・レボセチリジン塩酸塩錠5mgは13.5円
    ・ザイザル錠5mgは48.9円
    ・レボセチリジン塩酸塩0.05%シロップは6.7円
    ・ザイザルシロップ0.05%は8.8円
    ザイザルは先発医薬品であり、他のジェネリック医薬品に比べると薬価が高く設定されています。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩はどのようなアレルギー症状に効果がありますか?
    回答:

    レボセチリジンは、ザイザルというお薬のジェネリック医薬品です。
    ザイザルは、グラクソ・スミスクライン株式会社が製造・販売する先発医薬品であり、次の2種類が販売されています。
    ・ザイザル錠5mg
    ・ザイザルシロップ0.05%
    一方で、ジェネリック医薬品は複数のメーカーが製造・販売しており、大きく分けて、次の6種類の剤型があります。
    ・5mg錠
    ・5mg口腔内崩壊錠
    ・2.5mg錠
    ・2.5mg口腔内崩壊錠
    ・0.05%シロップ
    ・0.5%ドライシロップ
    このように、レボセチリジンはザイザルのジェネリック医薬品ですが、先発医薬品にはない剤型も販売されています。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩を服用しているときに運転しても大丈夫ですか?
    回答:

    レボセチリジンは医療用医薬品であり、市販はされていません。
    レボセチリジンは医師の処方箋のもと、薬局などで販売されています。
    しかし、レボセチリジンと同様の作用を持つセチリジン塩酸塩やフェキソフェナジン塩酸塩は市販されています。
    例えば、ケアエビンや新コンタック鼻炎Zなどの製品があります。
    市販薬を使う場合は、医薬品の説明書をよく読み、指示どおりに使用してください。

  • 質問:
    セチリジン塩酸塩の服用量はどのくらいが適切ですか?
    回答:

    レボセチリジンの主な成分は、レボセチリジン塩酸塩です。
    レボセチリジン塩酸塩は有効成分であり、他にも複数の添加剤が含まれています。
    添加剤の種類は、お薬の剤型や製造するメーカーによって異なります。
    例として、ザイザル錠5mgには、次のような添加剤が含まれています。
    ・結晶セルロース
    ・軽質無水ケイ酸
    ・乳糖水和物
    ・ステアリン酸マグネシウム
    ・ヒプロメロース
    ・酸化チタン
    ・マクロゴール400
    詳細な成分については、お手元にある医薬品の説明書をご覧ください。