• カナ
    レボセチリジン
  • 英語名
    Levocetirizine hydrochloride
  • 化学式
    C21H25ClN2O3.2HCl
  • 分子量
    461.8097 g/mol

レボセチリジンの特徴とは?

レボセチリジンは、花粉症やじんましんなどのアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬の一種です。
体内で引き起こされるヒスタミンの作用を抑えることで、くしゃみや鼻水、かゆみといった不快な症状を軽減します。

レボセチリジンは、セチリジンという薬の改良版として開発されました。
セチリジンの有効成分を半分にした薬剤で、より少ない量で効果を発揮します。
そのため、副作用の心配が少なく、長時間作用が持続するのが特徴です。

通常、1日1回の服用で済むため、飲み忘れが少なく、日中の眠気などの副作用も比較的軽いとされています。
ただし、個人差があるため、服用後は自身の体調の変化に注意を払うことが大切です。

レボセチリジンの効果

レボセチリジンは、主に以下のようなアレルギー症状の緩和に効果があります。

  • 鼻炎症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 目の症状:かゆみ、充血、涙目
  • 皮膚症状:かゆみ、発疹、じんましん

これらの症状は、体内でヒスタミンが過剰に放出されることで引き起こされます。
レボセチリジンは、このヒスタミンの作用を抑制することで症状を和らげます。

花粉症の季節やハウスダストアレルギーの方には特に効果的で、日常生活の質を向上させるのに役立ちます。
また、通年性アレルギー性鼻炎の方にも広く使用されています。

レボセチリジンの注意点

服用の際は、以下の点に気をつけましょう。

  • 決められた用量を守る
  • アルコールとの併用を避ける
  • 妊娠中や授乳中の方は医師に相談する
  • 他の薬との相互作用に注意する

眠気や口の渇きなどの副作用が現れることがあります。
これらの症状が強く出る場合は、医師に相談しましょう。

また、長期間使用する場合は、定期的に症状の改善具合を確認することが大切です。
症状が改善しない場合や、悪化する場合は、速やかに医師に相談してください。

レボセチリジンと生活習慣

レボセチリジンの効果を最大限に引き出すためには、薬の服用だけでなく、日常生活での工夫も重要です。
アレルギー症状を軽減するための生活習慣として、以下のようなことが挙げられます。

花粉やハウスダストを避ける

  • 外出時はマスクや眼鏡を着用する
  • 帰宅後は手洗い、うがい、洗顔を行う
  • 室内の掃除や換気をこまめに行う

規則正しい生活を心がける

  • 十分な睡眠をとる
  • バランスの取れた食事を心がける
  • 適度な運動を行う

ストレス管理

  • ストレスがアレルギー症状を悪化させることがあるため、リラックスする時間を持つ

アレルゲンの把握

  • 自分のアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を把握し、できるだけ接触を避ける

これらの生活習慣を取り入れることで、レボセチリジンの効果をさらに高められます。

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アレリニット5mgとは アレリニット5mgは、レボセチリジンを有効成分とする抗ヒスタミン薬です。 この薬剤は、ザイザルのジェネリック医薬品として知られており、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などのアレルギー症状の治療に広く使用されています。 レボセチリジンは、セチリジン(商品名:ジルテック)の活性体であり、より効果的...

有効成分
レボセチリジン

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    レボセチリジンは何に効きますか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギーに効果のある薬剤です。
    アレルギーの原因となる物質(ヒスタミン)や、炎症を起こす物質の作用を抑え、アレルギー症状を改善します。
    具体的には、次のような病気の人に処方されます。
    ・成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
    ・小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
    このように、レボセチリジンは様々なアレルギー疾患に効果のある薬剤です。

  • 質問:
    レボセチリジンの効果はどのようなものですか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギーの症状を改善する薬剤です。
    くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなど、つらいアレルギー症状の原因となる物質の働きを抑えます。
    具体的には、次のような病気に効果があります。
    ・大人:アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、痒疹(ようしん)、皮膚そう痒症(ひふそうようしょう)
    ・子ども:アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
    このように、レボセチリジンは様々なアレルギー疾患に効果のある薬剤です。

  • 質問:
    レボセチリジンの副作用にはどのようなものがありますか?
    回答:

    レボセチリジンには、次のような重大な副作用が報告されています。
    ・アナフィラキシー:冷汗が出る、めまい、顔面蒼白などの症状が現れることがあります。
    ・痙攣(けいれん):顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとするなどの症状が現れることがあります。
    ・肝機能障害(かんきのうしょうがい):疲れやすい、体がだるい、力が入らないなどの症状が現れることがあります。
    ・黄疸(おうだん):白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなるなどの症状が現れることがあります。
    ・血小板減少(けっしょうばんげんしょう):鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができるなどの症状が現れることがあります。
    このような症状が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。

  • 質問:
    レボセチリジンの服用方法はどのようにすればよいですか?
    回答:

    レボセチリジンの服用方法は、通常、次のとおりです。
    ・成人:1日1回5mg(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回5mg(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    特に、腎臓に障害のある方や高齢者は医薬品が効きすぎてしまうことがあり、少ない量から服用を始めることがあります。
    医薬品の効果を得るためにも、レボセチリジンは医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    レボセチリジンは花粉症に効きますか?
    回答:

    レボセチリジンはアレルギーを抑える薬剤のため、花粉症による次のような症状に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹、皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    ただし、レボセチリジンは症状を一時的には和らげてくれますが、花粉症そのものを治す効果はありません。
    また、効果には個人差があり、すべての花粉症に効果があるとは限りません。
    花粉症を抑えるには、薬剤に加えて、花粉を避ける環境も重要です。
    花粉症の症状が改善しない場合は、医師や薬剤師に相談し、ご自身にあった治療法を提案してもらいましょう。

  • 質問:
    レボセチリジンは1日に何回服用しますか?
    回答:

    レボセチリジンの飲む量と回数は、通常以下のとおりです。
    ・成人:1日1回1錠(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回半錠(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    薬剤の効果を得るためにも、医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    レボセチリジンとロキソニンは一緒に飲めますか?
    回答:

    レボセチリジンとロキソニンは一緒に飲んでも問題ありません。
    レボセチリジンはアレルギー反応、ロキソニンは発熱や痛みを抑えるお薬であり、飲み合わせによる心配は基本的にありません。
    ただし、どちらの医薬品も副作用として眠気を引き起こす可能性があります。
    一緒に服用すると眠気が増強されることがあるため、車の運転や危険な作業を行う際は注意が必要です。
    また、持病がある方や他の医薬品を服用している方は、念のため医師や薬剤師に相談してから服用することをおすすめします。

  • 質問:
    レボセチリジンの眠気はひどいですか?
    回答:

    レボセチリジンの眠気は、個人差がありますが、一般的には比較的少ないとされています。
    従来の抗ヒスタミン薬(第一世代抗ヒスタミン薬)に比べて、レボセチリジンは脳への移行性が低いため、眠気の副作用が起こりにくいという特徴があります。
    しかし、全く眠気が起こらないわけではなく、個人差や体質によっては眠気を感じることがあります。
    また、服用量が多い場合や、医薬品との併用によって眠気が増強されることもあります。
    レボセチリジンを服用する際は、車の運転など危険な作業を避けてください。

  • 質問:
    レボセチリジンは夜飲みますか?
    回答:

    レボセチリジンは、通常は就寝前にレボセチリジンを服用します。
    ・成人:1日1回1錠(就寝前)
    ・小児(7歳以上15歳未満):1日2回半錠(朝食後と就寝前)
    ただし、飲む量や回数は患者さんの症状に合わせて、個別に医師が判断します。
    薬剤の効果を得るためにも、医師の指示どおりに服用してください。

  • 質問:
    ザイザルとレボセチリジンの違いは何ですか?
    回答:

    ザイザルとレボセチリジンは、どちらもアレルギー症状を抑える薬剤ですが、主に次のような違いがあります。
    ・ザイザル:グラクソ・スミスクライン株式会社が製造販売する「先発医薬品」です。
    「ザイザル錠5mg」の1種類のみが販売されています。
    先発医薬品のため、他のレボセチリジンに比べると高価です。
    ・レボセチリジン:有効成分の名前であり、「ジェネリック医薬品」として多くのメーカーが製造・販売しています。
    錠剤だけでなく、「シロップタイプ」も販売されています。
    ジェネリック医薬品のため、ザイザルに比べると安価です。
    このように、ザイザルとレボセチリジンには複数の違いがありますが、基本的な効果は同じです。

  • 質問:
    レボセチリジンを夜に飲み忘れた場合どうしたらいいですか?
    回答:

    レボセチリジンを有効成分として含むお薬「ザイザル錠」の説明書には、以下のように書かれています。
    レボセチリジンを飲み忘れた場合は、決して2回分を一度に飲まないでください。
    飲み忘れに気が付いた時点で、1回分を服用してください。
    ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。
    つまり、夜にレボセチリジンの飲み忘れに気が付いた場合は、次の飲む時間が近いため、その夜は服用をせずに次の日の夜に1回分を飲みましょう。
    2回分を一度に服用すると、強い眠気が現れることがあるため、飲み忘れた場合は必ず指示どおりにレボセチリジンを飲んでください。

  • 質問:
    アレルギー性鼻炎にレボセチリジンは効きますか?
    回答:

    レボセチリジンは、アレルギー性鼻炎に有効です。
    レボセチリジンは、次のような症状に効果のある医薬品です。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹、皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    なお、レボセチリジンの購入には医師の処方箋が必要なため、アレルギー性鼻炎でお悩みの方は、医師に相談してください。

  • 質問:
    レボセチリジン塩酸塩シロップは何に効く薬ですか?
    回答:

    レボセチリジン塩酸塩シロップはアレルギーを抑える医薬品の一種で、次のような病気に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・じんましん
    ・湿疹・皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    レボセチリジンの購入には医師の処方箋が必要なため、このような病気にお悩みの方は、一度医師に相談してください。

  • 質問:
    レボセチリジンは風邪に効きますか?
    回答:

    レボセチリジンはアレルギーに対しての薬剤のため、風邪には効果がありません。
    レボセチリジンには、次のような病気に効果があります。
    ・アレルギー性鼻炎
    ・蕁麻疹
    ・湿疹・皮膚炎
    ・痒疹
    ・皮膚そう痒症
    風邪はアレルギーが原因ではなく、ほとんどがウイルスによるものです。
    風邪にお悩みの方は、医師または薬剤師に相談し適切な治療を受けてください。

  • 質問:
    レボセチリジンはどのくらいで効きますか?
    回答:

    レボセチリジンは即効性が高く、通常は飲み始めてから約1時間で効果が現れます。
    効果の持続時間は約24時間であり、大人であれば1日1回飲むだけで効果が続きます。
    ただし、効果や持続時間には、年齢や持っている他の病気によって個人差があります。
    効果が感じられない場合や症状が悪化した場合は、医師や薬剤師に相談してください。

  • 質問:
    レボセチリジンとザイザルは同じ薬ですか?
    回答:

    レボセチリジンとザイザルは、同じ有効成分「レボセチリジン塩酸塩」を含むアレルギーに対しての医薬品です。
    レボセチリジン塩酸塩は有効成分の名前ですが、同じくレボセチリジン塩酸塩という製品名で、複数のメーカーからジェネリック医薬品が販売されています。
    一方、ザイザルは先発医薬品であり、グラクソ・スミスクライン株式会社が販売しています。
    つまり、レボセチリジンとザイザルは同じ有効成分を含むアレルギーのお薬ですが、製品としては別ということになります。

  • 質問:
    レボセチリジンの薬価はいくらですか?
    回答:

    レボセチリジンの薬価は、製品によって異なります。
    レボセチリジンは有効成分名であり、レボセチリジンを含む複数の医薬品が販売されています。
    2024年6月における、レボセチリジンを有効成分とする製品の薬価は次のとおりです。(一部抜粋)
    ・レボセチリジン塩酸塩錠5mgは13.5円
    ・ザイザル錠5mgは48.9円
    ・レボセチリジン塩酸塩0.05%シロップは6.7円
    ・ザイザルシロップ0.05%は8.8円
    ザイザルは先発医薬品であり、他のジェネリック医薬品に比べると薬価が高く設定されています。

  • 質問:
    レボセチリジンは何のジェネリックですか?
    回答:

    レボセチリジンは、ザイザルというお薬のジェネリック医薬品です。
    ザイザルは、グラクソ・スミスクライン株式会社が製造・販売する先発医薬品であり、次の2種類が販売されています。
    ・ザイザル錠5mg
    ・ザイザルシロップ0.05%
    一方で、ジェネリック医薬品は複数のメーカーが製造・販売しており、大きく分けて、次の6種類の剤型があります。
    ・5mg錠
    ・5mg口腔内崩壊錠
    ・2.5mg錠
    ・2.5mg口腔内崩壊錠
    ・0.05%シロップ
    ・0.5%ドライシロップ
    このように、レボセチリジンはザイザルのジェネリック医薬品ですが、先発医薬品にはない剤型も販売されています。

  • 質問:
    レボセチリジンは市販されていますか?
    回答:

    レボセチリジンは医療用医薬品であり、市販はされていません。
    レボセチリジンは医師の処方箋のもと、薬局などで販売されています。
    しかし、レボセチリジンと同様の作用を持つセチリジン塩酸塩やフェキソフェナジン塩酸塩は市販されています。
    例えば、ケアエビンや新コンタック鼻炎Zなどの製品があります。
    市販薬を使う場合は、医薬品の説明書をよく読み、指示どおりに使用してください。

  • 質問:
    レボセチリジンの主な成分は何ですか?
    回答:

    レボセチリジンの主な成分は、レボセチリジン塩酸塩です。
    レボセチリジン塩酸塩は有効成分であり、他にも複数の添加剤が含まれています。
    添加剤の種類は、お薬の剤型や製造するメーカーによって異なります。
    例として、ザイザル錠5mgには、次のような添加剤が含まれています。
    ・結晶セルロース
    ・軽質無水ケイ酸
    ・乳糖水和物
    ・ステアリン酸マグネシウム
    ・ヒプロメロース
    ・酸化チタン
    ・マクロゴール400
    詳細な成分については、お手元にある医薬品の説明書をご覧ください。