リドカインの成分画像
  • カナ
    リドカイン
  • 英語名
    Lidocaine
  • 化学式
    C14H22N2O
  • 分子量
    234.34 g/mol

局所麻酔薬のリドカインとは?

リドカインは局所麻酔薬の一種で、痛みを和らげる効果があります。
歯科治療や小さな外科手術、皮膚の痛みを抑えるために広く使われています。
この成分は神経の信号伝達を一時的に遮断することで、痛みを感じにくくします。
化学的には、アミド型局所麻酔薬に分類されます。
水に溶けやすく、体内でも比較的速やかに吸収されるという特徴があります。

リドカインの効果は使用部位に限定されます。
つまり、使った場所だけが痛みを感じにくくなり、体全体に影響を与えることはありません。
これは、全身麻酔とは大きく異なる点です。

私たちの体には、痛みを感じ取って脳に伝える神経細胞があります。
これらの細胞は、電気信号を使って情報を伝えています。

リドカインは、この電気信号の発生を一時的に止めます。
具体的には、神経細胞の表面にあるナトリウムチャネルという小さな穴をふさぎます。
ナトリウムチャネルは電気信号の発生に必要なので、これがふさがれると痛みの信号が脳に届かなくなります。

その結果、痛みを感じにくくなるのです。
ただし、リドカインの効果は一時的なものです。
体内で分解されたり、使用部位から離れたりすると、再び痛みを感じるようになります。

リドカインの安全性

リドカインは長年使われてきた成分で、適切に使用すれば安全性が高いとされています。
しかし、他の薬と同じように、使い方によっては副作用が起こる可能性があります。

一般的な副作用としては、使用部位の痛み、かゆみ、赤みなどがあります。
これらは通常軽度で、時間とともに自然に治まります。
まれに、アレルギー反応が起こることもあります。

大量に使用したり、誤って血管内に注入したりすると、めまい、耳鳴り、吐き気、けいれんなどの症状が現れる可能性があります。
そのため、医療従事者の指示に従って正しく使用することが大切です。

リドカインの歴史と開発

リドカインが開発されたのは第二次世界大戦中のことでした。
当時、スウェーデンの化学者ニルス・レフベリとその同僚が、より安全で効果的な局所麻酔薬を探していました。

それまでの局所麻酔薬は、コカインから派生した化合物が多く、依存性や毒性の問題がありました。
リドカインは、これらの問題を解決し、しかも効果が高い画期的な薬でした。

1943年に合成されたリドカインは、1948年から臨床で使用され始めました。
その後急速に普及し、現在でも最も広く使われている局所麻酔薬の一つとなっています。

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有効成分
リドカイン

よくあるご質問(FAQ)

  • 質問:
    リドカインとはどんな薬ですか?
    回答:

    リドカインは、局所麻酔に使われる薬で、痛みを感じなくするために神経を一時的に麻痺させます。
    速く効いて、強い麻酔効果を持つため、表面麻酔や硬膜外麻酔、伝達麻酔など、様々な麻酔に用いられます。
    リドカインは液体、ゼリー、点眼液などの形で利用でき、使用する部位によって使い分けます。
    尿道や咽頭の麻酔など、特定の部位の処置や検査に役立ちます。
    リドカインはその速効性と広範な適用範囲から、多くの医療現場で非常に重宝されています。

  • 質問:
    リドカインを使用する際の注意点は何ですか?
    回答:

    リドカインを使用する際には、いくつかの注意点があります。
    まず、リドカインは一般的に安全性が高いとされていますが、アレルギー反応や副作用が出ることがあります。
    例えば、吐き気、頭痛、めまい、手足の震え、眠気などの中枢神経系の症状が現れることがありますので、これらに注意が必要です。
    特に、注射剤として使用する場合は、心臓に影響を与えることがあるため、脈が遅くなったり、最悪の場合にはショック状態になるリスクがあります。
    使用中に異常を感じた場合は、速やかに医療スタッフに相談することが大切です。

  • 質問:
    局所麻酔でリドカインを使用する量はどれくらいですか?
    回答:

    リドカインの使用量は麻酔の種類や部位によって異なります。
    例えば、リドカイン塩酸塩注2%の場合、一般的には成人に対して200mgが使用されます。
    伝達麻酔では、成人に対して40~200mgが標準です。
    指や足の神経ブロックには60~120mgを使用することが多いです。
    浸潤麻酔の場合も、通常は成人に対して40~200mgが使用されます。
    一方、表面麻酔では、適量を塗布したり噴霧したりします。
    部位や目的によって使用量が異なるため、適切な用量を守ることが大切です。

  • 質問:
    リドカインはどんな時に使用しますか?
    回答:

    リドカインは、心臓の異常な電気的興奮を抑えるために用いられる薬剤です。

    具体的には、心室性不整脈や上室性不整脈、急性心筋梗塞に伴う不整脈の治療や予防に使われます。
    リドカインは注射液のほかにも、液剤やゼリー、点眼液としても提供され、局所麻酔が必要な処置や検査に広く使用されています。
    たとえば、尿道麻酔や気管内挿管など、様々な場面で役立っています。

  • 質問:
    リドカインが効くまでどのくらいかかりますか?
    回答:

    リドカインの局所麻酔薬は、用途に応じていくつかの剤形(クリーム、ゼリー、液体など)で使用されています。
    これらの局所麻酔薬を塗布すると、一般的には約2~3分で効果が現れるため、即効性が特徴です。
    効果の持続時間は、使用するタイプや個人の体質によって異なりますが、通常、1回の塗布で約30分~2時間持続します。

  • 質問:
    リドカインはどこに貼るのですか?
    回答:

    リドカインは主に、皮膚に直接貼る形で使用されます。
    例えば、透析を受けている方が針を刺す際の痛みを和らげるために、リドカインテープを穿刺部の皮膚に貼ることがあります。
    このようにリドカインテープを使用すると、刺す部位の痛みを軽減することができます。
    ただし、リドカインには塗るタイプやスプレータイプ、ゼリータイプもあり、状況に応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。

  • 質問:
    リドカインの適応疾患は何ですか?
    回答:

    リドカイン注射液の適応症として、以下が挙げられます。

    ・期外収縮(心室性)
    ・発作性頻拍(心室性)
    ・急性心筋梗塞時
    ・手術に伴う心室性不整脈の予防
    ・期外収縮(上室性)
    ・発作性頻拍(上室性)

    用法としては静脈内に注射し、効果が認められない場合には、5分後に同量を再度注射することがあります。
    また、効果の持続を期待する時には、追加で注射することがあります。

  • 質問:
    リドカインは何本まで使えますか?
    回答:

    リドカインの使用量は、薬の形状や適応に応じて異なります。
    スプレータイプの表面麻酔の場合、成人では約8~40mgの範囲で使用されることが一般的です。
    テープタイプについては、使用する年齢や部位によって貼付できる枚数が異なります。
    たとえば、3歳以下の子どもには最大2枚、10歳以上の成人には最大6枚まで貼付できます。
    用途や患者の状態に応じて、適切な量と枚数を選ぶことが大切です。

  • 質問:
    リドカインの主な副作用は何ですか?
    回答:

    リドカインを使用する際には、いくつかの副作用に注意が必要です。
    軽度の副作用としては、中毒症状や眠気、不安、興奮、視界のぼやけ、めまい、吐き気、嘔吐、過敏症、蕁麻疹、皮膚の発疹などがあります。
    これらの副作用は比較的よく見られ、使用を中止すると改善することが一般的です。
    ただし、リドカインには重大な副作用もあります。
    例えば、ショック、徐脈、不整脈、血圧の急激な低下、呼吸抑制、意識障害、アナフィラキシーショック、痙攣などが報告されています。
    これらの重篤な症状が現れた場合には、すぐに医療機関に連絡し、適切な処置を受けることが求められます。

  • 質問:
    リドカインテープはいつ貼る必要がありますか?
    回答:

    リドカインテープを効果的に使用するには、治療を行う部位に30分~1時間前に貼っておくと良いです。
    これにより、局所麻酔の効果がしっかりと現れます。
    使用前には、皮膚を清潔に保つために消毒することが大切です。
    これは、穿刺時に感染症のリスクを減らすためです。
    また、同じ部位に何度もリドカインテープを貼ると、皮膚が荒れたり、かぶれたりする可能性があるため、できるだけ違う場所に貼るようにしましょう。

  • 質問:
    リドカインとキシロカインの違いは何ですか?
    回答:

    キシロカインとリドカインは、実際には同じ薬剤を指します。
    リドカインが一般名で、キシロカインはそのブランド名です。
    リドカインは多くの用途に使われる局所麻酔薬ですが、抗不整脈用としても使用されます。
    使用される濃度が異なることがあるため、例えば抗不整脈用には2%のキシロカインが使われ、局所麻酔には0.5%や1%のリドカインが使われることがあります。
    このように、使用目的に応じて濃度や商品名が異なることがありますが、基本的には同じ薬です。

  • 質問:
    リドカインと不整脈は関連がありますか?
    回答:

    リドカインは不整脈と強い関連性があり、冠動脈結紮、ジギタリス投与、アドレナリン投与、機械的刺激などによって生じた不整脈に対して、それぞれ強い抑制作用を示します。

    また、麻酔犬を用いた電気刺激実験において、心室細動の発現閾値を上昇させるという結果も報告されています。

  • 質問:
    リドカインが多く入っている薬は何ですか?
    回答:

    リドカインを多く含む市販薬には、いくつかの選択肢があります。
    例えば、フェミニーナ軟膏Sはリドカインが1g中に20mg含まれており、かゆみに速効性を示すクリームタイプの軟膏です。
    メンソレータムADクリームmは1g中に20mgのリドカインを含み、かゆみ止めとして多成分の鎮痒消炎薬です。
    また、ボラギノールA軟膏はリドカインが1g中に30mg配合されており、痔の痛みを軽減するために用いられます。

  • 質問:
    リドカインは市販で購入できますか?
    回答:

    リドカインだけを含む市販薬は現在のところ販売されていません。
    市販の薬にはリドカインが複数の成分と組み合わせて含まれているものがある一方で、リドカイン単体で購入するには医師からの処方が必要です。
    したがって、リドカインを単独で使用したい場合は、医師に相談し処方を受けることが必要です。

  • 質問:
    リドカインクリームの使い方は何ですか?
    回答:

    リドカインクリームの使用方法は次の通りです。
    1.レーザーや注射針の穿刺予定部位に、10cm2あたり1gのリドカインクリームを塗ります。
    2.塗布後、ポリエチレンフィルムやフィルムドレッシング材を用いて60分間密閉します。塗布量は最大10gまで、また塗布時間は120分を超えないように注意します。
    3.使用したフィルムやドレッシング材を取り除きます。
    4.皮膚に残ったクリームを清潔なガーゼなどで拭き取ります。その後、予定していたレーザーや注射針の処置を行います。

  • 質問:
    リドカインはステロイドですか?
    回答:

    リドカインはステロイドではなく、局所麻酔剤です。
    リドカインは痛みやかゆみの原因となる神経の信号を抑えることで、局所的に麻酔効果を発揮します。
    一方、ステロイドは主に炎症を抑えるために使われる薬です。
    リドカインとステロイドが一緒に含まれている薬もありますが、それぞれの成分は異なる作用を持っています。
    2つの配合薬として、痔の痛みを和らげる外用痔疾薬や、鼻粘膜の過敏性を抑える目的で鼻炎用点鼻薬、水虫や火傷の外用薬などがあります。

  • 質問:
    リドカイン注射の使用方法は何ですか?
    回答:

    リドカイン注射の基本的な使い方は、静脈内に50~100mg(1~2mg/kg)を1~2分かけてゆっくり注射することです。
    効果が不十分な場合は、5分後に同量を追加で注射することができます。
    効果を長く保つためには、10~20分ごとに追加注射することが可能ですが、1時間内での最大投与量は300mgに制限されています。
    注射後のリドカインの効果は通常10~20分で薄れます。

  • 質問:
    リドカインはのアレルギー反応はどう対処しますか?
    回答:

    リドカインによるアレルギー反応が見られた場合は、まずすぐにリドカインの投与を中止します。
    症状が軽度であれば、抗ヒスタミン薬やステロイドの投与が行われることがあります。
    ショック状態や重篤な反応が現れた場合は、まずバイタルサインを確認し、必要に応じて昇圧薬やステロイドの投与を行います。
    呼吸が抑制されている場合には、気管内挿管やバッグ・バルブ・マスクでの換気支援が行われます。
    迅速な対応と専門的な医療措置が求められます。

  • 質問:
    リドカインの薬価はいくらですか?
    回答:

    リドカインの薬価は製品によって異なります。
    以下は主なリドカイン製品の薬価です。
    ・キシロカインポンプスプレー8%:1g27.7円
    ・リドカインポンプスプレー8%「日新」:1g21.2円
    ・ペンレステープ18mg:1枚34.8円
    ・リドカインテープ18mg「YP」:1枚31.6円
    ・リドカインテープ18mg「NP」:1枚47.6円
    ・リドカインテープ18mg「ニプロ」:1枚47.6円
    このように、リドカイン製品の価格は剤形やメーカーによって異なります。

  • 質問:
    リドカインテープが透析に使われる理由は何ですか?
    回答:

    透析治療では、シャントへの針の穿刺が必要ですが、この処置には痛みが伴うことがあります。
    シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流すことを言います。
    リドカインテープは、この痛みを和らげるために使用されます。
    透析治療の前にリドカインテープを皮膚に30分以上貼っておくことで、穿刺時の痛みを軽減できます。
    テープが局所的に麻酔作用を持つため、患者さんの快適さを向上させ、透析治療のストレスを減らすのに役立ちます。
    なお、リドカインテープ以外にも塗るタイプやスプレータイプの麻酔剤が使用されることもあるので、現在の方法で十分な効果が得られない場合は、医師に相談することをおすすめします。