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キノロン系抗菌薬とは何に効く薬か?ニューキノロン系との違いとキノロン系抗菌薬の一覧

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キノロン系抗菌薬とは何に効く薬か?ニューキノロン系との違いとキノロン系抗菌薬の一覧

皮膚感染症や呼吸器感染症などの治療で処方されることの多い、キノロン系抗菌薬は細菌に効果の高い抗生物質の1つです。
今回はキノロン系抗菌薬の効果や副作用、薬剤の種類に加えて、キノロン系とニューキノロン系の薬剤の違いなど、通常とは少し違った側面から解説していきます。

キノロン系抗菌薬とはどんな薬剤か?

キノロン系抗菌薬は様々な感染症の治療薬であり、錠剤やカプセル、細粒などの内服薬をはじめ、点眼や点耳、軟膏、点滴と多岐にわたります。
ここではまず、キノロン系とニューキノロン系の違いについて理解していきましょう。

キノロン系とニューキノロン系の違いとは

キノロン系抗菌薬はキノロン系とニューキノロン系の2種類に大きく分かれます。
それぞれを説明するために、キノロン系抗菌薬が開発された経緯をお話しましょう。

キノロン系抗菌薬の歴史は1962年にまでさかのぼります。

抗マラリア薬のクロロキン合成の副生成物に細菌の増殖抑制効果があることに目をつけた研究者はナリジスク酸を、その後ピロミド酸やピペミド酸を開発しましたが、いずれも有効菌種がグラム陰性菌に限られていたために主に尿路感染症や腸管感染症など一部の病気の治療に使用されていました。

このように菌種が限られ、代謝的にも不安定だった初期の頃のキノロン系抗菌薬をオールドキノロンと言います。
1980年代になり、フッ素やピペラジニル基を骨格に導入したノルフロキサシンが開発されると有効菌種がグラム陽性菌にまで広がり、代謝も安定しました。

これまでのキノロン系抗菌薬とは構造も効果もかなり異なるため、この種類の薬剤をニューキノロン系抗菌薬と呼ぶようになりました。
現在ではニューキノロン系抗菌薬が主流となっていることから、本記事でもニューキノロン系抗菌薬を中心に解説を進めていきます。

ニューキノロン系抗菌薬の効果

ニューキノロン系抗菌薬は細菌のDNA複製に必要となるDNAジャイレースやトポイソメラーゼIVという酵素を阻害して殺菌を殺す効果がある抗生物質で、次のような病気の際に処方されることが多い薬剤です。

  • 呼吸器感染症
  • 消化器感染症
  • 皮膚感染症
  • 泌尿器感染症
  • 婦人科感染症
  • 耳鼻科感染症
  • 眼科感染症 など

ニューキノロン系抗菌薬には多くの製品があり、結核菌や肺炎球菌、好気性グラム陰性菌、嫌気性菌など幅広い種類の細菌に効果を発揮するのが特徴で、具体例を挙げると肺炎や尿路感染症、中耳炎、結膜炎などに処方されます。

また、ニューキノロン系抗菌薬はアクネ菌やブドウ球菌などへの抗菌作用があるため、ニキビやとびひなどの皮膚の感染症でも治療薬として使われています。

ニューキノロン系抗菌薬の服用・使用方法

ニューキノロン系抗菌薬は1日1回の服用が基本ですが、症状や製品によって特徴が大きく異なるため、医師の指示通りに服用・使用することが大切です。
これは点眼薬や軟膏などの外用薬も同様で、副作用を避けるためにも用法用量を守って使用しましょう。

また、ニューキノロン系をはじめとする抗菌薬は、患者さんの判断で飲むのをやめたり、飲んだり飲まなかったりなど不適切な服用・使用をすると、細菌が生き残って耐性を得る薬剤耐性菌へと細菌を変化させる恐れがあります。

抗菌薬が効きにくかったり、全く効かなくなったりする非常に危険な薬剤耐性菌を増やさないためにも、正しく使用し飲み切るようにしてください。

ニューキノロン系抗菌薬の副作用・禁忌

ニューキノロン系抗菌薬は幅広い細菌に対して高い効果のある薬剤ですが、副作用にも気をつけなければなりません。
ニューキノロン系抗菌薬の一般的な副作用は、食欲不振・嘔吐・下痢などの消化器の症状、発疹・発熱などの過敏症などです。

また、重大な副作用にアナフィラキシーショック・痙攣・横紋筋融解症・重篤な大腸炎などの報告があるため、違和感がある場合には早めに医師に相談することをおすすめします。

ニューキノロン系抗菌薬の使用禁忌は、ケトプロフェンやチザニジンを服用している方に加え、妊娠中や妊娠している可能性がある方、小児(オゼックスなど一部製品を除く)です。

ただし、妊娠中や妊娠している可能性がある方と小児については炭疽病に限っては有益性を考慮して治療に使用する場合があるなど、製品によって範囲や対応が異なります。

これは塗り薬も同様で、例えばニキビなどの肌トラブル治療薬のアクアチムクリームも小児への使用実績が少なく、赤ちゃんや子どもの使用に対して安全性は確立されていないと言われています。

このようなことからも、大人に処方されたアクアチムクリームを効果があるからとむやみに子どもに塗布することは避け、症状が気になる場合は子ども自身がきちんと医師の診断を受けるようにしましょう。

ニューキノロン系抗菌薬の種類と一覧

ニューキノロン系抗菌薬には多種多様な製品が存在し、使用方法や効果の高い病気がそれぞれ異なります。
ここではニューキノロン系抗菌薬の種類を整理しながら解説します。

こちらはニューキノロン系抗菌薬の種類別に一般名を分類した一覧表です。

【ニューキノロン系抗菌薬一覧】

種類 一般名
内服薬 オフロキサシン、シプロフロキサシン塩酸塩水和物、ノルフロキサシン、ロメフロキサシン塩酸塩、レボフロキサシン水和物、モキシフロキサシン塩酸塩、プルリフロキサシン、メシル酸ガレノキサシン水和物、シタフロキサシン水和物、トスフロキサシントシル酸塩水和物、ラスクフロキサシン塩酸塩
点眼薬 オフロキサシン、ノルフロキサシン、ロメフロキサシン塩酸塩、レボフロキサシン水和物、モキシフロキサシン塩酸塩、トスフロキサシントシル酸塩水和物、ガチフロキサシン水和物
軟膏・ローション オフロキサシン、ナジフロキサシン、オゼノキサシン
耳科用液 オフロキサシン、ロメフロキサシン塩酸塩、ロメフロキサシン塩酸塩、レボフロキサシン水和物
点滴 シプロフロキサシン、レボフロキサシン水和物、パズフロキサシンメシル酸塩、ラスクフロキサシン塩酸塩

このようにニューキノロン系抗菌薬は内服・外用を問わず、その特徴を活かして多種多様な形で治療に貢献しています。

例えば、メシル酸ガレノキサシン水和物のジェニナックという製品は他の抗菌薬が効きにくいペニシリン耐性肺炎球菌や多剤耐性肺炎球菌などに対して、高い有効性を示すのが特徴です。

一方、内服薬であるレボフロキサシン水和物のクラビットという製品は、ニューキノロン系の中でも抗菌活性が強く、呼吸器感染症の肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジに対して有効性を示し、国内で最も処方されている抗菌薬の1つとされています。

また、トスフロキサシントシル酸塩水和物が含有された点眼薬のオゼックスは結膜炎や角膜炎などの治療に、軟膏・ローションのナジフロキサシンを有効成分として含むアクアチムクリームはアクネ菌に適応があるためニキビの治療薬として処方されています。

このようにキノロン系抗菌薬は細菌が要因となる様々な病気の治療薬として、多くの患者さんを助けているのです。

キノロン系抗菌薬で気をつけるべきポイント

様々な感染症の治療に貢献しているキノロン系の抗菌薬ですが、効果が高いゆえに気をつけるべき点があります。
キノロン系について学び、正しく使用していきましょう。

アナフィラキシーを起こす可能性がある

日本国内ではキノロン系抗菌薬の処方が多いためか、薬剤の副作用で起こるアナフィラキシーの発症例も多くなっています。

アナフィラキシーとは、アレルギー反応の1つで蕁麻疹などの皮膚症状や嘔吐などの消化器症状、呼吸困難などの呼吸器症状が、急激に複数発症する反応です。
特に急な血圧低下や意識を失うなどのアナフィラキシーショックの症状になると、最悪の場合には死に至る可能性もあります。

キノロン系抗菌薬の服用中に気になる症状が出た時には、早めに医療機関に相談するようにしましょう。

授乳中は避ける

キノロン系抗菌薬は妊娠中や妊娠している可能性がある場合は使用禁忌とされていますが、母乳への移行率の問題もあるため授乳中も避けるべきとされています。
ただし、抗菌薬の仲間であるマクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシンは母乳への移行は少ないとされています。

飲み合わせに気をつける

牛乳は栄養価の高い食品ですが、ニューキノロン系抗菌薬と一緒に飲むとCaイオンが薬剤と結合して薬剤の効果を半減させてしまうと言われています。
これは牛乳に限らず、ヨーグルトなどの乳製品も同様です。

また、ミネラルウォーターにもCaイオンが含まれている場合があるので、ニューキノロン系抗菌薬と一緒に飲むのは避けましょう。

最後までしっかり飲み切る

キノロン系に限らず抗菌薬を処方された時は、薬剤耐性菌を増やさないためにも医師の指示を守って最後まで飲み切るようにしてください。
症状が良くなったように見えても、身体の中に細菌が残っている可能性があるので、勝手に途中で薬剤をやめずに最後まで飲み切るようにしましょう。

キノロン系抗菌薬は正しく使用することが大切

キノロン系抗菌薬は内服薬・点眼薬・軟膏など様々な形で、多種多様な細菌に効果を発揮するお薬です。
初期の頃に開発されたキノロン系よりも、後に開発されたニューキノロン系の方が有効菌種も増えて代謝的にも安定したことから、現在ではニューキノロン系が主流となっています。

ニューキノロン系抗菌薬は適応や禁忌が異なる様々な製品がありますが、薬剤耐性菌を増やさないためにも、医師の指示通り、用法・用量を守って最後まで飲み切ることが大切と言えるでしょう。

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