近年、肥満や内臓脂肪は健康問題として大きな関心を集めています。
特に内臓脂肪は生活習慣病のリスクを高めるため、その減少が重要とされています。
日本は海外に比べるとまだまだやせ型の人も多いものの、皆さんの中にも、「ダイエットしたいけどなかなか…」と、体重が減らないことにストレスを抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回注目するのは、日本初の内臓脂肪を減らす薬剤「アライ」です。
テレビCMでも流れたため、「ついにダイエット薬が出た!?」とびっくりした方もいるのでは?
この記事では、アライの効果や副作用、価格、購入方法について詳しく解説します。
また、類似の痩せる薬剤として注目されるサノレックスについても触れ、内臓脂肪減少薬の選び方を考察していきます。
「アライ」とは?
アライは、大正製薬株式会社
が2024年4月8日に発売を開始した、日本初の内臓脂肪減少薬です。
やはり、いわゆる夢の「ダイエット薬」ということです!
では、公式サイトを参考にしながら情報をまとめましたので、その効果や副作用などを見ていきましょう。
アライの効果
アライは、脂肪吸収を抑えることで内臓脂肪を減少させる効果が期待できる薬剤です。
食事中の脂肪の約30%を吸収せずに排出することができるため、カロリー摂取を制限し、体重減少を促進します。
特に、内臓脂肪に効果があるとされ、肥満症の治療に用いられます。
アライの副作用
ただし、どんな薬剤にも言えることですが、アライにもいくつかの副作用があります。
主なものとしては、消化器系の不快感(腹痛や下痢、脂肪便など)が報告されています。
これらの副作用は、摂取する脂肪の量に関連しており、食事の際に脂肪を多く摂ると症状が現れやすくなります。
また、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収が妨げられる可能性があるため、ビタミン補給を積極的にするようおすすめされることもあります。
アライはどこで購入できる?
アライの価格は、処方箋薬として購入する場合と、輸入を通じて購入する場合で異なります。
日本国内での購入には医師の処方箋が必要です。
価格は、希望小売価格(消費税込)で18カプセル(6日分)なら2,530円、90カプセル(30日分)なら8,800円です。
アライの使用開始時期
アライはいつから使用するべきかについては、医師の指導に従うことになります。
体重管理や内臓脂肪を減らす必要があると判断された場合、医師が適切なタイミングと使用方法を指示してくれます。
自己判断での使用は避け、必ず医師の診断を受けてから始めるようにしましょう。
アライは限られた人しか処方してもらえない!?
実は、アライを処方してもらうためには、条件を2つ満たす必要があります。
誰でも購入できるわけではない点は要注意ですね。
大正製薬が公表している条件は以下の通りです。
- 腹囲(へその高さ)男性85cm以上、女性90cm以上
- 成人(18才以上)で、腹囲(へその高さ)男性85cm以上・女性90cm以上あり、生活習慣改善の取り組み(食事や運動)を行っていることなど
腹囲が上記以上ないと、アライは飲めません。
この点を誤解している方は多いようで、痩せたいと思ったら処方してもらえるわけではないことに注意しなければなりませんね。
また、生活習慣改善の取り組みを行っていることも条件の一つです。
これが意外としっかりチェックされるようで、ただ薬剤だけで痩せようと思っていてはダメとのこと。
医師によるところもあるのでしょうけれど、食事や運動が長期間適切であることを証明するため、記録を取らなければいけないこともあるようです。
サノレックスとは?
アライがメディアにも大々的に取り上げられ、華々しいデビューを飾った一方で、その副作用から昔からあるサノレックスが再び注目を浴び始めています。
1992年に発売された日本初の食欲抑制剤で、厚生労働省によって認可されています。
中枢神経に作用し、食欲を抑えることで摂取カロリーを減少させ、体重減少を促進します。
肥満症の治療に用いられますが、短期間の使用が推奨されています。
サノレックスで1ヵ月に何キロ痩せられるか?
サノレックスの効果は個人差がありますが、一般的には1ヵ月で3~5kgの体重減少が期待できるとされています。
食事制限や運動と併用することで、より効果的に体重を減らせます。
サノレックスの1ヵ月の値段はいくらか?
サノレックスの価格は、処方箋薬としての取り扱いとなるため医療機関によって異なりますが、1ヵ月分で約5,000円~10,000円とされています。
医師の診察料やその他の費用も考慮する必要があります。
サノレックスは身体に悪いか?
サノレックスにもいくつかの副作用があり、身体に悪影響を及ぼす可能性はあります。
主な副作用としては、不眠や頭痛、口渇、動悸などが報告されています。
アライとサノレックスの比較
アライもサレノックスもダイエット効果があるとされる薬剤ですが、その違いは何でしょうか。
以下で、効果や副作用について見ていきましょう!
効果の違い
アライとサノレックスは、いずれも肥満治療薬として使用されますが、その作用が異なります。
アライは脂肪吸収を抑制することで内臓脂肪を減少させる効果があり、サノレックスは食欲を抑制することでカロリー摂取を減少させます。
目的や使用状況に応じて、どちらを選ぶかを検討しなければいけませんね。
副作用の違い
アライの主な副作用は、消化器系の不快感(腹痛や下痢、脂肪便など)です。
一方、サノレックスは不眠や頭痛、口渇、動悸などの中枢神経系に関連する副作用があります。
いずれの薬剤も副作用のリスクがあるため、医師の指導のもとで使用することや、使用してみて自分の身体に起こる変化に注目することが大切です。
まとめ
内臓脂肪減少薬「アライ」は、日本初の内臓脂肪を減らす薬剤として注目されています。
アライの効果、副作用、価格、購入方法を知る前と後で、イメージに違いはありましたか?
類似の痩せる薬剤としてサノレックスもご紹介したので、自分に合う薬剤を検討してみてくださいね。