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5-FU軟膏とは?正しい塗り方や副作用についてわかりやすく解説

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5-FU軟膏とは?正しい塗り方や副作用についてわかりやすく解説

5-FU軟膏とは、皮膚癌の治療に使用され、がん細胞を増やすのを抑える役割があります。
一般的にフルオロウラシルと呼ばれます。

主に、有棘(ゆうきょく)細胞癌などの皮膚悪性癌の治療に用いられることが多いです。
当記事では、5-FU軟膏(フルオロウラシル)の使用方法や副作用、どのくらいの効果があるのかを詳しく解説していきます。

これから、5-FU軟膏の使用を検討している人や実際に使用している人は、ぜひ参考にしてください。

5-FU軟膏(フルオロウラシル)とは?

医薬品情報

総称名 5-FU
一般名 フルオロウラシル
製剤名 フルオロウラシル軟膏
薬効分類名 抗腫瘍(こうしゅよう)外用剤

5-FU軟膏は、日本で皮膚悪性腫瘍に対し、外用製剤として1968年に臨床実験が開始され、1972年に輸入承認を受けました。
皮膚の悪性癌の治療に用いられ、使用することで遺伝情報を持つDNAが作られるのを妨害し、がん細胞の増殖を抑える働きがあります。

皮膚悪性癌とは以下の種類です。

  • 有棘細胞癌
  • 基底細胞癌
  • 皮膚付属器癌
  • 皮膚転移癌
  • ボーエン病
  • パジェット病
  • 放射線角化腫
  • 老人性角化腫
  • 紅色肥厚症(こうしょくひこうしょう)
  • 皮膚細網症
  • 悪性リンパ腫の皮膚転移

特に日本国内では、3大皮膚癌として「悪性黒色腫」「有棘細胞癌」「基底細胞癌」の3つが、頻度が多いと言われています。
以下では、日本の悪性皮膚癌の患者数などを詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。

悪性皮膚癌は増えている?日本の動向について解説

悪性皮膚癌の原因は紫外線によるものが最も多いと言われており、皮膚癌の発生率は人種差があります。
色素の薄い白人は最も発症率が多く、黒人は少ないと言われています。

黄色人種である日本人はその中間であるため、悪性皮膚癌の発症率は多くありません。
しかし、高齢化に伴い、悪性皮膚癌の発症率は高いと言われており、長期の紫外線に晒されたことや皮膚の老化が影響しています。

以下の表は、悪性癌の日本での発症率などをまとめた表です。

癌の種類 発症率 年齢 原因 好発部位 悪性度
①基底細胞癌 人口10万人あたり年間5人以上の発症 60代が約25%、70歳以上が45%を占める 紫外線が多い その他は火傷や外傷の傷跡など 顔面 低い
②有棘細胞癌 人口10万人あたり年間約2.5人が発症 加齢とともに増加し、70歳以上が約60%を占める 紫外線 その他は火傷や外傷の傷跡など 顔、首、手の甲など日光のよく当たる部位 悪性黒色腫に次いで悪性度が高い
悪性黒色腫 人口10万人あたり年間2.0人以上の発症 比較的若者の発症が多く30~50歳代と60~70歳代がピーク 外的刺激・紫外線 足の裏、つま先、爪など、ふだん慢性的に刺激を受けやすい部位や外傷を受けた部位 高い

3つの皮膚癌は日本の人口に対し発症率は低く、他の皮膚癌の種類を全て足しても、日本で皮膚癌の患者数は上位10位にも入りません。
一方で、米国・英国・ドイツ・フランスなどの白人は、高齢者の皮膚癌の発症率が高く、オーストラリアでは3人に1人が、生涯のうちに皮膚癌と診断されます。

5-FU軟膏(フルオロウラシル)の塗り方

5-FU軟膏は、基本的に1日1回~2回塗布します。
原則として「閉鎖密封療法(ODT)」という、塗布した患部の上からサランラップを貼り付け、その上をテープで固定し患部を保護する方法で行います。

手順は以下の通りです。

  1. 石鹸と水で丁寧に手を洗い、清潔なタオルなどで乾かす
  2. 清潔な皮膚の上に塗る(お風呂上がりなどが良い)
  3. チューブの口には触れずに、清潔な指の先にのせる
  4. 指で患部に優しく軟膏を塗る
  5. ラップで患部を覆う
  6. 絆創膏やテープなどがあれば固定し完了

これらの方法は、患部への軟膏の効果を高めるだけでなく、正常な皮膚への付着を予防する目的で行います。
1日数時間でも良いため、できるだけ保護を行うように心掛けましょう。

もし、塗り忘れた場合は気づいた際にできるだけ早く塗るか、次の使用時間まで短い場合は、使用せずに次の予定していた時間に1回分を塗るようにしてください。

忘れたからと言って2回分を一気に塗るのは止めましょう。
もし気になることがあれば、自己判断で使用せずに医師に相談してくださいね。

5-FU軟膏(フルオロウラシル)の副作用について

5-FU軟膏(フルオロウラシル)の副作用は以下の通りです。

分類 症状 対応策
重大な副作用 皮膚に塗布した部分の激しい痛み ステロイド軟膏を併用するか薬剤を塗るのを中止する
その他の副作用 色素沈着、発赤、局所の出血傾向 (発生頻度:5%以上) 十分に観察し異常があればすぐに中止
爪の変形、皮膚炎 (発生頻度:0.1~5%未満)
光線過敏症、爪の変色 (発生頻度:頻度不明)

5-FU軟膏(フルオロウラシル)に効果はあるの?

協和キリンメディカルサイトの2022年に改訂された記事内容によると、多くの皮膚癌に5-FU軟膏の有効性が認められています。

結果は以下の通りです。

対象疾患 有効率(有効例/症例数)
有棘細胞癌 71.4% (15/21)
基底細胞癌 94.1% (16/17)
皮膚付属器癌 100.0% (2/ 2)
皮膚転移癌 33.3% (2/ 6)
ボーエン病 89.5% (17/19)
パジェット病 83.3% (10/12)
放射線角化腫 100.0% (4/ 4)
老人性角化腫 75.0% (3/ 4)
紅色肥厚症 100.0% (2/ 2)
皮膚細網症 75.0% (3/ 4)
悪性リンパ腫の皮膚転移 100.0% (3/ 3)
81.9% (77/94)

※2022年2月の時点

効果判定に関しては、主治医の診断によるものですが、びらん形成後に、5-FU軟膏の塗布を中止し、その後腫瘍の大きさが1/2以上縮小したものを有効として有効率を算定してあります。

把握しておきたい!5-FU軟膏(フルオロウラシル)に関する注意点

ここでは5-FU軟膏に関する注意点を、患者さんに関する注意点と使用上の注意点に分けて解説していきます。

特定の患者さんに関する注意点

対象者 注意事項
妊婦・授乳婦 ・妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい
・静脈内投与による動物実験(ラットやマウス)で多指症や口蓋裂などの催奇形作用が報告されている
小児 小児などを対象とした臨床試験は実施していない
アレルギー持ち 以前に薬剤や食べ物で、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出たことがある
他に薬剤を使用している人 他に別の薬剤を使用している人 (互いに作用を強めたり弱めたりする可能性がある) ※一般用医薬品にも注意。

使用上の注意点

実際に、5-FU軟膏を塗る際に注意する点を紹介します。
注意点は以下の通りです。

  • 眼に薬剤は接触させないこと
  • 手で塗布した後は手を洗って清潔にする
  • 塗布した箇所は日光にできるだけ当てない

特に、眼の周囲に5-FU軟膏を塗る場合は、眼などの粘膜に接触しないように注意してください。

5-FU軟膏(フルオロウラシル)に関するよくある質問

ここでは、5-FU軟膏に関するよくある質問をご紹介します。

コンジローマに5-FU軟膏は効きますか?

有効な薬剤です。

尖圭コンジローマ(ウイルス性の性感染症)の治療に用いられるものは、主に塗布薬です。
しかし、塗布薬での治療が困難な場合は、凍結療法や外科手術が行われます。

以前は、5-FU軟膏が第一選択として使われることが一般的でしたが、最近ではベセルナクリーム(イミキモド)が尖圭コンジローマに効果のある治療薬として広がり、使用する人が増えています。

5-FU軟膏が販売中止になった理由はありますか?

理由は会社の様々な事情によるものと言われており、明確な理由は不明です。
協和キリン株式会社では、2020年2月に「5-FU軟膏」と抗悪性腫瘍内服剤の「5-FU 錠 50 協和」「5-FU 錠 100 協和」を販売中止しました。

しかし、「5-FU軟膏 5%協和 5g×1本」の販売は継続しています。

5-FU軟膏の副作用はいつから起こりますか?

副作用が発生するのか、発生してもいつから発生するのかは人によって異なります。
現時点で発生頻度は以下のように定められています。

  • 色素沈着、発赤、局所の出血傾向(発生頻度:5%以上)
  • 爪の変形、皮膚炎(発生頻度:0.1~5%未満)
  • 光線過敏症、爪の変色(発生頻度:頻度不明) 

5-FU軟膏はどんな効果があるんですか?

主に悪性皮膚癌の、がん細胞の分裂による増殖を抑える効果があります。

基本的には、皮膚癌の人に用いられます。
時には皮膚トラブルである「イボ」もウイルス感染であるため、5-FU軟膏を使用することもあります。

5-FU軟膏はどんな使い方をすれば良いですか?

5-FU軟膏は、基本的に1日1回~2回塗布して、閉鎖密封療法(ODT)で保護してください。 閉鎖密封療法(ODT)とは、塗布した患部の上からサランラップを貼り付け、その上をテープで固定し患部を保護します。

サランラップを貼り付けることで、薬剤の効果を高めることや他の正常な皮膚への付着を防ぐために行います。
塗布する場合は、つける際の手や患部は洗っておくなど、清潔な状態を保ち塗布するように注意しましょう。

5-FU軟膏(フルオロウラシル)は医師の指導のもと使用しよう

5-FU軟膏は、細胞の遺伝情報をもつDNAが作られるのを阻害し、がん細胞の増殖を防ぐ作用があります。
以下の悪性皮膚癌の人に効果があります。

  • 有棘細胞癌
  • 基底細胞癌
  • 皮膚付属器癌
  • 皮膚転移癌
  • ボーエン病
  • パジェット病
  • 放射線角化腫
  • 老人性角化腫
  • 紅色肥厚症(こうしょくひこうしょう)
  • 皮膚細網症
  • 悪性リンパ腫の皮膚転移

昔から各種の悪性癌治療に用いられることが多く、患部に塗布して保護をしながら治療します。
患部に塗る場合は、清潔な手で塗るよう心掛け、清潔感を保ちましょう。
また、副作用は、人によって出現の有無は異なるため、気になる場合は主治医へ相談してくださいね。

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