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ハルナールとは?詳しい概要や正しい 内服方法・効果を徹底解説!

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ハルナールとは?詳しい概要や正しい 内服方法・効果を徹底解説!

男女ともに年齢を重ねると、頻尿や排尿困難などの排尿障害に悩まされる人が多いです。
特に男性は、前立腺という男性にしかない臓器があり「おしっこの出が悪くなった」などの尿に関する悩みが、50代以上の男性に数多くあります。

このような排尿障害に用いられる選択薬の一つとして、ハルナールが有名です。
ハルナールは、前立腺肥大症による排尿障害の症状を和らげる薬剤として用いられます。

この記事では、ハルナールに関する詳しい内容や副作用、注意点に関して解説します。
ハルナールをこれから使用する方や現在服用している方はぜひ、参考にしてください。

ハルナールとは?

ハルナールに関して、あまり理解できていない人もいるのではないでしょうか。
ハルナールとは、前立腺肥大症の症状である排尿障害を緩和する薬剤です。
前立腺肥大症とは男性の尿道周囲にある前立腺が肥大化し、尿道を圧迫することで頻尿や尿の勢いが弱まるなどの症状が起きます。

ハルナールの種類はハルナールD錠0.1mgとハルナールD錠0.2mgの2種類です。

ここでは、まずハルナールはどのような症状に効き目があるのかを解説します。
その後にハルナールで排尿障害が緩和する仕組みを説明しているので、確認してください。

どんな症状に効き目があるのか

ハルナールは、前立腺肥大症の排尿障害の症状に効き目があります。
以下の症状の薬剤の効果があります。

  • 尿の回数が多い(1日8回以上)
  • 夜間に何度もトイレに行く
  • 尿意が急に強くなり我慢が難しい
  • 尿が残った感じがする
  • 尿が途中で途切れる
  • 尿が終わった後にダラダラ出てしまう

ハルナールでの治療では、上記のような症状に効き目がありますが、前立腺肥大の根本を治療する薬剤ではないため注意が必要です。
ハルナールを服用し、効果が出ないようであれば、医師と相談して手術療法など適切な対処を行うことをおすすめします。

ハルナールの成分と作用について

ハルナールは1933年に日本国内で発売されてから、欧州や米国など世界の66カ国の国と地域で販売されています。
ハルナールの有効成分は「タムスロシン」です。

ハルナールで排尿障害を緩和させられる作用機序として、自立神経の一つである「交感神経」が大きく関わっています。
交感神経とは、人が緊張している際に分泌されるホルモンで、交感神経が優位に働くことで、膀胱の壁が緩み、尿道が縮まるため膀胱に尿が溜まりやすくなります。

その交感神経の働きをハルナールを内服して抑えることで、尿道が縮まるのを防ぎ尿を出しやすくするのです。

そもそも前立腺肥大症とは?

前立腺肥大症とは、尿道の周りにある良性の前立腺が大きくなり、尿道が圧迫されることで頻尿や残尿感などの症状を引き起こします。
さらに、前立腺が肥大することで、下から膀胱を突き上げることになり、尿を我慢できないなどの症状を引き起こします。

前立腺の位置は膀胱のすぐ下の骨盤の奥深くに存在する、男性にしかない臓器の特徴です。
そのため、前立腺肥大症は男性のみ発症する病気です。
特に50代以降の中高年男性に多く、加齢とともに増加傾向にあります。

前立腺の役割は、射精した際に精子を保護する成分を含んだ液を分泌し、生殖器としての重要な役割を果たしています。
前立腺肥大症の原因ははっきりと解明されていませんが、男性ホルモンや遺伝的な要因、食事、肥満など様々です。

基本的に初期の段階では、治療せずに経過観察となることが多いそうですが、症状が悪化した場合は薬剤での治療が施されます。 さらに薬剤での改善が困難な場合は、手術療法が行われる場合もあるでしょう。

前立腺肥大症の患者数は15年間で約3倍も増えている

年代 前立腺肥大の患者数
1987年 13.5万人
1990年 17.2万人
1993年 21.1万人
1996年 31.9万人
1999年 33.4万人
2002年 39.8万人

前立腺肥大症の患者数は年々増加傾向にあります。
2002年に厚生統計協会が行った患者調査によると、1987年には前立腺肥大症の患者さんが13.5万人であることに対して、2002年には39.8万人と15年間で約3倍も増えたことがわかる。

前立腺肥大症の患者さんが増えた要因として、以下の理由が考えられます。

  • 日本人の高齢化
  • 食生活の欧米化
  • 前立腺肥大症の認知度向上

日本人の高齢化問題は、年々深刻になってきています。
「団塊ジュニア世代」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

団塊ジュニア世代とは、1971年~1974年第二次ベビーブームで生まれ、10代でバブルを経験した人たちのことを指します。

その団塊ジュニア世代の人たちが、ここ数年で50代に到達することになります。
現状、日本人の55歳以上の約2割、つまり5人に1人が前立腺肥大症であることがわかっている状態です。

そのため、ベビーブームで生まれた人口の多い世代が50歳になることで、今後はもっと前立腺肥大などの症状で病院を訪れる人が増えるでしょう。

ハルナールの用法・容量について

ハルナールは通常、1回2錠(0.2mg)を1日1回夕食後に服用します。
しかし、年齢や症状によって服用量は変わってきます。
必ず医師の指導のもと、内服量を調整してください。

また、腎の働きが低下している高齢者への内服は注意が必要です。
もし内服する場合は、ハルナールを0.1mgから内服し、様子をみて問題なければ0.2mgに増量して内服します。

ハルナールの副作用について理解しよう

ハルナールの副作用に関して以下にまとめました。

重大な副作用

  • 失神・意識消失:血圧低下に伴う一過性の意識消失が見られることもある
  • 肝機能障害、黄疸:AST上昇、ALT上昇、黄疸などがあらわれることがある

その他の副作用

分類 主な症状 その他の症状
精神神経系 めまい、ふらふら感 立ちくらみ、頭痛、眠気、いらいら感、しびれ感
循環器 頻脈 血圧低下、起立性低血圧、動悸、不整脈
過敏症 発疹 そう痒感、蕁麻疹、多形紅斑、血管浮腫
消化器 胃不快感、嘔気、嘔吐、胃重感、胃痛、食欲不振、嚥下障害 口渇、便秘、下痢
その他 咽頭灼焼感、全身倦怠感 鼻閉、浮腫、尿失禁、味覚異常、女性化乳房、持続勃起症、射精障害、術中虹彩緊張低下症候群、霧視、視力障害、ほてり、熱感、灼熱感、胸部不快感

これらの人によって副作用の頻度や有無は変わります。
特に、飲み始めのまだ慣れない時期などに立ちくらみなどを起こすことがあります。

これらの症状は、徐々に軽減していくことが殆どですが、症状が改善しない場合は医師に相談し、薬剤の量の調整をしてもらってください。

ハルナールを服用禁忌・注意する人は?

基本的にハルナールを飲んではいけない人は「過敏症」の患者さんです。
過敏症とは、感受性が亢進すること、つまり微弱な刺激に対しても過剰に反応してしまうアレルギーと同義語の症状です。

以下の表は、ハルナールを服用する場合に注意するべき人をまとめました。

対象患者 注意事項
①合併症・既往歴等のある患者さん ・起立性低血圧のある患者さん
・症状が悪化する場合がある
②腎機能障害患者 ・重い腎機能障害がある患者さん
・血漿中濃度(血液中の薬剤の量)が上昇する可能性がある
③肝機能障害患者 ・重い肝機能障害がある人
・血漿中濃度(血液中の薬剤の量)が上昇する可能性がある
④高齢者 ・腎機能が低下している可能性がある

起立性低血圧では、起立直後に立ちくらみなどを起こしやすいため、体位変換などは注意が必要です。
さらにめまいなどの症状が現れる場合は、特に仕事での高所作業や車の運転などには十分に注意をしてください。

ハルナールを内服する際の3つの注意点

ハルナールを内服する場合は、以下の点に注意するようにしてください。

  • 錠剤は噛み砕いて飲まないこと
  • 錠剤を寝たままの状態で飲む場合は、水なしでは飲まないこと
  • 飲み忘れた場合は2回分同時に飲まないこと

ハルナールを噛んで飲んでしまうと、徐々に吸収されて効果が長く続く徐放性粒が壊れて、体内投与から排泄まで薬剤の役割が変わってしまう可能性があります。
さらに、錠剤自体は起きた状態から水なしでの服用は可能ですが、寝た状態で飲むのであれば水なしでは飲まないようにしましょう。

しかし、寝て飲むこと自体食道に引っかかり、そこから炎症などを起こす場合もあるため、起きた状態で飲むようにしてください。
薬剤を飲み忘れた場合は、飲み忘れ分を1回とばして、翌日の服用時間に1回分を服用してください。

ハルナールとユリーフの違いは?

前立腺肥大症の排尿障害の治療薬としてハルナールが有名ですが、同じような薬に「ユリーフ」という薬剤があります。
ここでは、ハルナールとユリーフの違いを解説していきます。

作用の違い

ハルナールと似たような効果のあるユリーフという薬剤があります。
ハルナールとユリーフともに、前立腺肥大症の排尿障害の治療薬として、尿道の縮みを緩める作用があるのは同じです。

しかし、膀胱に尿が溜まりやすい原因を作ってしまう交感神経の働きを、より選択的に抑える働きをしてくれるのはユリーフです。
ユリーフは、ハルナールより前立腺や尿道に対する作用が高まる効果が期待されて作られた薬剤なのです。

飲み方の違い

飲み方の違いとしては、ハルナールは1日1回の内服に対し、ユリーフは1日2回内服する必要があります。

販売名 服用方法
ハルナール(タムスロシン) 通常、1回2錠(0.2mg)を1日1回夕食後に服用
ユリーフ(シロドシン) ユリーフ錠2mg・ユリーフOD錠2mg →1回2錠を朝と夕方の1日で2回服用
ユリーフ錠4mg・ユリーフOD錠4mg →1回2錠を朝と夕方の1日で2回服用

価格の違い

価格にも違いがあります。

製品名 規格 価格(円/錠)
ハルナール (アステラス製薬) ハルナールD錠0.1mg 17.8円/錠
ハルナールD錠0.2mg 29.7円/錠
ハルナール (長生堂製薬) ※ジェネリック薬品 タムスロシン塩酸塩OD錠0.1mg 12.4円/錠
タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg 20.5円/錠
ユリーフ (キッセイ薬品工業) ユリーフ錠2mg 20.3円/錠
ユリーフ錠4mg 34円/錠
シロドシン (第一三共エスファ) ※ジェネリック薬品 シロドシン錠2mg 10.1円/錠
シロドシン錠4mg 14.5円/錠

ハルナールにはジェネリック医薬品があるため、先発医薬品より少し安価で手に入ります。
ジェネリックとは新薬の後に開発された後発医薬品です。
様々な開発費にお金がかかっていないため有効成分や効き目は全く同じでも、先発医薬品より安価で手に入れることができます。

表で見てわかる通り、先発医薬品と比較してジェネリック医薬品は開発費が抑えられるため、大幅に料金の違いがわかります。

副作用の違い

ハルナールとユリーフともに、めまいやふらつきなど血圧低下に伴う症状は副作用として共通しています。

しかしユリーフの副作用の最大の特徴としては、射精障害があることです。
射精障害とは、何らかの原因で射精ができないことや射精のタイミングが合わない、性液の減少などのことです。

ある臨床試験の結果では、全体の20%弱に症状がみられたとの報告があります。
もし気になる症状がある場合は、医師に相談しましょう。 

ハルナールをしっかり理解して適切に内服しよう

ハルナールとは、前立腺肥大症の排尿障害を和らげる薬剤の第一選択薬として用いられています。
ハルナールは身体の状態によって内服する量が決まってくるため、必ず医師や薬剤師の指導のもと内服する必要があります。

自身の判断で薬剤を休薬や増減してしまうと、副作用を強める可能性もあるため注意してください。
ハルナールについて知識を正しく身につけ、自身に合った内服方法で治療していきましょう。

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