メインテートは心臓や血圧の症状などに効果が期待できる長期服用が必要な薬剤です。
メインテートが何に効く薬剤か、なぜ飲むのかなどを実際に内服している人の口コミなどを交えて紹介していきます。
メインテートが気になっている人や、心臓の病気や不整脈で困っている人は参考にしてください。
メインテートとは
メインテートは100ヵ国以上の国で使用されているβ1遮断薬の代表的なもので、血圧や心拍数を良好な状態へと導く役割が期待できる薬剤です。
適応症や副作用などを紹介しています。
何に効く薬剤か?どのような効果が期待できるか
メインテートはβ遮断薬(βブロッカー)と呼ばれるもので心拍を抑える作用があるため、心臓の過剰な働きを緩やかに導くことで心臓にかかる負荷を減らし休める効果があり、過剰な働きをしていた心臓が休まることで血圧を下げることにも繋がります。
血圧などの病気と聞くと年配の方が多いと想像するかもしれませんが若い人でもかかりうる可能性がある病気です。
自律神経が乱れて心臓の動きが速くなったり、血圧が上昇したりという症状出る自律神経失調症などでも心臓に過度な負担がかかることがあり、持病がなくても様々なストレスによって不整脈などが起こることも珍しくありません。
- 高血圧症(~中等症)
- 狭心症
- 不整脈
- 慢性心不全
メインテートはこれらの病気に用いられる薬剤で、β1受容体遮断作用が交感神経に働きかけることで心機能の過度な亢進を抑えられるのが特徴です。
β1受容体はβ1選択性薬剤と呼ばれるβ1受容体に選択的に作用するものと、β1以外のβ受容体に影響を与える“β1非選択性薬剤”からなりますが、メインテートはβ1選択性なので心臓にだけ選択的に作用します。
β1選択性は気管支への影響も少なく喘息を誘発する危険性が比較的低いことから、合併症に対して有用なβ遮断薬と考えられています。
どのくらいの期間効くか
メインテートの効果時間は1日1回の投与で24時間持続すると言われているので、何度も服用する手間もなく食事の度に外出先で内服をする必要もありません。
薬剤を飲む時の困りごととして多いのが薬剤の飲み忘れで、困っている人も多数です。
1日の服用回数が多いと薬剤を飲み忘れることもありますが、1日1回ならいつに飲むと決めて意識しておくと薬剤を飲み忘れることなく継続した内服が目指せます。
特にメインテートは継続的な内服が必要な薬剤なのでしっかりと薬剤を飲む習慣を身につけましょう。
服用する際の禁忌や副作用や注意点とは
メインテートには禁忌や注意点があるので持病がある人は服用できない場合があります。
メインテートの添付文書には、禁忌について以下のように記載されています。
“次の患者には投与しないこと
2.1 高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
2.2 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスに基づく心収縮力の抑制を増強させるおそれがある。]
2.3 心原性ショックのある患者[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある。]
2.4 肺高血圧による右心不全のある患者[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある。]
2.5 強心薬又は血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全患者[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある。]
2.6 非代償性の心不全患者[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある。]
2.7 重度の末梢循環障害のある患者(壊疽等)[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
2.8 未治療の褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[7.1、9.1.9参照]
2.9 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者”
引用:添付文書情報2024年4月改訂(第2版 D12)2.禁忌
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060634
これらに該当する人は、メインテートを服用することで症状を悪化させる危険性があるため、持病や他に服用している薬剤がある人は正直に医師へ伝えることが重要です。
また、慢性心不全の人が服用する際は、より慎重な対応が必要となっています。
用法や用量も病気や人によって異なるため、医師から指示されたことを守り服用するようにしましょう。
メインテート錠の副作用には心不全や完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群が重大な副作用としてあります。
そのほか、めまいや立ちくらみ、呼吸困難、眠気、倦怠感などが起こる可能性もあるため、異常を感じた際は医師の判断を仰いでください。
特にメインテートを飲み始める時や増量するタイミングなどで何らかの変化を感じることが多いので身体の変化を観察しておきましょう。
メインテートの効果は?内服している人の口コミを紹介
メインテートについて理解しても実際に内服している人がどのように感じているか気になると思います。
ここでは、メインテートを内服している人が感じている声を紹介します。
効果を実感している人の声
脈拍や血圧が気になっていた人でも、メインテートを服用したことで楽になったと効果を実感している人も多数です。
心臓に過剰に負荷がかかっていると疲れや息苦しさなどを感じ体にも大きく影響しますが、気持ちの面でも焦りや不安を感じると思います。
ですが、メインテートで症状が抑えられると日常生活を制限しすぎることなく選択の幅が広がるので、メインテートが合っていて高血圧や不整脈などで悩んでいる方にとってなくてはならない薬剤といえます。
まだ飲み始めたばかりなので正常値にはなりませんが、徐々に血圧が下がり、正常値に近づいてきています。やはり意地を張らずに血圧の薬は飲んだ方がいいですね。高いまま放置していると様々な不快症状が出て寿命が短くなる感じがしました。正常値に落ちてくると健康になっていくのが分かります。
血圧が高くなってきたので服用しました。効果は徐々に出てきますね。大体、2週間くらいでしっかり効果が出てくるようになります。日によっては下がりすぎてしまうこともあるので、そんな時は飲む回数を減らすようにしています。体全体の調子はまずまずです。
高血圧の薬はたくさん種類があるけど、私は心臓病の気配もあるのでこっちを使っています。狭心症で苦しい発作も、メインテートを飲んでいるとかなり楽になります~~辛いのが楽になると普通に、現代に生まれてよかったと思います。
高血圧の薬だから毎日飲み続けるもの、メインテートは1日1回の服用で済むところがすごく気に入っています。1日1回だとさすがに、飲み忘れもしないし(笑)血圧はだんだん下がってきてやっと正常値になりました。ホッとしますね(笑)
高血圧だったのですが、無事に正常値まで下がってキープできています(^^)少し高いくらいだったので症状としては自覚は全くないのですが、数値が正常になったと思うと安心感はすごくあります(笑)これからはもう少し健康に気を使います。。。。
メインテートに関するQ&A
メインテートを服用する時は、事前にどのような薬剤かをしっかり把握した上で内服することが重要です。
服用してからの相違をなくすためにも、メインテートに関する疑問をチェックしておきましょう。
メインテートは長期服用できる?合わない時はすぐにやめられるか?
メインテートは長期服用できる薬剤で継続的に服用する必要があり、自己判断で中止することはできません。
メインテートを飲み始めたからといってすぐに効果が出るものではなく、数ヵ月してから症状改善が期待できるという点からも長期にわたって飲み続ける必要があります。
症状改善に添付文書にも記載がありますが、メインテートを急に中止すると心不全が一過性に悪化するおそれがあるなど、急に中止することでかえって身体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
仮に、メインテートを中止する場合は徐々に減量していくことが一般的ですぐにやめられないので、副作用などで長期服用するのが難しそうでやめたいと感じたらまずは医師への相談を行ってください。
メインテートのジェネリック医薬品はある?
メインテートにはジェネリックがあり、複数のメーカーから発売されています。
メインテート錠は0.625㎎・2.5㎎・5㎎の剤形からなり、それぞれの剤形ごとのジェネリックがあり、「ビソプロロールフマル酸塩」という名称で販売されています。
メインテートとビソプロロールは同じか気になると思いますが、メインテートもビソプロロールフマル酸塩も同等の効果や安全性が認められていて、実際にメインテートのジェネリックを内服した人の口コミによると、人によっては効果に違いがあると感じている人もいるようです。
もちろんジェネリックでも効果を感じられている人もいるので、費用を抑えられるメリットがあるジェネリックを検討するのも1つの方法です。
メインテートのジェネリック服用者の声
このところ暑いせいか動悸を頻繁に感じるようになりました。そして血圧や頭痛も出てきたので自分の判断でこちらの薬を飲み始めました。すると、よく効きますね。動悸と頭痛がすっかりよくなりました。血圧の方も徐々に下がってきています。今の自分には合っているようです。
雨の日に会社を休まないといけないほどひどい片頭痛でしたが、多少良くなってきたようです。とりあえず、会社には行けるようになりました(笑)心臓病の薬で偏頭痛が!?と最初は思いましたが、普通にそういう目的で使われるそうですね。
メインテートのジェネリックです。メインテートと同じ効果、副作用も同じです。少しめまいがあります。血圧が上がっているのはストレスが増えている事も原因なので仕事を調整するなどしてたまには身体を休ませるつもりです。
メインテートは心臓や血圧の症状に効果が期待できるβ1遮断薬
メインテートはジェネリックもあり、世界的にみても重宝されているβ1遮断薬です。
心臓の病気や血圧異常などで悩む人の症状を和らげる効果も期待できます。
正しく服用することが重要なので、今一度メインテートがどのような薬剤かをしっかり理解してからの内服をおすすめします。
継続的な服用や心電図検査や血液検査を定期的に受ける必要がある点も押さえておきましょう。