即効性のある花粉症の薬「アレビア」とは？1時間以内の効き始め＆24時間持続が嬉しい！

適用部位

目・眼

悩みや症状

花粉症

薬効分類

抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)

アレビアの特徴

アレビアは、フェキソフェナジン塩酸塩を有効成分とする抗ヒスタミン薬です。
その最大の特徴は、わずか1時間で効果が現れ、24時間持続することです。
さらに、多くの方が眠気を感じにくいため、仕事や運転にも影響が少ないと言われています。

優れた持続性

花粉症薬として知られる様々な抗ヒスタミン薬の中でも、アレビアは特に効果の持続性に優れています。
1錠にフェキソフェナジン塩酸塩と呼ばれる成分が120mg入っているので、長く効果が持続するのです。

1日1回の服用で、朝から夜まで花粉症の諸症状から解放されます。
通常の抗ヒスタミン薬では効果が切れてしまう夕方や夜間でも、アレビアなら安心です。

速効性の高さ

服用後1時間以内という早さで効果が現れ始めるのも、アレビアの大きな魅力です。
朝一番に服用すれば、出勤や通学までには十分な効果が期待できます。
急な花粉症の症状にも素早く対応できます。

眠気が少ない安心設計

アレビアの有効成分であるフェキソフェナジンは、第二世代のH1受容体遮断薬として知られています。
血液脳関門を通過しにくい特徴があり、従来の抗ヒスタミン薬で問題となっていた眠気の心配が少なくなっています。

仕事や学業に集中したい方、車の運転が必要な方にも適しています。

アレビアの効果

花粉症と一口に言ってもその症状は様々。
鼻・目・のど、あるいはその全部がダメージを食らう可能性もあります。
アレビアは、これらの症状にどのようにアプローチするのでしょうか。

鼻の症状への効果

くしゃみや鼻水は、花粉症に悩む方々にとって最も煩わしい症状の一つです。
アレビアは、これらの症状に対して優れた効果を発揮します。
フェキソフェナジンが体内のヒスタミンの働きを抑制することで、鼻粘膜の過敏な反応を和らげ、くしゃみや鼻水を抑制します。

特に、朝方に激しくなりがちな鼻症状に対しては、前日夜の服用や起床時の服用により、症状の予防や軽減が期待できます。
また、鼻づまりに関しても、粘膜の腫れを抑える作用があるため、呼吸が楽になりやすいという特徴があります。

目の症状への対応

花粉症による目のかゆみや充血、涙目は、仕事や勉強の効率を著しく低下させる原因となります。
アレビアは、目の周りの粘膜におけるヒスタミンの作用も効果的にブロックします。

その結果、以下のような症状の改善が期待できます。

目のかゆみの軽減
充血の改善
過剰な涙の分泌抑制
まぶたの腫れの軽減

これらの効果により、パソコン作業や読書なども快適に行えるようになります。

のどの症状へのアプローチ

花粉症によるのどの不快感も、生活の質を低下させる要因です。
アレビアは、のどの粘膜の過敏反応も抑制するため、以下のような症状の改善が期待できます。

のどのかゆみの軽減
のどの違和感の改善
咳の抑制
痰の減少

使用方法と注意点

アレビアの基本的な服用方法は以下の通りです。

対象年齢：12歳以上の方
用量：1日1錠（120mg）
服用タイミング：食前
服用方法：水と一緒に服用

服用前の確認事項

以下の方は、服用前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。

肝臓に問題がある方
腎臓に問題がある方
心臓病の既往歴がある方
高齢の方
妊娠中または授乳中の方

アレビアの有効成分

アレビアには、フェキソフェナジン塩酸塩（120mg/錠）が主成分として配合されています。
この成分が、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙目などのアレルギー症状を緩和します。

また、アレビアには効果を最大限に引き出すための様々な添加物が配合されています。

ポビドン：錠剤の成分を均一に結合
アルファ化デンプン：成分の分散を助ける
微結晶セルロース：有効成分の吸収をサポート
クロスカルメロースナトリウム：体内での分解を促進
ヒプロメロース：保護層として機能
コロイド状二酸化ケイ素：製造工程をスムーズに
ステアリン酸マグネシウム：錠剤の滑りを改善

アレビアが選ばれる理由

花粉症の薬剤はたくさんありますが、アレビアはなぜ人気が高いのでしょうか。
その理由をまとめてみます。

高い信頼性

イギリスの医師からの処方箋で第1位を誇る実績があり、その効果と安全性は医療現場でも高く評価されています。
体内に入れるものですから、やはり安全でないと服用できませんよね。

使用しやすさ

1日1回の服用で済むため、薬剤の管理が簡単です。
また、乳糖・グルテンフリーなので、食物アレルギーがある方でも安心できる点が高評価です。

生活への影響が少ない

眠気の心配が少ないため、日常生活に支障をきたすことなく花粉症対策ができます。
仕事や学業、運転など、集中力が必要な場面でも安心です。

アレグラとアレビアの比較

花粉症治療の主力となっているフェキソフェナジン塩酸塩。
この有効成分を含む代表的な製剤としてイギリスのアレビアをご紹介してきましたが、日本の花粉症市販薬を調べてみると、同じ成分を含む薬剤に「アレグラFX」がありました。

同じ成分を使用しながらも、両者には違いがあります。

配合量の違いがもたらす影響

アレビアは1錠あたりフェキソフェナジン塩酸塩を120mg配合し、1日1回の服用を推奨しています。
一方、アレグラFXは60mgを1錠に含有し、1日2回の服用方式を採用しています。
この違いは、各国の医療事情や生活習慣を反映した結果と考えられます。

血中濃度の推移の違い

120mg1日1回投与と60mg1日2回投与では、体内での薬物動態が異なります。
1日1回投与の場合、血中濃度は1日のうちに大きな波を描きますが、2回投与では比較的なだらかな推移を示します。

服用タイミング

アレビアの場合、朝1回の服用で24時間症状をカバーする設計は、服薬のしやすさを重視した結果といえます。
特に忙しい現代人にとって、服薬回数が少ないことは大きなメリットとなりますからね。

一方、アレグラFXの朝晩の2回服用方式は、より血中濃度が安定した状態になります。
特に日本の花粉飛散パターンや生活習慣を考慮すると、朝夕の症状ピークに対応しやすい特徴があります。
また、60mgずつの分割投与により、副作用の発現リスクを低減させる効果も期待できます。

食事との関係

アレビアは食前服用が推奨されていますが、アレグラFXは食事の影響を受けにくい製剤です。
普段から薬剤を飲んでいて飲み忘れがない方なのか、それとも、症状が気になった時のみピンポイントで飲みたいのかなど、患者さんの希望によってどちらが良いか意見は分かれそうです。

副作用の違い

両製剤とも第二世代の抗ヒスタミン薬として眠気が少ないことを特徴としていますが、投与量の違いにより、その影響度には微妙な差異が生じる可能性があります。
特に、一度に120mgを投与するアレビアでは、個人差により一時的な眠気を感じる可能性が若干高まる可能性があります。

アレグラFXは特に口渇の少なさを強調していますが、これは60mgずつの分割投与という特徴が関係している可能性があります。
一方、アレビアでは120mg一括投与により、一時的な副作用の出現率が理論的にはやや高まるかもしれません。

添加物の違い

両製剤とも、主成分の安定性や吸収性を高めるための添加剤が使用されていますが、これらには若干の違いがあります。
アレビアは乳糖・グルテンフリーを特徴としていますが、アレグラFXは日本の医薬品製造基準に基づいた添加物選択を行っています。

アレビアとアレグラ、どっちを選ぶ？

服用回数の違いは、個人の生活リズムや仕事のスタイルによって、メリット・デメリットが変わってきます。
1日1回の服用で済ませたい方にはアレビアが、より細やかな症状コントロールを望む方にはアレグラFXが適しているでしょう。

また、花粉症の症状には個人差があり、季節によっても変化します。
症状が1日を通じて比較的安定している場合はアレビアの1日1回投与が、朝晩に症状のピークがある場合はアレグラFXの2回投与が適しているでしょう。

まとめ

アレビアは、早く効果を発揮してくれる花粉症薬です。
24時間持続する効果と眠気の少なさは、忙しい毎日を送る方々にとって心強い味方となるでしょう。
日本にもたくさんの花粉症の薬剤がありますが、一般的に海外の薬剤の方が成分の配合量が多く、その分効果が強いと言われています。

過去にフェキソフェナジン塩酸塩を含む薬剤を飲んで、特に副作用がなかった場合、アレビアをお試しで飲んでみてもいいかもしれませんね。