花粉の季節を前に、多くの方が体調管理に不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、100年以上の歴史を持つ自然療法のパイオニア、ヴェレダ社が提供するホメオパシー医薬品「ミックス ポレン(Weleda Mixed Pollen)」についてご紹介します。
ヴェレダ社について
ヴェレダは1921年に設立された、自然と調和した製品づくりにこだわり続けている会社です。
スイスに本社を置き、世界中で愛用されている自然派化粧品ブランドとして知られています。
同社は医薬品においても、自然の力を活かしたアプローチを大切にしています。
注目すべきは、原料へのこだわりです。
ヴェレダは自社のオーガニックハーブガーデンを持ち、厳しい品質基準のもとで植物を栽培しています。
その取り組みは、オーガニックおよび天然化粧品の国際認証「NATRUE(ナトゥルー)」の取得にも繋がっているとのことです。
ホメオパシーについて
ここで、ミックス ポレンの解説に欠かせない「ホメオパシー」について説明しておきましょう。
ホメオパシーは、18世紀末にドイツの医師サミュエル・ハーネマンによって確立された代替医療の一つです。
「同種療法」とも呼ばれ、「似たものは似たもので治療する」という原理に基づいています。
例えば、玉ねぎを刻むと目が充血したり、鼻水が出たりしますよね。
ホメオパシーでは、このような症状に対して、極めて希釈した玉ねぎのエキスを使用することがあります。
これは、身体の自然な治癒力を刺激する事で耐性構築を促し、症状の改善を目指すという考え方です。
ミックス ポレンの特徴
ヴェレダのミックス ポレンは、このホメオパシーの原理を活かした製品です。
イギリスのダービーシャーにある自社のオーガニックハーブガーデンで採取された18種類もの花粉を含んでいます。
これらの花粉は、ホメオパシーの手法で30C(100の30乗分の1)まで希釈されています。
特徴的なのは、予防的な使用方法です。
ホメオパシーを推奨する医師の多くが、気になる季節の4~6週間前からの服用を推奨しています。
これは、身体を徐々に準備させていくという考え方に基づいています。
使用方法と注意点
服用方法はとてもシンプルです。
6歳以上は、1回1錠を噛んで服用します。
最初の6回は2時間おきに服用し、その後は必要に応じて服用します。
症状が改善したら、服用を中止してください。
ただし、以下の点には特に注意が必要です。
- 25℃以上の場所での保管は避けてください
- 成分にアレルギーがある方や6歳未満の子どもは服用できません
- 症状が悪化したり、7日以上続く場合は医師に相談してください
- 乳糖とスクロースが含まれているため、糖質に不耐性のある方は医師に相談してください
製品の特徴と環境への配慮
ミックス ポレンは、光を遮断する特殊なガラス瓶に入っています。
このガラス瓶はリサイクル可能で、環境への配慮も忘れていません。
また、ベジタリアンの方も安心して服用できる処方となっています。
1瓶には125錠入っており、錠剤のサイズは6mm×6mm×3mmとコンパクト。
飲みやすい大きさに設計されています。
日本とヨーロッパの花粉対策ホメオパシー製品の比較
日本でも花粉症に悩む患者さんは多いですが、調べてみると、国内でもホメオパシーに基づいた花粉症の薬剤がありました。
ここからは、日本の「hp 花粉対策ホメオパシースプレー」とヨーロッパの伝統を持つ「ヴェレダ ミックス ポレン」を比較しながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。
日本独自の花粉への対応
日本の花粉症は、世界的に見ても特殊な状況にあります。
1960年代に初めて報告され、1970年代以降、国策として行われた大規模なスギの植林政策により、現在では日本人の約4人に1人がスギ花粉症に悩まされています。
「hp 花粉対策ホメオパシースプレー」は、このような日本の状況に対応するため、スギ花粉(Japanese red cedar 30C)とヒノキ科(Cupressus 30C)に特化した成分を配合しています。
これは日本人の花粉症に特化した製品設計といえますね。
製品形態の違い
両製品は、同じホメオパシーの原理に基づきながら、異なる剤形になっています。
ヴェレダ ミックス ポレンは錠剤タイプで、光を遮断するガラス瓶に125錠入っています。
一方、hp スプレーは液体タイプで、手軽に使えるスプレー容器に約100回分が入っています。
スプレータイプは必要な時にすぐに使える利便性があり、日本の忙しいライフスタイルに適していると言えます。
また、錠剤は噛んで服用する必要がありますが、スプレーは口腔内に噴霧するだけなので、より手軽に使用できます。
成分と処方の特徴
ヴェレダ ミックス ポレンは、自社のオーガニックハーブガーデンで採取した18種類の花粉を使用し、幅広い花粉に対応する総合的なアプローチを取っています。
対して、hp スプレーは5種類のレメディーをブレンドし、より的を絞った処方となっています。
特に日本人に多いスギ・ヒノキ花粉症に焦点を当てた配合は、日本の実情に即した特徴と言えるでしょう。
使用方法の違い
ヴェレダ ミックス ポレンは、予防的な使用を重視しています。
症状が出る4~6週間前からの服用を推奨し、最初は2時間おきに6回、その後は必要に応じて服用する方法を取ります。
一方、hp スプレーは、必要に応じた柔軟な使用が可能です。
通常は1~2回のスプレーで、緊急時は15分おきに4回までという使用法です。
安全性と併用について
両製品とも、従来の医薬品や漢方薬との併用が可能です。
hp スプレーはアルコールが含まれているものの、防腐剤としての最小限の使用にとどめています。
ヴェレダ ミックス ポレンは乳糖とスクロースを含むため、糖質に不耐性のある方は注意が必要です。
一方、hp スプレーは妊婦さんを含む幅広い層が使用できる処方となっています。
ミックス ポレンとhp スプレー、どちらが良い?
どちらの製品もホメオパシーの基本原理に基づきながら、それぞれの特徴を活かした製品となっています。
どちらが良いか迷った場合は、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 予防的に使用したい場合は、ヴェレダ ミックス ポレン
- 即応的な対応を重視する場合は、hp スプレー
- 日本特有のスギ・ヒノキ花粉症対策なら、hp スプレー
- 総合的な花粉症対策を求めるなら、ヴェレダ ミックス ポレン
花粉症対策の民間療法には何がある?
花粉症対策として、ホメオパシーや医療機関での治療以外にも様々な民間療法があります。
近年は、自然に症状を和らげたいという方が増えており、民間療法への関心が高まっています。
ここでは、実際に行われている様々な民間療法について、その特徴や注意点を詳しく見ていきましょう。
はちみつ療法
地元産の生はちみつを毎日少量摂取する方法が注目を集めています。
花粉が含まれるはちみつを少しずつ摂取することで、身体を花粉に慣らしていくという考え方です。
ただし、1歳未満の乳児には与えないよう注意が必要です。
発酵食品の活用
他にも近年特に注目を集めているのが、発酵食品を活用した対策です。
納豆、キムチ、味噌、漬物などの伝統的な発酵食品に加え、ヨーグルトや乳酸菌飲料も人気です。
これらの食品に含まれる善玉菌が腸内環境を整え、免疫力の向上に繋がると考えられています。
お茶による対策
甜茶やべにふうき緑茶など、特定のお茶による対策も広く行われています。
特に甜茶は、古くから中国で使われてきた植物由来のお茶で、アレルギー症状の緩和に効果があるとされています。
塩水洗浄
鼻腔を生理食塩水で洗い流す方法は、比較的安全で手軽な対策として知られています。
寝る前に行うことで、鼻腔内の花粉を除去し、翌朝の症状緩和に繋がるという報告もあるそうです。
温熱療法
鼻スチームや温タオル、足湯などの温熱療法も人気です。
温かい蒸気で鼻腔を温めることで、粘膜の働きを活性化し、花粉の排出を促進する効果が期待されています。
アロマセラピー
精油を使用したアロマセラピーも、リラックス効果とともに症状緩和が期待できる方法として注目されています。
ユーカリやペパーミント、ラベンダーなどの精油が使われることが多いようです。
ツボ療法
東洋医学の考え方に基づくツボ療法も、多くの方が試している方法の一つです。
特に、鼻のまわりや目のまわりのツボを刺激することで、症状の緩和を図ります。
効果と安全性について
民間療法の効果については、個人差が大きいのが特徴です。
ある人には効果的でも、別の人には効果が感じられないということも少なくありません。
また、科学的な検証が十分でないものも多いため、過度な期待は禁物です。
特に注意すべき点として以下が挙げられます。
- 即効性を求めすぎない
- 体調の変化に注意を払う
- アレルギー反応には十分注意する
- 医師による治療と併用する場合は、必ず相談する
まとめ
花粉症対策はたくさんありますが、中でもヴェレダ ミックス ポレンは、長年の研究と経験に基づいて作られた自然療法の医薬品です。
季節の変わり目が気になる方は、穏やかなアプローチを試してみてはいかがでしょうか。
日本の市販薬では心もとない、効いているのか効いていないのかわからないという方は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してから試してみることをおすすめします。
自然の力を活かしながら、快適な毎日を過ごすためのサポートとして、検討してみてはいかがでしょうか。