鼻詰まりは重篤な症状ではないとされつつも、実はかなりつらいもの。
たった5分口呼吸をするだけでイライラしてくる方は多いでしょう。
今回は、そんなつらい鼻詰まりに特化した海外の薬剤「Sudafed」シリーズをご紹介します!
中には、鼻詰まりによって起こる頭痛や発熱にも効果が期待できる薬剤がありますし、副鼻腔炎に効く薬剤もあります。
以下で、自分に合う薬はないか探してみてください。
鼻詰まりにおすすめの「SUDAFED PE 副鼻腔圧 + 鎮痛」
Sudafedが販売している薬剤の中に、「SUDAFED PE Sinus Pressure + Pain Relief Maximum Strength Decongestant Tablets with Acetaminophen」というものがあります。
この薬剤は、副鼻腔の圧迫感や頭痛、鼻づまりを緩和する医薬品です。
風邪やアレルギーなどによる副鼻腔の症状を改善し、痛みや熱を和らげる効果を持っています。
眠気を引き起こさない充血除去薬であることが特徴で、日常生活に影響を与えずに使用できる点が優れているのでおすすめです。
有効成分とその効果
「SUDAFED PE 副鼻腔圧 + 鎮痛剤」には、2つの主な有効成分が含まれています。
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アセトアミノフェン(325mg)
アセトアミノフェンは、鎮痛剤および解熱剤として広く使用される成分で、軽度から中等度の痛みを和らげる効果があります。
この薬剤に含まれるアセトアミノフェンは、副鼻腔圧迫による頭痛を軽減し、同時に体温を下げる効果も持っています。
発熱を伴う症状にも効果があるため、風邪やインフルエンザの症状にも対応可能です。 -
フェニレフリンHCl(5mg)
フェニレフリンは、鼻の血管を収縮させることで鼻づまりを解消する薬剤です。
鼻の粘膜が腫れたり、血管が拡張して鼻が詰まる状態を改善し、呼吸を楽にします。
フェニレフリンは他の鼻づまり薬と比較して眠気を引き起こさないという利点があり、日中でも安心して使用できる点が魅力です。
主な特徴
この薬剤の主な特徴として、副鼻腔の詰まりと頭痛を同時に緩和する点が挙げられます。
以下のような症状に対応しています。
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副鼻腔の詰まりと圧迫感
副鼻腔が詰まることで生じる圧迫感や呼吸の困難さを、フェニレフリンの効果で迅速に緩和します。
また、副鼻腔の排液を促進することで、詰まりを取り除く効果も期待できます。 -
頭痛の緩和
副鼻腔の圧迫感によって引き起こされる頭痛は、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
アセトアミノフェンがこの痛みを軽減してくれます。 -
熱の軽減
風邪やインフルエンザの際に見られる発熱に対しても、アセトアミノフェンが一時的に体温を下げ、症状を和らげる働きをします。 -
眠気を引き起こさない
鼻づまり薬は眠気を誘発するものもありますが、SUDAFED PEはこの点で優れており、日常生活に支障をきたさない処方となっています。
仕事や運転中でも使用できるため、忙しい人にも適しています。
使用方法
この薬剤は成人および12歳以上の子どもが使用可能で、以下の用量が推奨されています。
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大人および12歳以上の子ども
4時間ごとに2錠服用します。
ただし、24時間以内に10錠以上を服用しないように注意してください。 -
12歳未満の子ども
使用前に医師に相談する必要があります。
また、症状が軽減した後も、医師の指導に従いながら適切な使用を継続することが推奨されています。
副作用と注意点
この薬剤を使用する際に注意すべき副作用やリスクには、以下のようなものがあります。
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肝臓への影響
この薬剤にはアセトアミノフェンが含まれているため、過剰摂取すると肝臓に負担がかかる恐れがあります。
1日あたりの最大摂取量を守り、アルコールを多く摂取している人は特に注意が必要です。 -
アレルギー反応
アセトアミノフェンによる皮膚反応やアレルギー反応が発生することがあります。
使用中に皮膚の赤み、発疹、水ぶくれなどの症状が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。 -
MAOIとの併用禁止
モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)を服用している場合、または中止後2週間以内の方は、この薬剤を使用しないでください。
これらの薬剤との相互作用により、危険な血圧上昇を引き起こす可能性があります。 -
その他の注意事項
高血圧や心臓病、肝臓病、糖尿病、甲状腺疾患、前立腺肥大による排尿困難のある方は、使用前に医師に相談してください。
また、血液凝固阻止薬ワルファリンを服用している方も、医師の指導のもとで使用する必要があります。 -
緊急時の対応
過剰摂取や深刻な副作用が疑われる場合は、速やかに医師の診察を受けるか、最寄りの中毒管理センターに連絡してください。
特に、子どもが誤って過剰摂取した場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。
「子ども用SUDAFED PE 鼻づまり解消液」も登場!
実は、sudafedでは子ども用の鼻詰まり用の薬剤も販売されています。
「Children’s SUDAFED PE Nasal Decongestant Liquid Medicine for Kids, Berry Flavor」という液体の薬剤です。
この薬剤は眠気を引き起こすことなく、子どもの鼻づまりや副鼻腔の圧迫感を一時的に緩和してくれます。
海外の親から信頼されていますが、海外製は効果が強いと言われているため、大人が海外の子ども用の薬剤を試すのも良いかもしれません。
フェニレフリンHClで効果的な鼻づまり解消
「子ども用SUDAFED PE 鼻づまり解消液 ベリー味」には、主な有効成分としてフェニレフリンHClが含まれています。
フェニレフリンは、鼻粘膜の血管を収縮させることで充血を緩和し、鼻づまりを解消します。
風邪やアレルギーが原因で引き起こされる副鼻腔や鼻の圧迫感を軽減する働きを持ち、呼吸をスムーズにしてくれます。
このフェニレフリンHClは、子どもでも安心して使えるように1tsp(約5mL)あたり2.5mg含まれています。
この適量がしっかりと効果を発揮しながらも過剰に作用せず、子どもの鼻づまりを穏やかに解消します。
アルコール・砂糖不使用で安心
子ども向けの薬剤を選ぶ際に、海外の親御さんが気にしているのは成分です。
特に、アルコールや砂糖が含まれているかは大きな心配の種になるでしょう。
「子ども用SUDAFED PE 鼻づまり解消液 ベリー味」には、アルコールや砂糖は含まれていないため、安心して使えます。
また、子どもが飲みやすいベリー風味となっているため、無理なく服用できる点も親にとって嬉しいポイントです。
適切な年齢と用法
この薬剤は、4歳~11歳の子ども向けのため、4歳未満の子どもには使用できません。
年齢に応じた適切な用量が定められています。
- 4~5歳:5mL
- 6~11歳:10mL
4時間ごとに繰り返し服用することが推奨されていますが、24時間以内に6回以上の服用は避けましょう。
上記の飲み方なら、過剰摂取によるリスクを防ぎ、効果的に症状を緩和できます。
なお、この薬剤を服用させる際には、同梱の専用カップを使用して正確に測ることが大切です。
別のカップを使用することは避け、正確な量を守ることで安全に使用しましょう。
使用上の注意と警告
薬剤には必ず使用に関する注意点が存在します。
「子ども用SUDAFED PE 鼻づまり解消液」も例外ではなく、使用前にはいくつかの注意点を確認しておくことが重要です。
海外でも、子どもに以下のような症状がある場合には、使用前に医師に相談することになっています。
- 心臓病
- 高血圧
- 甲状腺疾患
- 糖尿病
- 喘息による持続的な咳
これらの病歴がある子どもに使用すると、症状が悪化する可能性があるため、事前の相談は欠かせません。
また、薬剤の使用中に神経過敏やめまい、不眠といった副作用が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談することが推奨されています。
上記でご紹介した大人の薬剤と同じように、モノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)という特定の処方薬を服用している場合、またはその薬剤を中止してから2週間以内である場合、この薬剤は飲めません。
これらの薬剤とフェニレフリンの組み合わせは、副作用のリスクを増加させる可能性があるためです。
長時間向けの「SUDAFED 副鼻腔 12時間緩和カプレット」
最後に、もう一つsudafedの薬剤をご紹介しましょう。
それが、12時間効果が続くという「SUDAFED Sinus Congestion 12 Hour Relief Maximum Strength Decongestant Caplets」です。
「SUDAFED 副鼻腔 12時間緩和カプレット」は、副鼻腔の圧迫感や鼻づまりを長時間にわたって緩和する強力な薬剤です。
「カプレット」とは、飲みやすいようにコーティングされた溶けやすいカプセル型錠剤のことです。
12時間にわたり眠気を引き起こすことなく効果を発揮するこのカプレットなら、車の運転や大事な仕事をする際にも安心ですね。
強力な充血除去成分「塩酸プソイドエフェドリン」
このカプレットには、1錠あたり120mgの塩酸プソイドエフェドリンが含まれています。
プソイドエフェドリンは、鼻粘膜の血管を収縮させることで充血を取り除き、鼻づまりや副鼻腔の圧迫感を和らげます。
風邪やアレルギーによる呼吸のしにくさを大幅に改善してくれるでしょう。
12時間持続する効果を持つため、1日2回の服用で十分な症状緩和が期待できます。
特に、忙しい仕事や学校生活の合間に頻繁に薬剤を摂取する手間を減らし、朝晩の服用で済むのが大きな利点です。
使用方法と注意事項
この製品は大人および12歳以上の子どもに適しています。
推奨される使用方法は、12時間ごとに1錠服用することです。
24時間以内に2錠以上服用することは避けましょう。
まとめ
鼻詰まりに関する薬剤に強いsudafedですが、薬剤の種類が細かく分かれているため、より自分に合った薬剤が選びやすくなっています。
今回ご紹介したのは3種類ですが、海外の薬剤はまだまだたくさんあるので、個人輸入サイトでチェックしてみてください。
もちろん日本の薬剤も質が高いものですが、個人差により思うような効果が得られない方もいます。
薬剤の効果とリスクを天秤にかけ、試してみるのも良いかもしれませんね。