「次々と現れるニキビのせいで毎日が思い切り楽しめない」という悩みは性別問わず多くの方が抱え、一刻も早くニキビを治したいと切に願っていることでしょう。
ニキビを一晩で治すことは難しいですが、ニキビについて知識を深めることでより効果的に治していくことは可能です。
今回はニキビの薬である皮膚軟化薬を中心に、ニキビの種類とそれに適した治し方を紹介していきます。
特に大人ニキビは同じ場所にできやすい性質があるため、ニキビ痕を残さないためにもできるだけ早めに治すことが大切です。
ニキビにうんざりしている方は記事を参考に、皮膚軟化薬とニキビに効果的な治療法を学んでいきましょう。
ニキビの種類
ニキビに適した薬や治療法は、ニキビの種類によって異なります。
効果的な治療を進めるためには、ご自身のニキビがどの段階のものなのかを確認することが先決です。
ニキビは呼び名や状態が段階を経て以下のように変化していきます。
- 白ニキビ:初期
- 黒ニキビ:酸化
- 赤ニキビ:炎症
- 黄ニキビ:化膿
ニキビは症状が進行すると痕が残りやすくなるため、できるだけ早い段階で完治させることが大切です。
ただし、たとえ黄ニキビまで進行したとしても、正しく治療していくことで痕が残る確率を下げることはできます。
ここではそれぞれのニキビの症状や治し方について、詳しく確認していきましょう。
白ニキビ
白ニキビは皮脂が毛穴に溜まり、少し膨らんだ状態のニキビの初期段階です。
炎症が起きていないので痛みや赤みは見られませんが、白ニキビを放置すると炎症を起こして赤ニキビや黄ニキビへと進行する可能性があるため油断は禁物です。
白ニキビを悪化させないためには、正しい洗顔を行って皮脂や汚れを落とすことが大切ですが、肌トラブルを招かないためにも力を入れてゴシゴシせず、優しく洗うようにしてください。
また、ニキビが気になるからと言って、何度も洗顔するのはやめましょう。
日本皮膚科学会が策定したニキビ治療ガイドラインでは、洗顔は1日2回を勧めています。
白ニキビの治療には溜まった角質を取り除く皮膚軟化薬を使用するのも効果的な方法と言えます。
正しい洗顔と皮膚軟化薬で、できるだけ目立たない白ニキビのうちに治していきましょう。
黒ニキビ
黒ニキビは白ニキビが進行したもので、毛穴に詰まった角質が酸化して黒くなってしまった状態を指します。
皮脂の分泌量が多く、ベタベタしたおでこや小鼻などにできやすいのが特徴で、白ニキビと同様に痛みや赤みはまだありません。
ただし、黒ニキビが悪化すると炎症を起こして赤ニキビに進行してしまうので、黒ニキビの段階で治していくことが大切です。
黒ニキビを改善するためには、やはり正しい洗顔が重要です。
力を入れず優しく洗って過剰な皮脂や酸化した角質を取り除いていきましょう。
また、毛穴の詰まりを解消する皮膚軟化薬やピーリング治療なども、黒ニキビに有効であるとされています。
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビが悪化し、炎症を起こして腫れている状態が赤ニキビです。
赤ニキビは、アクネ菌という普段は肌を弱酸性に保って雑菌の?殖を抑制してくれる常在菌が、ストレスやホルモン変化の影響を受けて増殖し、肌に炎症を起こしてしまうことでできてしまいます。
赤ニキビは炎症を起こしているので触るとピリッとした痛みを感じることがあり、この炎症が進行すると膿をもった黄ニキビへと変化します。
赤ニキビを繰り返すとニキビのできやすい肌になってしまうため、できるだけ速やかに治していくことが大切です。
赤ニキビを早く治すためには、他のニキビと同様に正しい洗顔と保湿が重要となります。
また、アクネ菌を殺菌する薬を使用し、炎症が落ち着いてきたら毛穴の詰まりを解消する皮膚軟化薬でケアしていきます。
黄ニキビ
黄ニキビは炎症が進行し、膿をもってしまった状態です。
赤ニキビの原因となるアクネ菌に加えて黄色ブドウ球菌も増殖しているために膿んでしまい、痛みも感じるようになります。
黄ニキビが長期化すると痕が残りやすくなるため、できるだけ早く治すことが重要です。
また、潰してしまうとえぐれたような痕ができてしまうので、触らないように気を付けてください。
黄ニキビを治すためにも、やはり正しい洗顔と保湿で肌の状態を整えることが大切です。
さらに黄ニキビには膿に効果がある薬や、殺菌・抗炎症効果のある薬を使用することもあります。
皮膚軟化剤とは
ニキビは白ニキビなどの症状が軽い段階で治すことで、悪化や痕残りを防げます。
できるだけスムーズにニキビを治すためには、洗顔などのケアに皮膚軟化薬を加えて使用することで症状を改善させる効果が高まるとされています。
皮膚軟化薬には様々な種類がありますが、ここではニキビ治療に期待できるサリチル酸を中心に解説していきます。
皮膚軟化薬の効果
皮膚軟化薬と呼ばれるサリチル酸は古い角質を溶かす薬で、毛穴に詰まった角栓を除去する効果が期待できます。
特に角栓詰まりが原因の白ニキビや、白ニキビが進行して炎症を起こしてしまった赤ニキビなどに効果的です。
このような角質を溶かす効果が期待できることから、酸を使って肌表面の不要な角質を取り除くピーリングにも使用されています。
また、ニキビ以外にも魚の目やタコ、ひじ、ひざなどの角化疾患を改善させる目的で使われることもあります。
さらに殺菌作用もあるため、医薬部外品有効成分としてニキビケア用品や、防腐剤としてシャンプーや化粧品などにも配合されているケースもある成分です。
皮膚軟化薬の副作用
皮膚軟化薬のサリチル酸には発赤や紅斑などの副作用が確認されているため、肌がデリケートな方やアレルギーの疑いがある方はパッチテストを行ってから使用するとよいでしょう。
また、「サリチル酸を使用したらニキビが悪化した」というコメントを見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、次の3つの可能性が考えられます。
- 好転反応による一時的な悪化
- 肌の乾燥による肌荒れ
- 使用後に強い刺激を受けた
サリチル酸を使用した後は肌が敏感になっているため、保湿やUVケアをして肌を労わることが大切です。
悪化した肌がなかなか治らない時や、症状が進行していると感じた時には医療機関を受診するとよいでしょう。
皮膚軟化薬の市販薬
ニキビの塗り薬として販売されている皮膚軟化薬には、サリチル酸が配合された製品以外にも様々な種類の市販薬があります。
メンソレータムのアクネスもその1つで、アクネスを使用して肌が悪化したという口コミもありますが、使用後のケアを十分にすることは皮膚軟化薬の使用にとって非常に大切なことです。
悪化を防ぐためにも保湿・UVケアは忘れないようにしましょう。
もし、メンソレータムのアクネスが合わないと感じる時には、個人輸入代行のお薬ネットで販売している「ニキビ治療基礎セット」をお試しください。
ニキビ治療基礎セットは「アダフェリン・ディフェリンゲル」と「クリアウィン」がセットになった最強の商品です。
- アダフェリン・ディフェリンゲル:毛穴の詰まりを取ることでニキビを改善できる
- クリアウィン:細菌を殺菌する作用がある
この2つの薬を併用することで、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビやニキビ跡を改善できます。
臨床試験でも3ヵ月の使用で6割以上に改善の効果が見られるというデータが報告されており、「なかなか治らない」「肌に合う薬が見つからない」とお悩みの方におすすめのセットです。
皮膚軟化剤と思春期ニキビ・大人ニキビ
ニキビは進行度合いによる分類だけでなく、年齢によっても種類が分かれています。
10代の頃にできるニキビを思春期ニキビ、20代以降にできるニキビを大人ニキビといい、でき方やできる場所が異なります。
思春期ニキビは成長ホルモンの過剰分泌によって肌の皮脂量が増えることが原因です。
皮脂量が増えて毛穴が詰まったり、アクネ菌が増えたりするためにニキビができやすくなります。
一方、大人ニキビは生活習慣の乱れやストレス、メイク、髭剃りによる刺激など、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。
原因が見つけにくいため、治りが悪く、再発しやすい特徴がありますが、大人ニキビも思春期ニキビと同様に毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖が原因です。
大人ニキビも思春期ニキビも発症する要因は異なりますが、どちらも毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖が原因となるため、治療には皮膚軟化薬の効果が期待できるでしょう。
また、大人ニキビの代表格とも言える顎ニキビは硬くしこりのようになることが多く、治りにくく再発しやすい傾向があります。
このしこりニキビにも毛穴の詰まりを改善する効果が期待できる皮膚軟化薬が使用されることが多く、炎症が強い時にはステロイド薬で治療を行うケースもあります。
ただし、ステロイド薬は免疫力を低下させて炎症を抑える効果がある薬のため、逆にニキビができやすくなる可能性もあります。
また、副作用も強いので慎重に使用する必要があると言えるでしょう。
皮膚軟化薬はニキビ改善に期待できる薬
ニキビには症状の進行度合いによって、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビに分類されますが、どの状態のニキビにおいても毛穴の詰まりが問題の1つとなっています。
皮膚軟化薬は古い角質を除去し、毛穴の詰まりの解消に期待が持てることから、ニキビの治療薬として使用されるケースが多くなっています。
市販薬にも様々な皮膚軟化薬の商品がありますが、個人輸入代行のお薬ネットの「ニキビ治療基礎セット」であれば、毛穴の詰まりの改善と細菌を殺菌することが可能です。
ニキビがなかなか治らずお悩みの方は、3ヵ月で6割以上が改善した臨床試験データが報告されている「ニキビ治療基礎セット」をこの機会にぜひお試しください。