「洋服の脇に汗ジミがあったら恥ずかしい…」
「本気で脇汗を抑えてくれる制汗剤ってどれだろう」
このようなお悩みはありませんか?
脇汗は夏場はもちろん、冬でも脇汗が止まらないこともありますよね。
脇のニオイ対策は、自分だけでなく周りへの配慮としても大切なエチケットです。
制汗剤は、種類が多すぎるあまり結局いつもと同じのを使ってしまいますよね。
当記事では、制汗剤やデオドラントの自分に合う選び方を紹介しています。
実際に、筆者が試したことのある商品には感想を書いているので参考にしてくださいね。
ワキガにも効果的!自分に合う制汗剤の選び方
制汗剤やデオドラントは、使用する目的やシーンによって使い分けができます。
そもそも、制汗剤とデオドラントは効果に違いがあります。
制汗剤は、汗の量を抑えることを目的とした製品です。
汗をかく前に使用することで汗腺を防ぎ、発汗を抑えます。
一方で、デオドラントは汗のニオイを抑える目的で使用され、ニオイの原因となる菌の繁殖や消臭効果があります。
これらを踏まえた上で、自分に合う制汗剤の選び方を解説していきます。
項目は以下の通りです。
- 3つの有効成分で選ぶ
- ワキガが気になる人は「無香料」がおすすめ
- 男女の制汗剤に違いはあるのか
- 制汗剤のタイプで選ぶ!おすすめ商品を紹介
おすすめの商品も解説しているので、参考にしてくださいね。
3つの有効成分で選ぶ
汗のニオイが気になるのか、汗の量が気になるのか悩みによって重要視する成分を決めましょう。
成分は以下の通りです。
有効成分 | 特徴 | |
---|---|---|
制汗成分 |
・クロルヒドロキシアルミニウム ・パラフェノールスルホン酸亜鉛 ・焼ミョウバン |
・発汗を抑制する効果があり、汗の嫌なニオイや汗の量が気になる方におすすめ |
殺菌成分 |
・イソプロピルメチルフェノール ・ベンザルコニウム塩化物 ・β-グリチルレチン酸 ・焼ミョウバン |
・ニオイの原因となる菌の増殖を抑える ・汗のニオイが気になる人におすすめ |
消臭成分 |
・酸化亜鉛 ・ミョウバン ・緑茶乾留エキス |
・発生したニオイのもととなる低級脂肪酸を中和し、消臭作用を発揮する ・汗のニオイが気になる人におすすめ |
汗の量が多い人や汗ジミが気になる人は、汗の出口を塞ぎ、肌を引き締めて汗を出しにくくする作用がある制汗成分がおすすめです。
一方で、汗のニオイが気になる人は、ニオイの原因となる菌の増殖を抑えたり、中和したりする効果のある殺菌成分や消臭成分がおすすめ。
しかし、「制汗成分だけ」配合した制汗剤やデオドラントは少なく、制汗・殺菌・消臭成分が組み合わさって配合されている商品が多いです。
ワキガが気になる人は「無香料」がおすすめ
脇汗のニオイを香料でごまかそうとするのは、逆効果の場合があります。
ついつい、制汗剤の香りで、自分の汗臭いニオイをかき消したくなりますよね。
しかし、汗のニオイを抑える成分が入っていない場合、汗のニオイと混ざりさらに嫌な匂いになる場合があります。
汗のニオイも消しつつ、香料も楽しみたい人は、消臭成分や殺菌成分が含まれた制汗剤やデオドラントを選択しましょう。
男女の制汗剤に違いはあるのか
よく男性用の制汗剤の商品も見かけますが、ほとんどの商品では、制汗成分やニオイの抑制効果に大きな違いはありません。
一方で商品のパッケージやニオイが男女のもので大きく異なるため、自分の好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
男性用の制汗剤は、清涼感や爽やかなニオイの成分が配合された商品が多いです。
一方で、女性は、可愛らしいパッケージのものや、せっけんやミント、バラの香りなどバリエーション豊富なニオイが揃っています。
清涼感を感じたい人は男性用、パッケージやニオイにこだわる人は女性用のものなど、使い分けると良いでしょう。
中には、どちらの性別でも使いやすい男女兼用の商品もありますよ。
制汗剤のタイプで選ぶ!おすすめ商品を紹介
一口に制汗剤と言ってもさまざまなタイプが存在します。
種類は以下の通りです。
- スティックタイプ
- ロールオンタイプ
- スプレータイプ
- クリームタイプ
- ウォータータイプ
それぞれメリットとデメリットが存在し、使用する用途によっても選ぶ基準が異なります。
ここでは、タイプ別のメリットとデメリットを踏まえた上で、おすすめの商品を解説していきます。
汗ジミが気になる人は「スティックタイプ」
スティックタイプは、固形状の形をしており肌に密着しやすいです。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
・成分が肌に密着しやすい ・持ち運びしやすい ・塗った後にサラサラしやすい |
---|---|
デメリット |
・直接肌につけるため衛生面が心配 ・成分が毛穴に詰まりやすい |
スティックタイプは、塗った直後にサラサラしやすく、ニオイを抑制する効果が高いです。
サイズもコンパクトのものが多いため、外出時でも使用しやすいのが特徴。
以下は、スティックタイプのおすすめの商品3選です。
商品名 | デオナチュレ ソフトストーンW | レセナ ドライシールド パウダースティック | エージーデオ24 - スティック |
---|---|---|---|
成分 | 焼ミョウバン、イソプロピルメチルフェノールなど | クロルヒドロキシAIなど | イソプロピルメチルフェノール、クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛など |
価格 | 20g:990円~ | 20g:940円~ | 20g:997円~ |
特徴 |
・男性用、女性用の商品あり ・ベタつきを抑える成分配合 |
・ドライシールドパウダーが汗の出口をブロックし抑制 |
・ヒアルロン酸パウダーを配合し、肌を保湿 ・汗のニオイはもちろん、ストレス臭まで軽減 |
※2024年8月現在
スティックタイプの3つの商品は、ドラックストアへ行けば毎年みる商品です。
私は、レセナのスティックバージョンを使用しており、高い制汗効果を実感しています。
1日中塗り直すことなく、快適に使用できます。
しかし、スティックタイプのものは、毛穴に成分が詰まりやすいため丁寧な洗い流しが必要です。
汗のニオイが気になる人は「ロールオンタイプ」
ロールオンタイプは、ボール状のローラーが付いておりムラなく塗りやすく、ニオイのバリエーションが多いです。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
・ムラがなく塗りやすい ・持ち運びしやすい ・効果の持続性は高い |
---|---|
デメリット |
・直接肌につけるため衛生面が心配 ・塗った後に乾かす時間が必要 |
ロールオンタイプは、全体的に塗りやすい反面、塗ったあとは少し湿っているため乾かす時間が必要になります。
以下は、ロールオンタイプのおすすめの商品3選です。
商品名 | 8×4(エイト・フォー) - ロールオン | Sinai デオドラントジェル | Ban 汗ブロックロールオン プレミアム |
---|---|---|---|
成分 | リコリス由来の殺菌成分「BGA(β-グリチルレチン酸)」など | クロルヒドロキシアルミニウムなど | クロルヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノールなど |
価格 | 45ml:478円~ | 8,238円 初回は2,980円 | 40ml:592円~ |
特徴 |
・香りのラインナップが豊富 ・殺菌や消臭成分配合 |
・匂いを抑える成分だけでなく美容成分を配合 ・汗をかいたあとでも使用可能 |
・ニオイの発生源の角質層までアプローチし、ニオイをもとから抑える |
※2024年8月現在
ロールオンタイプは、エイトフォーやバンなどさまざまな商品を使ってきましたが、汗を大量にかく人は1日のうちに何度か塗り直しが必要な印象です。
しかし、持ち運びしやすく暑いのベタつくわきに塗ると爽快感を味わえます。
また、値段も比較的お手頃な商品も多いため、お財布にも優しいです。
身体のいろんな場所に使いたいなら「スプレータイプ」
スプレータイプは、振った瞬間爽快感を味わえ、身体中に使用できるため便利です。
詳しいメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
・背中、胸元など脇以外にも使いやすい ・清涼感がある |
---|---|
デメリット |
・塗る際に音が出るため公共の場で使いにくい ・スプレー缶のため、捨てる際に手間がかかる |
他の制汗剤と比較して、塗った瞬間に音が出るため、トイレなどの公共の場では使いにくい人もいるでしょう。
また、スプレー缶は捨てる際に不燃ごみになるため、やや手間に感じます。
おすすめの商品は以下の通りです。
商品名 | エージーデオ24 - スプレー | パウダースプレー - ニベア花王 8×4 | レセナ ドライシールド パウダースプレー |
---|---|---|---|
成分 | IPMP(イソプロピルメチルフェノール)など | リコリス由来の殺菌成分「BGA(β-グリチルレチン酸)」、自然由来の「消臭グリーンティーエッセンス」、天然アロマエッセンスなど | クロルヒドロキシAl、シクロペンタシロキサン、メトキシエチレン |
価格 | 180g:921円~ | 150g:478円~ | 135g+45g:1,006円~ |
特徴 |
・ワキ、首もと、胸もと、背中など、全身の汗のニオイや体臭をしっかり防ぐ ・汗臭はもちろん、ストレス臭もケア |
・これ1本で全身、汗・ニオイを防止できる | ・汗の出口にニオイの元をコーティングし、ニオイの原因となる汗をしっかり防ぐ |
※2024年8月現在
スプレー缶に関してもAgやレセナなどさまざまな商品を使用してきましたが、基本的には自宅で使用する用として購入していました。
急いでいる際などに、キャップなどの操作がなく一振りで広範囲へ振れるため、利便性は高いです。
また、効果も持続性は高い印象ですが、暑い日の外出時などは塗り直しが必要です。
持続性を求めるなら「クリームタイプ」
クリームタイプは、肌への密着力が高く、持続性を求める人にはおすすめです。
クリームタイプは保湿成分を含む商品も多いため、肌トラブルを起こしにくいのが特徴。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
・成分が肌に密着しやすい ・狭い部分にも塗りやすい |
---|---|
デメリット |
・使った後に手洗いが必要 ・使用後はベトつく |
他の製品との大きな違いは、自分の指で塗るため使用後は拭き取りや、水で洗い流すなどの一手間が必要です。
一方で、足や顔など発汗が気になる場所にも塗布できるため、外出前などには活躍できるアイテムになるでしょう。
おすすめの商品は以下の通りです。
商品名 | メンソレータム リフレア デオドラントクリーム | デオボーテ | Enavis |
---|---|---|---|
成分 | ベンザルコニウム塩化物、イソプロピルメチルフェノール、クロルヒドロキシアルミニウム | クロルヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノールなど | クロルヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノールなど |
価格 | 25g:858円~ | 30g:2,232円~ | 120g:2,980円~ |
特徴 |
・Wの殺菌有効成分でニオイの原因菌をしっかり殺菌 ・たっぷりサイズと持ち運び用サイズあり |
・クリームはベタつかずに、少量で伸びが良い ・パッケージもおしゃれで持ち運びしやすい |
・たっぷり3ヶ月分あり、脇汗や足のムレ、手汗、顔汗、スソワキガなど全身に使用可能 ・外出時用に小型のジャー容器を付録あり ・高い殺菌効果あり |
※2024年8月現在
化粧崩れ防止のために下地の下に仕込ませて使用することもできるため、夏場に化粧する人には嬉しいです。
また、夏場は靴を一日中履きっぱなしでいると足が蒸れて嫌なニオイになるため、足にも使える点はポイントが高いです。
爽快感を味わいたいなら「ウォータータイプ」
ウォータータイプは、メントールを含んだ成分が多いため、爽快感を味わいたい人におすすめです。
他のメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット |
・清涼感を味わえる ・背中や胸元、首元にも使いやすい |
---|---|
デメリット | ・使用後に乾かす時間が必要 |
スプレータイプと同様、身体のさまざまな場所に使用できる点は嬉しいポイントです。
おすすめの商品は以下の通りです。
商品名 | シーブリーズ | ハッピーデオ デオドラントミスト アイスダウン |
---|---|---|
成分 | パラフェノールスルホン酸亜鉛、塩化ベンザルコニウム液、精製水、エタノールなど | イソプロピルメチルフェノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛など |
価格 | 160ml:704円 | 80ml:700円~ |
特徴 |
・8種類の香りが揃っている ・制汗効果と殺菌効果あり |
・制汗・殺菌成分配合で汗とニオイを抑える ・クール感も得られる |
※2024年8月現在
シーブリーズは、汗をかいた後にも使用でき、塗った瞬間肌の表面が-4°まで下がり、冷感は1時間続くと言われています。
また、塗った後も白残りしないため、サラサラの肌をキープできます。
ハッピーデオは、かわいいディズニーのキャラクターが特徴の商品です。
2024年3月にリニューアルされ、今年の夏期間限定で販売されているそうです。
ノンパウダー処方のため、衣服が白くなる心配も入らずに使用できます。
本気でワキガや多汗を治したいなら「医療用制汗剤」が最強
ここまでで、市販や通販で購入できる制汗剤やデオドラントを紹介してきました。
しかし、脇汗の量やニオイは人によるため、市販薬では解決できない場合もあります。
海外で販売されている医療用制汗剤は、市販のものと比較して効果が高く、持続時間も最大で3~5日間程度です。
以下は商品説明です。
商品名 | パースピレックスロールオン |
---|---|
成分 | 変性アルコール、乳酸アルミニウム、塩化アルミニウム など |
価格 | 20ml:2,740円~ |
特徴 | ・ニオイと汗の量を抑える制汗剤で、国際的に認められた試験機関によって臨床的に効果が証明されている |
※2024年8月現在
こちらの商品は、私も5年間愛用していますが、とにかく塗ったあとはびっくりするほど汗をかきません。
夜に使用すると、5日程度は効果が持続するため、汗ジミなど一切気にすることなく使用できます。
使用方法としては以下の通りです。
- 夜、乾燥した肌に製品を塗る
- 乾燥するまで待機(ドライヤーで乾かしてもよい)
- 朝に石鹸と水で洗い流す
少し、通常の制汗剤より手間がかかりますが、慣れるとスムーズにできるようになります。
1週間以内に希望の効果が得られるまでは、毎日の使用をおすすめしており、1週間後は3日に1回のペースで使用しましょう。
値段も、市販の制汗剤よりは少し値段は上がりますが、回数が減ると徐々に使用回数も減るため、お手頃価格です。
ぜひ、気になる方は一度試してみてください。
自分の使用目的に合った制汗剤を選ぼう
制汗剤やデオドラントは、配合成分が異なるため、使用する目的やシーンによって使い分けができます。
ほとんどの製品は、消臭・消臭・殺菌成分が組み合わさっているものが多いです。
購入する前にどのような成分が配合されているのか確認しましょう。
また、制汗剤でも効果を得られない場合は、海外の医療用制汗剤の使用をおすすめします。
驚くほどに高い効果を発揮し、3~5日間は持続効果があるため毎日塗布する必要はありません。
汗の量やニオイがなかなか解決できない方は、一度使用してみてください。