プリリジー配合ステンドラの作用メカニズムを徹底解説|入手方法や特長も紹介

「プリリジー配合ステンドラってどんな薬?」
「陰茎が立たない原因は?」
このような疑問を持っている人は少なくないのではないでしょうか。
本記事では、プリリジー配合ステンドラが早漏やEDに対して効果を発揮するメカニズムを徹底解説。
入手する方法や副作用、特長についても紹介します。
本記事を読めば、プリリジー配合ステンドラや早漏・EDについてよくわかります。
興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
プリリジー配合ステンドラとは?
プリリジー配合ステンドラとは、早漏治療薬であるプリリジーとED治療薬であるステンドラを組み合わせた薬剤です。
早漏とEDを併発している人は少なくないですが、プリリジー配合ステンドラならばいずれも治療できます。
プリリジーは、2009年にヤンセン製薬(ベルギー)により開発されました。
2024年9月現在の日本国内では未承認であるものの、欧米を中心に世界の各国で使用されています。
ステンドラは、田辺三菱製薬(日本)により開発され、VIVUS社(アメリカ)により製造・販売されている薬剤です。
ED治療薬として有名なバイアグラ・レビトラ・シアリスの後に開発されたため、「第4のED治療薬」として知られています。
こちらも2024年9月現在の日本国内では未承認であるものの、世界中で広く使われています。
同一の効果を有するジェネリック医薬品も開発されており、メジャーなED治療薬の一つと言えるでしょう。
早漏とは?
早漏は、国際性機能学会のガイドラインにて以下のように定義付けられています。
「挿入後1分以内に射精してしまうこと」または「男女ともに満足できる時間まで挿入時間がコントロールできないこと」
すなわち、満足のいく性行為をできているか否かが判断基準となるのです。
早漏を抱えている男性は少なくありません。
2017年にTENGAヘルスケアが実施した調査によると、成人男性の約3.5人に1人が早漏であることが判明しました。
早漏は決して珍しい悩みではなく、ありふれた悩みなのです。
早漏の原因として、主に心因性・過敏性・衰弱性が考えられています。
具体的な理由は以下の通りです。
心因性 | 性行為に対する不安や日常生活のストレスなどで交感神経が活発化するため |
---|---|
過敏性 | 陰茎や周囲の皮膚の神経が過敏になるため(10~20代に多い) |
衰弱性 | 加齢や運動不足で筋力が低下し、射精をコントロールできなくなるため |
実際には、これらの要因が混合して早漏となっているケースも多いです。
プリリジーが早漏に作用するメカニズム
プリリジーは、主に心因性の早漏に対して効果を発揮します。
一方、過敏性や衰弱性が主な原因となっている早漏に対しては、効かない可能性も考えられます。
そんなプリリジーのメカニズムを理解するうえで、カギを握る物質が「ノルアドレナリン」と「セロトニン」です。
私たちは興奮状態や緊張状態になると、体内でのノルアドレナリン濃度が上昇します。
そして、ノルアドレナリン濃度が高い状態は射精を引き起こしやすいのです。
一方、セロトニンには興奮や緊張を抑える働きがあります。
そのため、セロトニンの作用が強くなるとノルアドレナリン濃度の上昇が抑えられ、早漏の改善に繋がるのです。
ここから、セロトニンがどのように情報伝達しているかを見ていきます。
私たちの体内には「ニューロン」という神経細胞があり、様々な情報を伝達しています。
そして、複数のニューロンの間で「興奮や緊張を抑える」という情報を伝達するために必要となるのがセロトニンです。
伝達元のニューロンから放出されたセロトニンは、伝達先のニューロンに取り込まれることで情報を伝えます。
また、伝達元から放出されたセロトニンの一部は伝達先に取り込まれずに、伝達元に再び戻ってきます。
例えるならば、ニューロンAという島からニューロンBという島に情報を届ける際、セロトニンが橋を渡ってAからBに向かっているイメージです。
また、橋を渡っているセロトニンの一部は、Bに向かう途中でUターンをしてAに戻ってきます。
ここで登場するのが、プリリジーに含まれる有効成分の「ダポキセチン」です。
ダポキセチンには、セロトニンが伝達元に戻ってくるのを阻害する働きがあります。
先ほどの例えで表現すると、Aに戻ってくる一部のセロトニンを追い返し、ちゃんとBに向かうように促しているイメージです。
伝達元に戻ってくるセロトニンの量が減少すると、セロトニンの情報を伝達する作用が強くなります。
その結果、過剰な興奮や緊張が抑制され、早漏の改善に繋がるのです。
EDとは?
2017年12月に刊行されたED診療ガイドライン(第3版)によると、EDの定義は以下の通りです。
満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続/再発すること
EDはその原因から、以下の3つに分類されます。
器質性 | 身体的な原因によりEDになる(例:勃起に関わる神経・血管の障害や陰茎の形態的な異常があるなど) |
---|---|
心因性 | 心理的な原因によりEDになる(例:性行為への不安、パートナーとの関係悪化など) |
混合性 | 身体的な原因と心理的な原因が混合している |
これらのうち、ED患者のほとんどが混合性EDに該当すると報告されています。
実際の治療は、主な原因が器質性と心因性のどちらであるのかで分類して進められます。
EDのリスクとなり得る因子として報告されているのは以下の通りです。
- 加齢
- 糖尿病
- 肥満と運動不足
- 心血管疾患および高血圧
- 喫煙
- テストステロン(いわゆる男性ホルモン)
- 慢性腎臓病と下部尿路症状
- 神経疾患
- 外傷および手術
- 精神疾患
- 薬剤(降圧薬や抗うつ薬、前立腺肥大症治療薬、非ステロイド性抗炎症薬など)
- 睡眠時無呼吸症候群
これらのうち、加齢が最も大きなリスク因子だと考えられています。
また、他のリスク因子もありふれた疾患ばかりです。
ステンドラがEDに作用するメカニズム
EDの状態やステンドラの作用メカニズムを把握するためには、「cGMP」と「PDE5」という2つの物質について理解する必要があります。
詳しく見ていきましょう。
私たちが勃起してそれを維持するためには、陰茎内の「海綿体洞内」という場所に十分な血流が届けられなければなりません。
また、海綿体洞内へ流れ込んでいる血管を「ラセン動脈」と言います。
ここで、cGMPにはラセン動脈を構成する筋肉である平滑筋を弛緩させる働きがあります。
その結果、ラセン動脈が拡張し、十分な血流が海綿体洞内に流れ込むのです。
一方、PDE5にはcGMPを分解する作用があります。
すなわち、勃起を抑制する働きを持っているのです。
しかし、EDでなければcGMPの産生がPDE5による分解を上回っているため、勃起が成立しています。
ここまでが正常な勃起のメカニズムです。
ED患者の場合はcGMPの産生が少ないという状態に陥っています。
その結果、PDE5による分解がcGMPの産生を上回っているため、勃起が成立・維持しません。
ここで登場するのが、ステンドラに含まれる有効成分のアバナフィルです。
アバナフィルには、PDE5によるcGMPの分解作用を阻害する働きがあります。
その結果、cGMPの産生が少ない状態でも十分な量が保たれます。
そして、ラセン動脈がしっかり拡張して海綿体洞内へ血液が流入し、勃起が成立・維持されるのです。
プリリジー配合ステンドラを入手する方法
日本国内の一般的なドラッグストアや薬局では、プリリジー配合ステンドラは購入できません。
そのため、個人輸入代行サイトを利用して通販で購入するか、専門に扱っているクリニックを受診する必要があります。
通販で購入する場合は、プリリジー配合ステンドラのジェネリック医薬品なども手軽に入手可能です。
効果に関する口コミや体験談なども参考にして選びましょう。
一方、クリニックを受診すれば医師による的確な診断・治療を受けられます。
早漏治療薬やED治療薬をはじめて使用する場合は安心できるでしょう。
プリリジー配合ステンドラの副作用
プリリジー配合ステンドラでは、以下のような副作用が生じる恐れがあります。
- 動悸
- 血圧低下
- 頭痛
- ほてり
- 鼻閉
これらの症状が出た際は、悪化を防ぐためにも使用を中止しましょう。
ステンドラと他のED治療薬との比較
ステンドラと、代表的なED治療薬のバイアグラ・レビトラ・シアリス・ザイデナを比較していきます。
勃起力 | 効果発現時間 | 作用時間 | 食事の影響 | 副作用 | |
---|---|---|---|---|---|
ステンドラ | 強い | 15~40分 | 3~6時間 | 受けにくい | 出にくい |
バイアグラ | 強い | 30~60分 | 3~5時間 | 受けやすい | 出やすい |
レビトラ | 強い | 15~40分 | 5~8時間 | 受けにくい | 出やすい |
シアリス | 弱い | 1~4時間 | 30~36時間 | 受けにくい | 出にくい |
ザイデナ | 普通 | 30~60分 | 11~13時間 | 受けにくい | 出にくい |
ステンドラの特長は、勃起力が強いにもかかわらず副作用が出にくい点です。
硬さを求めつつも安全性も重視したい人におすすめできます。
早漏・EDに関するQ&A
早漏・EDに関してよくある質問を紹介します。
ここで疑問を解消しましょう。
Q.中折れは痛い?
中折れとは、性行為中に陰茎が萎えてしまう症状のことですが、痛みはありません。
Q.糖尿病だと性行為できないのはなぜ?
糖尿病患者のED率は高いことが報告されています。
なぜなら、糖尿病では全身の血管に動脈硬化が生じ、ラセン動脈の拡張が抑制されるためです。
また、糖尿病による神経障害も原因の一つと考えられています。
Q.勃ちが悪くなる年齢は?
30代後半~40代前半頃から、勃起力の弱さを感じ始める人が多いようです。
個人差は大きいため、もっと若い頃から勃起力が弱くなる人も少なくありません。
まとめ:プリリジー配合ステンドラで早漏とEDを治療しよう。
プリリジー配合ステンドラは、早漏治療薬のプリリジーとED治療薬のステンドラが組み合わさった薬剤です。
プリリジーにはダポキセチンが、ステンドラにはアバナフィルが有効成分として含まれています。
ステンドラには、他のED治療薬と比較して強い勃起力と安全性を両立しているという特長があります。
副作用には気を付けつつ、プリリジー配合ステンドラで早漏とEDを治療しましょう。