非オピオイド鎮痛薬

代表的な非オピオイド鎮痛薬

非オピオイド鎮痛薬は、痛みを和らげるために広く使われている薬です。
オピオイド系の薬とは異なり、依存性が低いのが特徴です。
多くの人が日常的に使用している市販の痛み止めの多くが、この非オピオイド鎮痛薬に含まれます。

非オピオイド鎮痛薬には様々な種類がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。

  • アセトアミノフェン
    風邪薬や頭痛薬によく含まれているこの薬は、比較的副作用が少なく、子どもから高齢者まで幅広く使用されています。
    熱を下げる効果もあるため、解熱鎮痛薬としても知られています。

  • イブプロフェン
    炎症を抑える効果があり、関節痛や筋肉痛によく使われます。
    生理痛にも効果があるため、多くの女性に愛用されています。

  • アスピリン
    古くから使われている薬で、痛みや熱を抑える効果があります。
    また、血液をサラサラにする作用もあるため、心臓病や脳梗塞の予防にも使用されることがあります。

非オピオイド鎮痛薬の使い方

非オピオイド鎮痛薬は、軽度から中等度の痛みに対して効果を発揮します。
例えば、頭痛、歯痛、筋肉痛、関節痛、生理痛などに使います。
多くの場合、市販薬として薬局で購入できますが、症状が重い場合や長期使用が必要な場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。

使用する際は、必ず用法* 用量を守ることが大切です。
効果が感じられない場合でも、勝手に量を増やしたり、他の薬と併用したりすることは避けましょう。
特に、異なる種類の非オピオイド鎮痛薬を同時に使用すると、副作用のリスクが高まる可能性があります。

また、アルコールと一緒に服用すると、胃への負担が増えたり、肝臓に悪影響を与えたりする可能性があるため、注意が必要です。

非オピオイド鎮痛薬の副作用

どんな薬にも副作用はありますが、非オピオイド鎮痛薬の多くは、比較的安全性が高いとされています。
しかし、長期間使用したり、大量に服用したりすると、様々な副作用が現れる可能性があります。

よくある副作用には、胃腸障害(胃痛、吐き気、胸やけなど)があります。
特に、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、胃に負担をかけやすいため、空腹時の服用は避けた方が良いでしょう。

持病がある場合や他の薬を常用している場合は、非オピオイド鎮痛薬を使用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。

また、市販薬を選ぶ際は、パッケージの説明をよく読み、自分の症状や体質に合っているかを確認しましょう。