α・β遮断薬

α遮断薬の特徴と緑内障への効果

α遮断薬は、血管を広げる働きを持ち、血圧を下げる効果があります。
この効果によって血液の流れが改善されますが、緑内障の治療にも利用されます。
緑内障は、眼圧の上昇によって視神経がダメージを受ける病気です。
α遮断薬は、眼圧を下げることで視神経への負担を軽減し、緑内障の進行を防ぎます。

α遮断薬には、血圧や眼圧を下げること以外にも以下のような働きがあります。

  • 前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善
  • 糖や脂質の代謝の改善

α遮断薬は、主に内服薬として使用されますが、緑内障の治療では点眼薬として用いられることが一般的です。
内服薬は、医師の指示に従って決められた時間に服用しますが、点眼薬の場合、以下の点に注意してください。

  • 一日に数回、定期的に点眼
  • 点眼後は目を閉じて安静にする
  • 他の点眼薬と併用する場合は、時間を空ける

点眼薬の使用法は、患者ごとに異なるため、医師の指示をしっかりと守ることが大切です。

β遮断薬は心不全などにも効く

一方β遮断薬は、心臓や血管に作用して心拍数を減少させる薬です。
心臓の負担を軽減し、心不全患者は少量からスタートします。
β遮断薬も内服薬が一般的ですが、緑内障治療では点眼薬として利用されます

点眼薬としてのβ遮断薬は、特定の時間に定期的に点眼し、眼圧を管理します。
内服薬と異なり、点眼薬の副作用は少ないですが、目の乾燥やかすみなどの症状が現れることがあります。

α・β遮断薬の併用は、両方の受容体を同時にブロックすることで、高血圧や心臓病の治療に加えて、緑内障患者にも点眼薬として使えます。

使用時の副作用

α・β遮断薬を使用する際には、いくつかの注意点があります。
以下の点に留意してください。

  • 充血
  • 結膜炎
  • かゆみ
  • 異物感

目に限った副作用がほとんどで、全身に及ぶ効果にはそこまで心配する必要はありません。
ただし、稀に気管支喘息や気管支の痙攣、動悸、不整脈などを感じる患者がいるので、その場合は医師との相談が必要です。

緑内障の予防方法

緑内障は視神経がダメージを受ける病気で、早期発見と予防が重要になってきます。
以下の方法で緑内障の予防に努めましょう。

  • 定期的な眼科検診
    緑内障は初期には症状が現れにくいため、定期的な眼科検診が必要です。
    特に40歳以上の方は、1年に1回の検診を受けることをおすすめします。

  • 眼圧の管理
    緑内障の主なリスク要因は高眼圧です。
    定期的な眼圧測定と、必要に応じた治療を受けることで、緑内障の進行を防げます。

  • 生活習慣の改善 バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることで、全身の健康を維持し、眼圧の上昇を防ぎます。
    特にビタミンA、C、Eを含む食材は目の健康に良いとされています。