副腎皮質ホルモン薬(点眼)

副腎皮質ホルモン薬(点眼)の使用例と効果

副腎皮質ホルモン薬は、炎症やアレルギー反応を抑えるために使われる薬です。
副腎皮質ホルモンとは、ステロイドのことです。

目の病気に対しては、特に炎症を鎮めるために点眼薬として利用します。
眼科領域での代表的な使用例には、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などがあり、副腎皮質ホルモン薬は、目のかゆみや赤みを迅速に軽減する効果があります。

副腎皮質ホルモン薬の点眼薬は、医師の指示に従って使用するようにしましょう。
一般的には1日数回、決まった時間に点眼します。
使用量や回数は、症状の程度や医師の指示によって異なります。

副腎皮質ホルモン薬の点眼は、以下のような効果が期待できます。

  • 目の炎症を迅速に抑える
  • かゆみや赤みの軽減
  • 結膜炎や角膜炎の症状改善
副腎皮質ホルモン薬の商品

点眼薬としての副腎皮質ホルモン薬には、以下のような薬があります。

  • プレドニン
  • オルガドロン
  • サンテゾーン
  • フルメトロン オドメール
  • リンデロン

抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、症状を改善していきます。

結膜炎はどんな病気?

結膜炎は、目の結膜(白目の部分とまぶたの内側を覆う薄い膜)が炎症を起こしている状態です。
結膜炎は、細菌やウイルスの感染、アレルギー、物理的な刺激などが原因で発症します。
症状には、目の赤み、かゆみ、涙が多く出る、目やにが増える、異物感などがあります。
いつもと違う症状が出たら、家族や周りにうつさないよう注意しなければいけません。

ウイルス性結膜炎は、特に感染力が強く、家庭や学校などで広がりやすいです。
一方、細菌性結膜炎は、抗生物質の点眼薬で治療することが多いです。
アレルギー性結膜炎は、花粉や動物の毛などアレルゲンによって引き起こされ、抗アレルギー薬で治療します。

家族や自分が結膜炎になったら、手洗いや目をこすらないようにし、タオルやハンカチを共有しないようにしましょう。
感染が疑われる場合は、速やかに眼科を受診し、治療を受けてください。

使用時のポイント

副腎皮質ホルモン薬の点眼薬を使用する際には、以下のポイントを守りましょう。

  • 手を清潔に保つ
    点眼する前に手をよく洗い、清潔に保ちましょう。

  • 点眼後の目を触らない
    点眼後は目をこすったり触ったりしないようにしましょう。

  • 他の点眼薬との併用
    他の点眼薬を併用する場合は、医師に相談し、指示に従って使用しましょう。

これらのポイントを守ることで、副腎皮質ホルモン薬が正常に作用し、症状が改善します。

副腎皮質ホルモン薬(点眼)として使われる医薬品成分

グリセリン
グリセリンは、化粧品や医薬品、食品など幅広い分野で使用される成分です。無色透明で粘性のある液体で、甘みを持っています。その保湿効果や安全性から、多くの製品に含まれています。 グリセリンは、化学的には多価アルコールの一種です。水に溶けやすく、吸湿性が高いという特徴があります。この性質により、グリセリ...